Science avec patience

L'automne deja!(Rimbaud)

キノコ文学というジャンル

2011-02-06 21:28:49 | 文芸
『キノコ文学大全』
(こちらに秀逸な紹介:http://pliocene.seesaa.net/article/112749532.html
『キノコ文学名作選』
なる本が立て続けに出ていたらしい。

著者・編者ともに飯沢耕太郎氏。



 そしてここでやや強引に結びつけてしまえば、文学とは本来そのような「中間性」の領域で働くべきものなのではないだろうか。分類され、定義づけられ、がんじがらめに固定された世界の隙間に入り込み、思ってもみなかったもの同士を結びつけ、そこに見えない流れを作り出していく。生と死を媒介し、生の中に死を、死の中に生を育てあげていく。それはまさしく、自然界におけるきのこたちの役割と同じなのではないか。となると、ここになんとも奇妙な結論が導き出されてくる。すなわち――文学はきのこである。あるいは、きのこは文学である。
(すみません孫引きです)






うおーなんたることだ。
同じことを考えていたヒトがいたとは。
僕にとって「キノコ系」とは「肉食」「草食」あるいはジェンダーそのものの
「カテゴリー」自体に異を唱えるものなのだ。
「わたしは花火師です」といったフーコーさながらに。


うーむ。キノコ文学。僕もそのムーブメントに加わりたい(爆)

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