【日本総研レポートより】タイ経済動向

　４～６月期のタイの実質ＧＤＰ成長率は前年比４．２％と、前期の同０．４％から大幅に回復した。大洪水の影響からほぼ脱したといえる。しかしながら、欧州危機の影響が広がっており、年末にかけて景気は減速する可能性が高い。
　今後も内需が景気を支える展開になると予想されるものの、９月の消費者信頼感指数が７７.０ポイントと３カ月連続で前月を下回っており、楽観は許されない。
　このようななか、インラック政権は、農民向け所得保障策（高値買い上げ制度）を強化している。
　農民向け所得保障策について、インラック政権は、格差是正や欧州危機の影響の軽減を目的とするものであると強調しているが、野党は、支持基盤強化を目指す「バラマキ財政」であり、市場の機能をゆがめるものと批判している。
（日本総研アジア・マンスリー１１月号）

　アメリカ、中国の景気については、最近、楽観的なニュースが流れています。
　問題は、欧州の景気なんでしょうね。

　今日のタイＳＥＴ指数　１２９４．５０（＋０．２８％）　
　今日の東南アジア市場は、横ばい、または下落。

　バルチック海運指数（ＢＤＩＹ）　９４０．０（再び１０００を切りました）
　恐怖指数ＶＩＸ　１８．６１　

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