ネックの合わせ込みからヒール整形、接着まで終わらせました。基本的に今回は装飾をしませんが、ヒールキャップだけはプロテクターとして欲しいので装着します。材はイエロー・シダーのバール(瘤杢)です。数年前にLMIのクリアランスセールで購入したまま使い道が無くて眠っていた材です。
で、なぜイエロー・シダーを使うかというと、塗装すると明るいオレンジに変色するから・・・、つまり、マンゴーの果肉とよく似た色合いだからなのであります。ちょっとしたお遊び要素ですね。写真は素地状態なので、黄色いままです。杢はバーズアイを避けてプレーンに、しかし色ムラは活かす様にしてあります。とはいえ爪くらいの小さな部分なので、あまり拘ってもアレなんですけどね。
ナット、サドルの合わせも終わって、調整待ちの状態です。指板のサイドポジションはアバロンにしました。左側のドットの柄が潰れてしまったのが残念。ほんの僅かなサンディングで一瞬にして柄が変化してしまう事があるので仕方無いのですが。
なんのためのプロテクト?おせーて。
ヒールより先にぶつかるとこなんていっぱいあるじゃん、
なんてのは、この際ナシで。w
バインディングも立派なプロテクターだと思うけど、あれは音に影響あるのかな。
と言うのは,ハワイ製の通常モデルはバィンドィング無しが圧倒的に多いのね。
勿論、ヒールキャップなんかも付かないよ。
何を使うとどうなる、というのはここでは触れませんけども。
バインディング無しが多い主な理由は、絶対に必要な装備ではないということ、
そして生産性を上げる為とコストを下げる為だと思います。
ですからレギュラーモデルでバインディング付きは皆無に等しいと思います。
例えばカマカのデラックス系やGストのカスタムは高価なのでバインディングが付いてますね。
それでもトップ側のみで、ヒールキャップはありません。
しかし個人製作家の作品や小規模生産品の様な物になると、両面バインディングやヒールキャップの装着率がグンと上がります。
この辺の対比を見れば、「あー、そうね」となんとなく解る気がしますね。