名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

大山将棋研究(908);四間飛車に右46銀急戦(椎橋金司)

2018-06-07 | 大山将棋研究
今日の棋譜20180607
昭和62年7月、椎橋金司先生と第6回全日本プロトーナメントです。

椎橋先生の棋譜は見た覚えがないのですが振り飛車党みたいです。相振りはやらないタイプで大山先生に四間飛車を譲りました。

これは富沢キックですね。富沢幹雄先生考案(か古典定跡にヒントがあるのか)で54歩に45桂同歩33角成同桂24歩と攻めていく定跡です。対策は案外難しくて、32銀は手損になりそう。41飛が無難です。

54銀は45桂を避ける自然な手なのですが、ななめ棒銀で攻めていけます。

大山先生は45歩の切り札しかないです。33角成同桂35銀に34歩。34同銀は44角なので

椎橋先生は銀を見捨てて飛車をさばきます。

桂を取りにいって

46歩を無視して33歩成

桂飛と金を取り合って、ここで互いに手が戻り

一段落です。金銀と飛桂の交換で竜を作れば少し先手の駒得、玉は薄くて攻め駒4枚。ほぼ互角のわかれです。43歩同銀55桂くらいが自然な攻め方ですが

55歩65銀43歩の方でした。41竜51金打では後手を引くので二枚飛車にして攻めるのは妥当なところです。

だけど76銀に79桂を打たされるのは少しつらいのかも。先手が追った銀を攻めに使われたという形です。角も打たれて、先手陣の薄さが目立ちます。

一度77歩を打つのもありそうでしたが、椎橋先生は二枚飛車で強攻します。

飛と金金の二枚換えで馬あたり。これで自信があったのでしょう。

43角は2手すきで銀取りだから勝ち筋に見えます。ここからは大山先生のしのぎです。41歩はぎりぎり入り(41同竜には47飛か46飛か)

32竜は47飛の筋を避けたのでしょうが大きな利かしです。、銀を捨てて

飛車を打って、また銀を捨てます。

角を取って王手竜取り。

結局は大山先生から見て金銀と角香の交換です。駒割りはほぼ互角で玉の堅さだけの違い、先手玉のほうに嫌な攻め筋が多いですから後手よしです。

しばらく攻防があり、椎橋先生は銀を埋めたけれど堅くなっているようにも見えません。端を攻められて取りづらいです。歩切れがつらいけれど11竜96歩98歩くらいで粘るのかというところですが

歩を取りたくなるのはわかりますが、42竜34角では

66桂が厳しくなってやぶ蛇です。

受けが無くなって

投了図。

居飛車の面白そうな仕掛けではありますが、16歩~37桂~26飛まで必要なので指しやすいまでは大変でしょう。本譜は駒の取り合いが激しいのですが、案外にバランスが取れていました。
結局は先手玉の堅さが問題で、手を入れた割に堅くなりませんでした。玉頭銀で76歩を取られるというのは負担が大きいです。


#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:椎橋金司5段
後手:大山十五世名人
手数----指手--
1 2六歩(27)
2 3四歩(33)
3 7六歩(77)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5八金(49)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5六歩(57)
14 4三銀(32)
15 6八銀(79)
16 8二玉(72)
17 3六歩(37)
18 7二銀(71)
19 2五歩(26)
20 3三角(22)
21 9六歩(97)
22 9四歩(93)
23 1六歩(17)
24 6四歩(63)
25 5七銀(48)
26 5二金(41)
27 2六飛(28)
28 7四歩(73)
29 3七桂(29)
30 5四銀(43)
31 3五歩(36)
32 同 歩(34)
33 4六銀(57)
34 4五歩(44)
35 3三角成(88)
36 同 桂(21)
37 3五銀(46)
38 3四歩打
39 2四歩(25)
40 同 歩(23)
41 同 飛(26)
42 3五歩(34)
43 3四歩打
44 4六歩(45)
45 3三歩成(34)
46 4七歩成(46)
47 4二と(33)
48 5八と(47)
49 同 金(69)
50 4二金(52)
51 2一飛成(24)
52 4一歩打
53 5五歩(56)
54 6五銀(54)
55 4三歩打
56 5二金(42)
57 3一飛打
58 7六銀(65)
59 7九桂打
60 3六角打
61 5九金(58)
62 4七角成(36)
63 4一飛成(31)
64 5一金打
65 4二歩成(43)
66 4一金(51)
67 同 龍(21)
68 4二金(52)
69 同 龍(41)
70 3七馬(47)
71 4三角打
72 4一歩打
73 3二龍(42)
74 6七銀成(76)
75 同 玉(78)
76 4七飛打
77 5七金打
78 5六銀打
79 同 玉(67)
80 4三飛成(47)
81 同 龍(32)
82 6五角打
83 6七玉(56)
84 4三角(65)
85 7八玉(67)
86 1九馬(37)
87 5六銀打
88 3七馬(19)
89 4八歩打
90 8四香打
91 6五歩打
92 同 歩(64)
93 3三飛打
94 4二歩(41)
95 3五飛成(33)
96 2七馬(37)
97 6七銀(56)
98 6三馬(27)
99 3一龍(35)
100 9五歩(94)
101 4二龍(31)
102 3四角(43)
103 6四歩打
104 5二馬(63)
105 4六龍(42)
106 6六桂打
107 6九玉(78)
108 8八飛打
109 6六金(57)
110 同 歩(65)
111 同 龍(46)
112 7五金打
113 投了
まで112手で後手の勝ち



ジャンル:
レトロ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 20180607今日の一手(その700... | トップ | 大山将棋問題集 20180607 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

大山将棋研究」カテゴリの最新記事