5月11日のブログで触れたが、ASC の M64 クラスタ(Itanium 2 1.3GHz, メモリ 16GB)の 8 ノードを用いて解いていた最大規模の SDP(量子化学の T2Prime 条件が付いた水分子(H2O)の基底状態でのエネルギー計算)の実行がやっと終了した。実行時間は 2060237秒(23.8日)である。特殊の構造を持たない(rank 1 など) SDP では、世界最大の大きさの SDP であり、SDPARA の世界記録更新になった。解の精度も良いようだ。
また 17日のブログに MPICH2 の方が MPICH よりも遅くなっていると書いたが、あるクラスタ計算機だけで、その他のクラスタ計算機では MPICH2 の方が速かった。さらに64bit でコンパイルした MPICH2 の方が、32bit でコンパイルした MPICH2 よりもわずかながら速かった。あるクラスタ計算機だけで結果が反対になる理由は調査中だが、まずは世間で言われているような結果になった。ひょっとして Opteron だと遅くなるのだろうか?
また 17日のブログに MPICH2 の方が MPICH よりも遅くなっていると書いたが、あるクラスタ計算機だけで、その他のクラスタ計算機では MPICH2 の方が速かった。さらに64bit でコンパイルした MPICH2 の方が、32bit でコンパイルした MPICH2 よりもわずかながら速かった。あるクラスタ計算機だけで結果が反対になる理由は調査中だが、まずは世間で言われているような結果になった。ひょっとして Opteron だと遅くなるのだろうか?