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Jを目指すチームのための新しい道を

2009-09-26 00:15:39 | 勝利への叡智
先日、J2横浜FC VS 東京ヴェルディの試合後、横浜FCのFWカズ(三浦知良)が、古巣・東京Vの「身売り」について以下の通りコメントしました。
「時代とともに形は変わっていく。これから先も20年、30年と経てば、時代とともにいろんな形のクラブが出てくる。自分は(今は)プレーヤーとして一生懸命やっていくだけ」
しかしカズの「いろんな形のクラブがでてくる」という想いを実現させるためには、J昇格へのステップを現在の厳しい経済状況に則したものに変えていく必要があるのではないか、と思います。

今年の地域リーグ決勝進出が決まっているクラブと現在最短距離にいるクラブ(カッコ内)は、下記の通りです。
北信越・JAPANサッカーカレッジ
九州・沖縄かりゆしFC ヴォルカ鹿児島
北海道・札大GP
関東・YSCC 日立栃木UVA
☆現在各地域リーグ上位クラブ
東北(グルージャ盛岡)
関西(三洋電機洲本)(ASラランジャ京都)
中国(佐川急便中国)(NTN岡山)
東海(矢崎バレンテ)
四国(ヴォルティスセカンド)
☆全国社会人サッカー選手権大会・優勝チーム 準優勝チーム

残念ながら、これらチームの中でプロ化しJリーグ入りを目指すと宣言しているのはグルージャ盛岡だけです。全社からJを目指すチームが上がってくることを期待したいですが、いずれにしても、Jを目指すチームが昨今地域リーグ決勝に参加することが難しい、また参加するまで時間がかかるという現実がここにあります。また地域リーグ決勝大会を勝ち抜く難しさは以前記したとおりです。
この経済環境の中、プロを目指すクラブに求められるのは「社会人・大学・専門学校・Jのセカンドチーム」を凌ぐ強さよりむしろ、「強固な経営基盤、地元公共団体の支援、人気と集客力、本拠地設備の有無」の方がより重要になってきていると思うのです。現在の東京ヴェルディの苦悩は、それを裏付けています。そう考えると「県リーグ→地域リーグ→JFL」で、強い「社会人・大学・専門学校・Jのセカンドチーム」を勝ちぬかなければ昇格できない今のシステムは、多少軌道修正する時期にきているのではないかと思ってしまうのです。

プロチームとして可能性のあるチームに、昇格のチャンスを広げる為にJリーグは「Jリーグ準加盟」認定のハードルを下げ、JFLだけでなく地域リーグ・都道府県リーグレベルで増やしてはどうか、と思います。そして現在、全社優勝・準優勝に与えられている地域リーグ決勝大会参加2枠を、Jリーグ準加盟2チームに与える、とすれば全国のJを目指すクラブは、もっと活性化していくに違いありません。SC相模原も、「Jリーグ準加盟」が認定されれば、今年の地域リーグ決勝に、飛び級で参加させてもらえる可能性があります。過去2年前、福島ユナイテッドが県リーグ2部で申請しましたが不認可でした。Jリーグ側も、準加盟基準を緩和し、都道府県リーグの有力チームにどんどん申請しチャレンジするよう働きかけて欲しいものです。SC相模原の選手たちに再びチャンスを与えるためにも是非!