Happyのひとりごと

ECCジュニア幕張ベイタウン教室の先生、はっぴーのブログです

『はっぴー』って・・・

2009-03-06 08:25:09 | Weblog
卒業式シーズンですね~。毎年卒業生は出るわけなんですが、自分の子供も卒業、ということもあり、ちょっとセンチメンタルなかんじです。

加えて、今年の6年生といえば、私がこの仕事を始めたときの1期生が多いんですよね。彼らが幼稚園の年中だったころ、始めて出会ったのですから。

喜怒哀楽、いろんな表情を見てきました。
背が伸びて、声変わりしつつあり、どんどん成長して行くんだなあ・・・。

小6とか、中3の年が、ひとつのターニングポイントになっていて、このまま引き続き学習してくれる子、やめていく子、といるのですが、どんな方向に進もうと、頑張ってほしいと思います。

中学生になっちゃうと、とたんに、『はっぴー』って呼んでくれなくなるのも寂しいけどね。←男の子はとくに。先生・・・になっちゃうし。


そうそう、5年生のときに途中から入ってきた男の子がいるのですが、私は彼のことがすごく気になってました。なんというか、心を開いてくれなかったとこがあって、毎回レッスンでも残念だな・・・って思ってました。

6年生になる頃に、60分から100分のクラスにトライしてみませんか?とお母さんに話を持ちかけたところ、チャレンジしてくれることになり、去年の4月から100分クラスで学習してきました。5月、6月くらいからかな、彼に変化が見られました。毎回まじめに取り組んでくれるようになったんです。

おうちでの声かけもあったのかな。

わたしが思い当たることといえば、読み書きのレッスンで、ある1冊の本を、彼が上手に読み上げたときに、クラスのみんなが『お~っ!!すげえ!!』と声を上げたこと。小学校は違うし、まだまだお互い親しくはなかったけれど、同い年の男の子たちに褒められて、なんともくすぐったいような表情をしてましたが、そのころから彼は変わりました。

読み書きの、『書き』のレッスンでは、たくさんの問題があるのですが私はひとつひとつみて、最後の大きくひとつだけ、○をつけます。そのときに、かならず『パーフェクト!!』などと声かけしながら。そうすると、生徒さんは『よっしゃー、天才!』とか、『キター!!』などと言いながら次の問題へステップを進めます。

先に出てきた彼も、『よっしゃー。』などと言いながら嬉々としてライティングに取り組んでくれています。

自然に心を開いてくれて、信頼関係が生まれて、学習意欲につながるという形を作って行くのは、カンタンではありません。小さい子達ならもっと容易にできるのですが、小学高学年ともなると、時間がかかります。彼との出会いは、そういうことを実感させられましたし、結果的にすごくよい方向に動いてよかったな、と感じています。

そして、去年の11月頃から、彼がはじめて私のことを、少し照れながらも『はっぴー』って呼んでくれるようになったのが、とてもうれしいのです