Cinnamon Orange

デジタル一眼レフカメラで撮影する信州の風景

ここはどこ?~はるか彼方との交信~

2010-10-15 01:21:05 | 写真
お久しぶりです。相変わらず家ごもり?の日々、
写真もほとんど撮っていないのですが元気でやっております。

何ヶ月かぶりにあるところに出かけて参りました。

りんどうが沢山咲いています・・・ここはどこ?


背景の人工物も入れて・・・これで場所が分かったらあんたはエライ!



こんな看板がくっついているところ


臼田宇宙空間観測所です。



何処コレ?というあなた、分からなくて当然でございます。
私も4ヶ月前までは知りませんでしたから。

今年6月に「はやぶさ」という小惑星探査衛星が地球に帰還してちょっと話題になりました。
「イトカワ」という小惑星に着陸し、サンプルを採取(現在中身を調査中)して地球に戻ってきた衛星です。
その「はやぶさ」をはじめとして、日本が打ち上げている衛星(主に惑星探査機)と交信をしているアンテナです。

「はやぶさ」は地球の大気圏突入時に燃えたので、現在は運用を終了していますが、
2003年に打ち上げられ、数々のトラブルに見舞われながらも運用チームの努力により今年6月に7年ぶりに地球に帰ってきました。
興味のある方、詳しくはJAXAのHPでどうぞ。
http://www.jaxa.jp/projects/sat/muses_c/index_j.html

さてさて、この物語について色々と聞くうちに
どうも隣の市に「はやぶさ」と交信していた、このアンテナがあることを知り
そんなこんなで自分もにわか「はやぶさ」ファンになったのです。

アンテナの場所としては八ヶ岳山麓、ということで最初は野辺山の国立天文台と勘違いしていたのですが
違う所で、撮影によく行った白駒池や八千穂高原の尾根を隔てたところ・・・というあたりの位置です。
(gooブログは地図は貼り付けられないのかな?)
ちなみに「深宇宙」と呼ばれる空間(地球の大気圏の外ということらしい)と交信できる
アンテナは世界で5基しかないとのことです。

64メートルの直径ですので、近くでみるとかなり迫力があります。


後ろ姿もカッコイイ。ちなみに建物のように見えるところに色々と計器類が入っているらしい。




敷地内の研究棟です。ここで衛星から受け取った信号を変換したり、
衛星の運用の本部がある、相模原市のJAXAの施設間とデータのやりとりしているそうです。



ちなみに小さいですが見学施設もあります。


こちらがアンテナに使用されているパネル。1500枚貼り付けてあるそうです。



そのほかに、施設内に太陽系の惑星の模型が配置されています。

これが太陽で


これが地球と月・・・見えますか~?


見学施設内では映像も見られます。
3本見ましたが、なかなか面白く、結局全部で2時間もいてしまいました。


そうそう、見学者バッジはこれでした。ちゃんとリンドウがデザインされていて、ちょっと感動。



ところで途中で埼玉からの若い女性二人が入ってきて、エライ盛り上がってました。
5つ上の写真の模型(たぶん月探査機)を観て「キャー!」と興奮してたのですが、
・・・もしかしていま「宇宙ガール」って流行ってます??

カメラ:S5Pro&F100fd

※これでしばらくぶりの記事を終了いたします。次まではたぶんめちゃくちゃ間が空くかと思いますm(__)m