齋藤大悟 : Daigo Saito

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おくのほそ道と象潟

2017年06月13日 | イベント

 

 

 

 にかほ市象潟郷土資料館では、「おくのほそ道と象潟」と題して、芭蕉が訪れた当時の象潟の風景や、人々の生活に迫る展覧会が開かれています。また、象潟出身の木版画家・池田修三氏の作品展も併せて開かれています。地元ということで、中学時代にはずいぶんと松尾芭蕉のことを教わり(ほとんど忘れましたが・・・)、池田修三氏の作品は幼い頃から身近にあったものでした。郷土の歴史や文化、芸術に触れることで、自分自身の立ち位置が自然と見えてくるように感じられました。 

 当時の象潟は、海に無数の島々が浮かぶ屈指の景勝地でしたが、大地震の影響で陸地となり、現在の形になったと言われています。その中で唯一、芭蕉が見た風景と今も変わらないものは、象潟から見る美しい日本海の風景ではないかと思います。この象潟海岸を歩いた芭蕉も、もちろんその風景を見たことでしょう。私も今、この海岸に立っていることを考えると、時間の経過を越えて共有できるものがあり、不思議とロマンを感じてしまいます。
 そして、池田氏の作品には、幼い頃は少し怖いイメージがありました。きっと、その「瞳」によるものだったのでしょうか。世の善悪様々なものに対する池田氏の視線が、作品に描かれる子供たちの瞳を通して純化されているよう感じられるのです。その他、象潟と北海道の交易やアイヌから伝わった衣服のことなど、当時の船や象潟の庶民の暮らしぶりなども模型を使って常設展示されています。静かにゆっくりとご覧になれますので、お近くにおいでの際はぜひお立ち寄り頂ければ幸いです。

 

 

 

 

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