schuntama Ukulele

Eile mit Weile.

首(直訳)

2010-01-29 23:30:50 | Works in Progress


2本のマホガニー・ネックにヒールブロックを接着中です。手前がS子さんの12フレット・ジョイント仕様、奥がK子さんの14フレット・ジョイント仕様です。シャッフルしたら、どっちがどっちか分かりませんな。Hさんのメイプル・ネックはワンピなので、この接着業務はありません。この違いは単純に材料取りの都合による差ではありますが・・・、硬質なメイプルに比べて柔らかなマホガニーには、積層ヒールで強度を上げる事も理に適っているかと思います。


 

ここでおもむろにヘッドプレート(突き板)を製作いたします。コアについてはトップ/バックを切り抜いた余り材から材料取りします。こうすることで、ボディとヘッドの木目や色合いを揃える事が可能になります。なにしろボディと同じ材ですから、これ以上のマッチングはありえないでしょう。・・・と、メイプルの方は? こちらはヘッドプレートが取れるほどの余りが無かったので、ヘッドプレート材として調達した板を使用します。ボディと同じく、カーリーのヨーロピアン・メイプルです。メイプルは他の樹種と比べると均質な傾向ですから、違う丸太から切り出した材でも木目、杢目、色合いが合わせやすいというメリットがあります。(あくまでも比較的、です) ということで、メイプルのヘッドプレートは贅沢に1枚取り、杢目が整っている部分を選んで採用いたします。




それでは、コアの2セットをブックマッチ・グワシ。
ところで、Hさんのネックだけ捗っている様に見えますが・・・、先述の通り、これは材の都合によるところが大きいだけです。マホガニーに比べて硬い分、むしろこれからが大変なのでございます。