さざなみいんこ どっとこむ

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ブリードと血統について

2016-10-17 16:17:08 | サザナミインコ
最近では、ここ湘南でも朝晩はだいぶ寒くなって参りました。
此間までは、かなり暑い日も多かったのですが、めっきり秋本番となりました。
秋の繁殖の雛達は現在、23羽が孵って居ります。
まだまだ、これから巣掛けをする親鳥ペアの方が圧倒的に多いです。
まだ、半数以上のペアが様子見となっております。

先日ご紹介しました「オリジナル巣箱」の新型ですが、直販サイトにて先行予約を開始致しました。
サザナミインコの繁殖で、巣箱の性能はとても重要で、繁殖成否のキーとなります。
今回も数量限定で左右 各10個ですので、売り切れの際はご容赦下さい。


さて、本題のブリードと血統につきまして、お客様からのご質問が多いので、ここで解説させて頂きます。
サザナミインコのブリードで行ってはいけないのはインブリード(近親交配)とラインブリード(系統交配)です。
行わない方が良いのは、イノ同士(クリームイノ・ルチノー)の交配です。
それでは、まず、インブリード(近親交配)から説明させて頂きます。
インブリードは、親子・兄弟姉妹・叔父と姪・叔母と甥などのごく近い血統間での交配を言います。
インブリードでも特に近い関係の親子・兄弟姉妹の交配を極近親交配とも言います。

それに対して、三代・四代・五代内で同じ祖先を持つ交配をラインブリード(系統交配)と言います。
それ以外の交配はアウトブリード(異系統繁殖)と呼ばれ一般的な繁殖です。

一般にインブリードやラインブリードはサラブレッドや犬・猫などの繁殖で優秀な特徴を継承させる為に行う交配で、メリットもありますが、リスクや危険性も多く含んでいます。
リスクや危険性は、血量が多くなることにより、劣勢遺伝が現れ、雛の死亡率や障害・奇形の確率が高くなります。
ラインブリードはインブリードと比較すると、リスクや危険性は大幅に低減しますが、アウトブリードと比較すると当然、リスクが無い訳ではありません。

サラブレッドなどは速く走ることが重要ですので、特にラインブリードが行われます。
「奇跡の血量」と呼ばれるフィッツラック理論では、ラインブリードで四代前と三代前が共通の場合、血量が18.75%となり、特に良い結果が得られるとされています。
しかし、サザナミインコにおいては、特出する特長が見られないので、ラインブリードやインブリードを行うメリットが全く無いと思います。
デメリットは前期のリスクと危険性がありますので、サザナミインコでラインブリードやインブリードを検討する余地も無いと考えて居ります。
当方では、すべてのサザナミインコの血統管理を行って居りますので、この様なラインブリードやインブリードを行うことはございません。
血統管理を行っていないと、限られた中での繁殖となりますので、意図しない交配を行うリスクがあります。
サザナミインコの繁殖で血統管理はとても重要です。
また、イノ同士の繁殖は欧米の愛鳥クラブなどではタブーとされて、禁止しているところも多く、サザナミインコに於いても、病原菌に弱くなることや白内障等の病気の遺伝が懸念されますので、行わない方が良いと考えています。
当方では1羽1羽の管理をオリジナル血統書を作成して、管理する様にして居ります。


当方の血統書見本です。
内容は以下の通りです。
①:インコの名前 ②:誕生日 ③:品種 ④:色ー ⑤:性別 ⑥:足環番号 ⑦:管理番号 ⑧:所有者 ⑨:お引き渡し日 ⑩:雄親の系統 ⑪:雌親の系統

当方では「安心安全なサザナミインコ雛のご提供」をモットーと致して居ります。
雛の最新情報は、HPのブリードに掲載しておりますので、合わせてご覧下さい。
尚、雛・餌・用品の販売は直販サイトに掲載致しております。

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