S.C.相模原サポーターブログ

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マリノスの中村俊輔獲得交渉は失敗か?

2009-08-24 00:01:05 | クラブマネジメント
今日から、SC相模原のHP(ホームページ)に「TOUCHLINE REPORT」というオピニオンサイトができました。今日のテーマは、「声の重要性」。7月のYSCC戦で、選手兼監督の「秋葉の声」がなかった事でチームの意思統一が完全ではなかった事に着目し、秋葉に代わる「声」、そしてチームとして高いコミュニケーション能力を作りあげることを提言しています。外部からのこうした建設的なオピニオンは、必ずやSC相模原にとってプラスです。今後も、鋭いオピニオンを楽しみにサポーターも注目していきましょうね!

同じように、昨今 企業の経営の中にも、「外部の高い見識」を、積極的に取り入れようとする動きが加速しています。「ユニクロ」は、皆さんもよく行かれているアパレルのお店で有名ですよね。ユニクロの創業者であり、経営者として有名なのが「柳井正」(やないただし)氏。個人資産だけで5700億円もあるという日本一の億万長者です。過去、このタイプの企業は ともすると「柳井天皇」となってしまい、誰も「天皇」に意見すら言えなくなり経営が誤った判断を繰り返しても修正されず、結果として衰退してしまうケースがありました。(旧ダイエーの中内さん、西武の堤さんがこの典型ですね。)
しかし、ユニクロの取締役は、ほとんど社外取締役。つまり全くユニクロの社員の経験がない人々&アパレルに詳しくない方々が、経営幹部になっているのです。しかしこのメンバーが「日本の叡智」という名経営者ばかり。逆に「柳井天皇」が、「取締役様、教えてください!」とお願いしたくなるようなメンバーばかりです。このトップの高い見識に基づくリーダーシップが、ユニクロが、この消費不況にもかかわらずたくさんのお客様を集め、業績が成長&安定している一つの要因になっています。

今年7月、横浜Fマリノスが、中村俊輔獲得に契約直前で失敗し、日産自動車から出向していた横浜Fマリノスの社長が責任を感じて交代する、という事件がありました。メディアは、サッカーを分からない人が選手獲得交渉するから、こうした事が起こったのだ、というネガティブな論調を張りました。確かに、日本で中村俊輔選手のプレーが見れなくなり残念です。しかし今のマリノスの中盤は、狩野・アーリア・小宮山・山瀬・兵頭・小椋・水沼など若手選手が競い合い、高め合い、活き活きとプレーしていることに満足&期待大のサポーターも多いと思います。メインスポンサーである日産自動車の経営状況、横浜Fマリノスの自身の経営&チーム状況から、「外部の高い見識」で、日産から出向していた社長が判断したもの、とポジティブな見方もあっていいのでは?とも思います。個人的にはエスパニヨール(スペイン)での中村俊輔選手の活躍が、非常に楽しみです。