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ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

オルフェのサンバ邸覚醒!

2012-12-09 21:57:49 | オ-ディオ


久々にオルフェのサンバ邸にお伺いしました。

以前お伺いした時には、まだ、ご本人もまったく自宅の音に満足できるレベルのものではなかったので、色々な方の意見やウエブ上の

書き込み、雑誌の評価等も参考にして手探り状態で進んでいた頃だったようです。

確かに、可能性のある音の片鱗はしておりましたが、音域のバランスがまちまちで決して納得できるものではなかったように思います。

その後のご本人の努力は相当なものであったと察しがつきます。その証拠に熱心にマイミクのお宅を訪問されて自宅の音に磨きをかけていらっしゃいました。

拙宅にも来ていただきまして、拙宅のシステムの音も聴いて頂きましたが、オルフェのサンバさんからは過分な評価を頂き

「好みが近いようです」とも仰っていただきました。

しかしながら、マイミクの上様からは厳しい評価をせれたようで、オルフェのサンバさんも自信が無くなりそうになったようです。

上様にしてみれば、「将来に対する期待を込めての酷評であった」との事ですが・・・。

その、上様からの推薦である「静」ブランドのスピーカーケーブルを採用されてから急速にシステムが良い方向に向かっていったようです。




そして、尾崎さんの訪問クリニックでシステムのバランスが飛躍的に改善されたようで、極め付きは「静」CNC-20-200の導入でした。

今回、オルフェのサンバさんから「どうにか聴いて頂ける状態になった」とのお誘いがあり、上様と2人でお伺いする運びとなりました。

いつもながら、前置きが長くなりましたがいよいよ本題です。まだ、上様が到着していなかったのですが小生のフェイバリットである

ヘイリーローレンから始まりました。

前回とは比べようがないほどバランスの良い音楽が流れてきました。「なるほど、これならば聴く事が楽しくなった!」というオルフェのサンバさんの言われることが納得出来るほどの変わりようです。

しかし、まだ低域が重苦しく団子状態でいまひとつ抜けきらない音がしています。オルフェのサンバさんから「忌憚の無い意見を聞かせてください」と言われておりましたので、そのようにお伝えしました。

正直、まだまだ改善の余地がある状態で安心して音楽に浸ると言う状態には至っておりませんでした。

やはり、違和感がある状態では聴いていても音楽に没頭できません。

そうこうしている内に上様が到着されました。そして、課題であったリンダ・ロンシュタットを・・・。

次に小生持参の3,2&1 Yousuke Onumaです。



ギターとベースのスピードが整っていない状態で聞いていて面白くありません。これではシステム自体に問題があると思いました。

突き刺さるように飛んでくるギターに対してドロドロとして鈍重なベースの音が遅れてくるので音楽を聴くには厳しい音でした。

次にかけた神尾真由子も低域の倍音が伸びていないのでただただ厳しいだけのバイオリンが響いております。



そこで、上様から持参されたCNC20-200をバイワイヤー接続されているケーブルにそれぞれに設置することにしました。

今迄はバイワイヤー接続している2本のケーブルを纏めてひとつのCNC-20-200で被せておりました。それでも、「低域の解像度が上がって飛躍的に良くなった」

とオルフェのサンバの談でしたがこれが大きな問題であった事など知る由もありませんでした。

私自身もケーブルを一纏めにすることがこれ程までに音に影響を与えるとは思ってもみませんでした。

確かに別々に設置することが良い結果になるとは思っておりましたが、これ程までに気になっていたことが全て改善されるとは想像の範囲を大きく超えていました。



全く鳴らなかった3,2&1は冒頭の音が鳴った瞬間から全然違う低域が聴こえてきました。重苦しく団子状態になっていた低域が気持ち良いほどにほぐれてスピード感を伴ってギターに絡んできます。

私とほとんど同時にオルフェのサンバさんから歓喜の声が上がりました。低域から高域までスピードが整って何の違和感もありません。聴いていて気持ちの良い音楽が部屋中に満たされているのがわかります。

どうしてこのようになるか解りませんが、バイワイヤー接続されているケーブルを一纏めにしてCNC20-200を設置してはいけないことだけは確かです。

こうなればしめたものです。次から次へと聴いてみたくなります。神尾真由子もヘイリーローレンも先程までとは別次元の音が聞こえてきました。

Ray邸で聴いたフラメンコのCDも見事なバランスで再現されています。これは圧巻でした。

そんな状態で上様持参のレコードを聴いてみる事になりました。次の実験は「静」のターンテーブルシートを試してみることです。

小生は尾崎さんのところでCDスタビライザーと絨毯等と同時にこのターンテーブルシートも聴いていたのでこのシートの素晴らしさは確認済みでした。

先程のリンダロンシュタットとスーパーギタートリオのライブ盤をレコードで聴かせて頂きましたが、これも以前のレコードの音とは全く違った素晴らしい音が聴こえてくるではありませんか。

これに関してはオルフェのサンバさんも大変苦労されたとの事で、細かいことはお伺いしませんでしたが出てくる音に納得させられました。

それにしてもこのアナログの音は素晴らしかったです。これを聴かされるとCDの音が如何に淡白であるか思い知らされました。

マイソニックラボのシグネチャー・ゴールドの話題もあがりましたが私にはこれで十分な気がします。

当然聴いておりませんので聴くとまた違った意見になるかもしれませんが・・・。

CNC20-200のダブル使いの音があまりにも素晴らしいので、ロドガブのジャパンライブのCDをリクエストしましたが、オルフェのサンバさんはこれでもこのCDを聴く自信がないようでしぶしぶトレイに乗せてくれました。

冒頭、1発目が発せられた瞬間から部屋中がライブ会場の空気に満たされました。

これにはさすがの上様も椅子に座りなおして真剣に聴いております。

それほどまでに上様を本気モードにしてしまうと言えばどれ程素晴らしい音楽が聴こえているか想像できると思います。

「もうこれで良いじゃないですか?」と言うとオフフェのサンバは「まだ、スパイクも設置しないといけないし、まだまだですよ!」

などと言ってくれます。

悔しいけれど、本当に羨ましくなるほどに素晴らしい音でした。