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マクロ経済学: 為替レート

2020-02-23 07:41:27 | 日記

マクロ経済学基礎 目次

 

一般に為替レートは以下の三要因によってきまると言われています。

(1)経常収支

貿易収支(財・サービス)や所得収支(利子・配当等)がプラスになれば、自国通貨への需要が増し、自国通貨の為替レートは高くなります。

(2)金利

2国間の金利に差があれば、金利の高い国の通貨は買われ高くなります(金利は下落)。反対に、金利の安い国の通貨は売られ高くなります(金利は上昇)。

(3)物価水準

例をあげると、オレンジジュース1本の価格がアメリカで1ドル、日本で100円なら1ドル=100円です。

日本でインフレが進み、オレンジジュースが110円になったら1ドル=110円(円安)になります。

 

※マーシャル=ラーナーの条件

自国通貨が安ければ貿易収支はプラスになる、というのはいつも成りたつわけではないという議論です。

輸出には有利ですが、輸入には不利だからですが、以下の関係になります(自国通貨安)。

① 両国の輸入需要の価格弾力性の和>1 ⇒ 貿易収支 ↑ 

② 両国の輸入需要の価格弾力性の和=1 ⇒ 貿易収支 →

③ 両国の輸入需要の価格弾力性の和<1 ⇒ 貿易収支 ↓

 

①が自国通貨安⇒貿易収支 ↑ のための条件で、「マーシャル=ラーナーの条件」と呼ばれます。

イメージしにくい内容なので、例をあげてみます。

①の例: 両国の輸入需要の価格弾力性がともに1

   ⇒ 自国の輸出量 ↑・輸出額 ↑、輸入量 ↓・輸入額→ ⇒ 貿易収支 ↑

③の例: 両国の輸入需要の価格弾力性がともに0

   ⇒ 自国の輸出量→・輸出額→、輸入量→・輸入額 ↑ ⇒ 貿易収支 ↓

 

※Jカーブ効果

マーシャル=ラーナーの条件が満たされていても、為替レートの変化(=価格変化)に対する数量調整に時間を要する場合、短期的には貿易収支が悪化します。

貿易収支を時間軸のグラフで示すといかのとおりJの文字に似ていることから「Jカーブ効果」と呼ばれます。

 

 

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