名南将棋大会ブログ 名古屋

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大山将棋研究(78); 力戦振り飛車

2016-02-27 | 大山将棋研究
昭和48年1月、内藤先生と第22回NH杯です。原本では大山名人とありますが、大山王将の間違い。


内藤先生は相振り飛車がありますからそれを警戒した序盤戦です。でも矢倉が得意というわけではないので、76歩34歩26歩のスタートなら、と思ったら横歩取り空中戦があるのでした。ですからどちらが振るかという駆け引きは、内藤先生が居飛車を明示しなければ必然なのですね。

大山先生が角を換えて居飛車に。

内藤先生は角を打つものですか。それならば大山先生のほうを持ちたいです。

角打ちの隙ができました。でも避けるのは形がゆがむので仕方ないのでしょう。大山先生がポイントをあげました。

75角成を防がれたら左桂を跳ねているので26に成るほうが使いやすいです。

銀を立つのが手厚い手です。66銀右では薄いと。

多分これが内藤先生の敗因。35銀と出る機会をうかがっていて、端をついてからと思ったら手抜かれました。

大山先生は端を詰められても右桂を使えば十分です。

さらに飛車を回って、攻め駒が増えてきます。

内藤先生は32飛から42飛の一人千日手。玉が薄いのにこれではどうしようもありません。

45を押えて銀を下がらせ、もちろん馬は交換しません。

ちょっと逆を突く馬の覗き。

中央を制圧し、底歩を打たせて、あとはどう寄せるかです。

この筋が急所でした。取れば継歩の筋。

玉のこびんで角の頭に拠点を作りました。

これで投了図。大差です。


内藤先生が角交換を挑んだ最初の図から、自陣角を据えなければならなかったのなら作戦失敗。馬を作らせる構想も主張がなく、大山先生が好きなように手厚く構えてつぶした、という完勝譜です。序盤感覚の良さ、手厚く指して形勢がよくなると確実に寄せる大山先生の強さがよく出た将棋です。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山王将
後手:内藤王位
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 4二銀(31)
5 6八銀(79)
6 4四歩(43)
7 6七銀(68)
8 4三銀(42)
9 5六歩(57)
10 5四歩(53)
11 6五歩(66)
12 4五歩(44)
13 2二角成(88)
14 同 飛(82)
15 6八玉(59)
16 3三角打
17 7七桂(89)
18 6二玉(51)
19 4八銀(39)
20 7二玉(62)
21 5三角打
22 7四歩(73)
23 5七銀(48)
24 6二銀(71)
25 2六角成(53)
26 5二飛(22)
27 5八金(49)
28 4二金(41)
29 7八玉(68)
30 7三銀(62)
31 6六銀(67)
32 4四銀(43)
33 6七金(58)
34 4三金(42)
35 6八金(69)
36 9四歩(93)
37 3六歩(37)
38 9五歩(94)
39 3七桂(29)
40 5一角(33)
41 4六歩(47)
42 同 歩(45)
43 同 銀(57)
44 6二角(51)
45 4八飛(28)
46 3二飛(52)
47 5五歩(56)
48 4二飛(32)
49 5四歩(55)
50 同 金(43)
51 4五歩打
52 3三銀(44)
53 3五歩(36)
54 5二飛(42)
55 5八飛(48)
56 3五歩(34)
57 2五馬(26)
58 5五歩打
59 同 銀(46)
60 同 金(54)
61 同 銀(66)
62 5一歩打
63 5三歩打
64 2二飛(52)
65 6四歩(65)
66 3四銀打
67 6三歩成(64)
68 同 玉(72)
69 4七馬(25)
70 7二玉(63)
71 6四歩打
72 7一角(62)
73 6三金打
74 8二玉(72)
75 7三金(63)
76 同 玉(82)
77 8五桂(77)
78 投了
まで77手で先手の勝ち






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