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モーリス・ロリナ「糸遊の唄」

ひらひらと舞う可愛い毛 聖母マリアの糸遊よ おまえの住みかは澄んだ空 おまえの行く手は広い道 果物畑に舞い降りろ 川面や土手を飛んでゆけ ひらひらと舞う可愛い毛 聖母マリアの糸遊よ 小さい山羊や羊飼い まっすぐ立ったポプラの樹 古いお城に古い宿 おまえが飛べばみな笑顔 ひらひらと舞う可愛い毛 . . . 本文を読む
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ワイルド「スフィンクス」

                  友誼と欽仰と以てマルセル・シュオブにささぐ わが室の小ぐらい隅に、沈黙の世にも美しいスフィンクス、わが空想の想(カンガ)へるよりも長い間、移りゆく幽暗のなかで儂(ワシ)を見詰めた。 犯しがたく不動にして、スフィンクスは立上らない、動かない、銀いろの月光も彼女(カレ)にとつては何んでもない、また眩暉(メクル)めく日光とても何んでもない。 灰白(ハイジロ)は . . . 本文を読む
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ステファヌ・マラルメ「悪魔に憑かれた黒ん坊の女が……」

悪魔に憑かれた黒ん坊の女が 哀しい女の子を味見しようとしている 少女の穴のあいた着物の下には罪ぶかい、新奇な果実がある 食いしん坊の女は狡猾な仕事の準備をする。 腹の上に嬉しそうにふたつの乳房を並べ 手も届かぬほど足を高くあげて、 靴をぶつけて異様な音をたて また快楽には不慣れな舌を出す。 羚羊のようにおびえ、ふるえている裸体に向かって 女は背中を下にして狂った象のように寝転がり じっと待ちな . . . 本文を読む
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アンリ・バタイユ「青い鳥よ、晴天の色よ……」

青い鳥よ、晴天の色よ、 僕がわかるかい? しるしを見せておくれ、── 夜は僕たちに泣きじゃくるような様子をさせる そして月はおまえを白鳥のようにまっしろにする…… 青い鳥よ、晴天の色よ、 言ってくれ、おまえはあの召使の女を知っているか、 ぐらぐらする古い矢倉の 窓やよろい戸を 毎朝のように開けていたあの女を?…… そこには柳の木があって、おまえは毎年巣をつくっていた…… 青い鳥よ、晴天の色よ。 . . . 本文を読む
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