2010年10月21日(日)全国地域サッカーリーグ決勝大会が開幕、グループAに所属するSC相模原は、九州リーグ1位のHOYO Atletico ELANと対戦しました。このゲームの見どころは
1.攻撃面では、CB・田中(188cm・元ジェフユナイテッド千葉)を中心にした守備陣から先制点をとれるかどうか。
2.守備面では、九州リーグ最優秀選手・堀健人を抑えられるかどうか。
の2点にありました(ゲットゴール!相模原第30号参照)。結果は1が◎でしたが、2が×、結局引き分けPK戦に持ち込まれました。2については、得点の取られ方もほとんど同じ。左サイドから23番渡邉が上げたライナー性のクロスをエースFW堀が合わせる、というもの。SC相模原も堀には十分アテンションを払っていたと思うのですが、それをかいくぐっての2ゴール。九州MVPはさすがでした。SC相模原の先発メンバーは以下の通りです。
FW:齋藤・森谷 MF:水野・坂井・富井・鈴木健 DF:工藤・奥山・大将・井上 GK:佐藤
HOYOのスタメンは以下の通りです。
FW:堀・古賀 MF:原・生口・本田・堤 DF:田中・清水・宮田・長谷川
キックオフから、互いに相手の出方をうかがう慎重なボール回しが続きます。相模原は健太・富井が中心となり両サイドへFWへとボールを動かし相手の隙をつくろうとしますが、HOYOも田中・清水を中心にボランチの堤・本田がその豊富な運動量でパスカット。めまぐるしい中盤でのボールの奪い合いが続きます。10分過ぎからSC相模原のパスが5タッチ~10タッチと続くようになり、ポゼッションで次第に優位に立ちますが、HOYOは「回させとけ」とばかり、パス回しに機敏に選手が動き守備ブロックを崩さずSC相模原に付け入る隙を与えません。ゲームが動き出したのは前半25分過ぎからでした。27分、井上が相手選手との接触プレーで負傷、鈴木隼人が交代で入ります。すると交代早々、右サイドから大将のクロスは中央を越え反対側にまつ隼人の足元へ、隼人シュート!しかしゴール枠上に外れます。40分には左サイド中央付近から富井がFK、これに工藤がヘッド!で合わせますがゴールポスト左横。42分には隼人のクロスに中央齋藤ヘッド!しかしGKキャッチ。だんだんと攻撃のリズムが良くなってきた前半ロスタイム。相手左サイド奥で富井がDF2人に囲まれながら粘ってキープ。ここから中央坂井へクロス。坂井トラップすると落ち着いて自身のDFのマークを外しコースを狙いシューート!ゴオオオル!1-0。待望の先制点がSC相模原に入りました。このまま前半を終了。SC相模原いいタイミングで先取点を獲得しました。
後半、早々前半の勢いそのままにSC相模原が攻撃します。2分、中央健太から右サイド大将にボールが展開。大将相手陣内右奥でDFを引き付けて、その上でかわし中央ゴール前に山なりのパス。GKと走ってくる齋藤との間の絶妙な位置にボールは落ち、齋藤がいち早くタッチしたボールは、GKの股を抜きそのままゴールへ!2-0。この時点の2点差でSC相模原が試合の主導権を握りました。このまま試合は相模原ペースで流れて17分、HOYOは13番、攻撃的MF生口に代わって渡邉を投入。より攻撃的な布陣を強化します。このあとDF田中・清水らも前線に顔を出しHOYOはリスクを冒しても1点を取る戦略に出てきました。さらにHOYOは23分ボランチ堤に変えて攻撃的MFの岩本を投入、完全に「全勢力を投じて攻める」でチーム全体の意思統一を図り選手も「早く1点を取らないと負ける」の認識の元、必死の攻撃が続きます。ここでSC相模原も24分2人目の選手交代「水野に変えてカンポス」。攻守バランス型の中盤・水野からカンポスをFWに入れてFW森谷が攻撃的MFの位置に下がりました。リスクを冒して必死に攻撃を続けるHOYO。守るSC相模原。失点はその直後でした。水野が抜けた右サイド(相手の左サイド)からHOYO渡邉が中央にクロス。これにFW堀が合わせゴール!2-1。後半25分で1点差。HOYOは俄然「追いつくぞ」の意気が上がります。
1点差となりSC相模原も攻撃が活性化します。相手HOYOは完全に前掛かりになっていますので、続々とチャンスが生まれます。カンポスへの交代は「攻撃は最大の防御なり」の意図でした。ジエゴのフィジカルの強さ・テクニックで相手DFを翻弄、30分ジエゴ-齋藤と渡り最後は坂井が正面からシュート!しかしクロスバー直撃。続いて大将のクロスから齋藤ヘッド!続いて大将右サイドを上がり今度は中に切れ込み自らシュート!この30分~40分の猛攻の時間帯で1点が取れていれば「ジエゴ投入成功」となるはずでした。しかしなんどもゴールポストに嫌われ得点できません。ここでベンチから「ラスト5」(残り5分だよ!)のコールがかかります。するとSC相模原は攻撃の手を緩めて逃げ切りの姿勢に変わります。ここに勝負の落とし穴がありました。相手は鬼のような形相で「1点とる!」事に必死。終了間際この攻撃をまともに受け止める形になりました。HOYOは、SC相模原の右サイドに隙を見出しここを起点に攻撃を繰り返します。そしてロスタイム大将に代わって右サイドの守備補強で入った秋葉がラフプレーでファウル。このFKの流れから中央堀に絶妙なライナー性のクロスが上がり、これに堀が丁寧に合わせてゴール。2-2。土壇場でHOYOが追いつき同点で試合を終えました。
PK戦は、SC相模原の勝利。結果オーライで勝てば全てOKです。勝つことがこの地域リーグ決勝大会の唯一の目的です。ただ疑問なのは、右サイドに秋葉を使わなければならないチーム事情があるならば、カンポスの交代で森谷を外すという案もあったのではないかと思います(水野は右サイドバックの経験あり)。結果論かも知れませんが、ロスタイムの1点は防げなかったのだろうか、という思いは尽きません。
しかし、地域リーグ決勝の全体の流れから見れば、この結果で十分です。グループAはYSCCに勝てば上にいく、負ければ下に沈むグループです。今日のYSCC戦、全力を振り絞って勝利して欲しいと思います。さぁ!私もこれから応援に行ってきます!
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1.攻撃面では、CB・田中(188cm・元ジェフユナイテッド千葉)を中心にした守備陣から先制点をとれるかどうか。
2.守備面では、九州リーグ最優秀選手・堀健人を抑えられるかどうか。
の2点にありました(ゲットゴール!相模原第30号参照)。結果は1が◎でしたが、2が×、結局引き分けPK戦に持ち込まれました。2については、得点の取られ方もほとんど同じ。左サイドから23番渡邉が上げたライナー性のクロスをエースFW堀が合わせる、というもの。SC相模原も堀には十分アテンションを払っていたと思うのですが、それをかいくぐっての2ゴール。九州MVPはさすがでした。SC相模原の先発メンバーは以下の通りです。
FW:齋藤・森谷 MF:水野・坂井・富井・鈴木健 DF:工藤・奥山・大将・井上 GK:佐藤
HOYOのスタメンは以下の通りです。
FW:堀・古賀 MF:原・生口・本田・堤 DF:田中・清水・宮田・長谷川
キックオフから、互いに相手の出方をうかがう慎重なボール回しが続きます。相模原は健太・富井が中心となり両サイドへFWへとボールを動かし相手の隙をつくろうとしますが、HOYOも田中・清水を中心にボランチの堤・本田がその豊富な運動量でパスカット。めまぐるしい中盤でのボールの奪い合いが続きます。10分過ぎからSC相模原のパスが5タッチ~10タッチと続くようになり、ポゼッションで次第に優位に立ちますが、HOYOは「回させとけ」とばかり、パス回しに機敏に選手が動き守備ブロックを崩さずSC相模原に付け入る隙を与えません。ゲームが動き出したのは前半25分過ぎからでした。27分、井上が相手選手との接触プレーで負傷、鈴木隼人が交代で入ります。すると交代早々、右サイドから大将のクロスは中央を越え反対側にまつ隼人の足元へ、隼人シュート!しかしゴール枠上に外れます。40分には左サイド中央付近から富井がFK、これに工藤がヘッド!で合わせますがゴールポスト左横。42分には隼人のクロスに中央齋藤ヘッド!しかしGKキャッチ。だんだんと攻撃のリズムが良くなってきた前半ロスタイム。相手左サイド奥で富井がDF2人に囲まれながら粘ってキープ。ここから中央坂井へクロス。坂井トラップすると落ち着いて自身のDFのマークを外しコースを狙いシューート!ゴオオオル!1-0。待望の先制点がSC相模原に入りました。このまま前半を終了。SC相模原いいタイミングで先取点を獲得しました。
後半、早々前半の勢いそのままにSC相模原が攻撃します。2分、中央健太から右サイド大将にボールが展開。大将相手陣内右奥でDFを引き付けて、その上でかわし中央ゴール前に山なりのパス。GKと走ってくる齋藤との間の絶妙な位置にボールは落ち、齋藤がいち早くタッチしたボールは、GKの股を抜きそのままゴールへ!2-0。この時点の2点差でSC相模原が試合の主導権を握りました。このまま試合は相模原ペースで流れて17分、HOYOは13番、攻撃的MF生口に代わって渡邉を投入。より攻撃的な布陣を強化します。このあとDF田中・清水らも前線に顔を出しHOYOはリスクを冒しても1点を取る戦略に出てきました。さらにHOYOは23分ボランチ堤に変えて攻撃的MFの岩本を投入、完全に「全勢力を投じて攻める」でチーム全体の意思統一を図り選手も「早く1点を取らないと負ける」の認識の元、必死の攻撃が続きます。ここでSC相模原も24分2人目の選手交代「水野に変えてカンポス」。攻守バランス型の中盤・水野からカンポスをFWに入れてFW森谷が攻撃的MFの位置に下がりました。リスクを冒して必死に攻撃を続けるHOYO。守るSC相模原。失点はその直後でした。水野が抜けた右サイド(相手の左サイド)からHOYO渡邉が中央にクロス。これにFW堀が合わせゴール!2-1。後半25分で1点差。HOYOは俄然「追いつくぞ」の意気が上がります。
1点差となりSC相模原も攻撃が活性化します。相手HOYOは完全に前掛かりになっていますので、続々とチャンスが生まれます。カンポスへの交代は「攻撃は最大の防御なり」の意図でした。ジエゴのフィジカルの強さ・テクニックで相手DFを翻弄、30分ジエゴ-齋藤と渡り最後は坂井が正面からシュート!しかしクロスバー直撃。続いて大将のクロスから齋藤ヘッド!続いて大将右サイドを上がり今度は中に切れ込み自らシュート!この30分~40分の猛攻の時間帯で1点が取れていれば「ジエゴ投入成功」となるはずでした。しかしなんどもゴールポストに嫌われ得点できません。ここでベンチから「ラスト5」(残り5分だよ!)のコールがかかります。するとSC相模原は攻撃の手を緩めて逃げ切りの姿勢に変わります。ここに勝負の落とし穴がありました。相手は鬼のような形相で「1点とる!」事に必死。終了間際この攻撃をまともに受け止める形になりました。HOYOは、SC相模原の右サイドに隙を見出しここを起点に攻撃を繰り返します。そしてロスタイム大将に代わって右サイドの守備補強で入った秋葉がラフプレーでファウル。このFKの流れから中央堀に絶妙なライナー性のクロスが上がり、これに堀が丁寧に合わせてゴール。2-2。土壇場でHOYOが追いつき同点で試合を終えました。
PK戦は、SC相模原の勝利。結果オーライで勝てば全てOKです。勝つことがこの地域リーグ決勝大会の唯一の目的です。ただ疑問なのは、右サイドに秋葉を使わなければならないチーム事情があるならば、カンポスの交代で森谷を外すという案もあったのではないかと思います(水野は右サイドバックの経験あり)。結果論かも知れませんが、ロスタイムの1点は防げなかったのだろうか、という思いは尽きません。
しかし、地域リーグ決勝の全体の流れから見れば、この結果で十分です。グループAはYSCCに勝てば上にいく、負ければ下に沈むグループです。今日のYSCC戦、全力を振り絞って勝利して欲しいと思います。さぁ!私もこれから応援に行ってきます!
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