いわき・うぶすな広場だより

セカンドライフの生き方を書いています。

216年前・いわきの行事・・・寛政十一年農家年中行事より

2015-05-04 09:03:39 | なるほど歴史塾

庭の「サツキ」続々咲き始めました。


いのしし宅でも一番古くからあります。
昨年までは2番目でしたが、
古木が枯れてしまいました。


平成21年8月に現代訳しました。
今から
216年前のいわきの1月から12月までが書かれています。

寛政十一年農家年中行事より

216年前・5月のいわきを
長谷川安道さんが書きましたものから。
(私達の「なるほど歴史塾」が現代文に訳したものから)

一.入梅は、
  立春より百三十五日目、麦は、これよりは実が入らない。

 色付き次第刈り伏せ、運び扱き、収納すべきである。

 もしも、雨天が続けば、畝に刈りたおした麦から芽が生えてしまって
 
  収納できず難儀したことも前に数度あった。

一.五月五日は、

  軒に菖蒲(しょうぶ)、蓬(よもぎ)を葺き、柏餅・ちまきなどをこしらえ、

  男子の節句とて、

  大小の旗・幟(のぼり)、槍、長刀などを立て祝事をする。

 又、舅(おじいさん、おばあさん)にあいさつをするのはいつもの通りだ。

 朝のうち働き、

 ただし田のしごとは(10時すぎても)遠慮しないで働くというのが

 当国の風(くにぶり:地方の習慣)である。

 又、今日より浴衣、惟子(かたびら)を着るようにする。

 これも間に合わないのは、女房の恥である。

一.五月六日は、

 雷公の歳越しといって働き(農作業)をやめて遊ぶ所もある。

  これは俗説かそのわけは知らない。

 今月中は、田植えが盛んでいつ、夜七つ時より晩六つ(午後4時~午後6時)すぎまで、

 男女共働かなくてはならない。

 朝四つ(午前10時)前は働くことだ。

 一年中の飯料を植えることを始めを積立といい、しまいを早苗振(さなぶり)という。

 麦こわ飯に、にごり酒、家ごと・門ごと農家の賑わいでめでたいこと。

 小さなぶり・大さなぶりとて、

 髪を整え月代を剃り遊びといえども油断あれば、

 挽分に遅れ不作になってしまうものである。

 天気次第にて、揚げを麦結束し、やぶ切りをしなければならぬ。

 中でも、瓜・茄子・木綿・早(わせ)小豆などもっぱら手入れを急ぐべきだ。

 田植えの祝いは、親類、近所隣りあわせまで、失礼のない付き合いをすることである。

一.伯楽が来て、馬の治療をする。

 庭前に、酒を買って馬持ちの者が酒盛りをする。

  農中の苦患を忘れて雑談をするのである。

 と
二百十五年前のいわき・五月の行事等を
書いています。

五月五日の男の子のお祝いも
この時代にも行われ

現在まで続いているのが日本のすごいところ。
世界に誇りたい行事の一つです。


日本人としての誇りを
持てる瞬間です。

日めくりカレンダーより

☆男は、無口なくらいが
 ちょうどいい
  
山梨県 主婦の方

3歳になっても言葉が出ない息子に
焦りを感じ始めていた時
偶然お会いした恩師に言われた言葉だそうです。
それ以来
不安になっても「これくらいでちょうどいい」
と思えるようになりました。

経験に学ぶのは大事なことですね。

何とかパソコンも動くようになりました。

 

 

 

コメント
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