今日の棋譜20180914
平成元年11月、北村昌男先生と第28期王座戦です。
大山先生の位取り中飛車です。
居飛車の急戦は難しい(棒銀くらいか)のですが北村先生は攻め将棋ですから、大山先生は端を受けず金銀で受けるほうを優先します。
北村先生は7筋の歩を交換しますが
この形になっても角筋が通っていないので攻めがありません。
かえって7筋は傷になります。
大山先生は石田流へ
金を寄せて矢倉になりました。
北村先生は桂を跳ねて矢倉を弱体化させます。
大山先生は攻めだしました。左桂を跳ねないうちに65歩が手筋です。65同歩74歩同飛同飛同銀71飛ならばまあまあ。
65同桂は歩で殺せるというのが77桂を跳ねないで仕掛ける意味です。
北村先生はどうにか桂交換に成功します。
大山先生に良い桂の使い場所がありました。
74同飛から飛車交換になり
北村先生は と金を使えるので有利に見えるのですが、ここで78銀が手筋。
大山先生は銀を捨てて銀を取ります。
これは良い勝負でしょう。58と などが来る前に、大山先生は後手玉を寄せられるかどうか。
桂を食いちぎり
たたいて角交換から
角を打ちます。35桂同歩49銀がどうか。あるいは2つ前の図で26桂とか、何か工夫できるところなのですが
23玉とかわしてしまったので24銀で投了でした。14玉に11飛成がありますね。それのうっかりか。12玉91飛成もだめでしょう。
大山先生が上手く指しているのですが、実は形勢は難しいのだと思います。それでも少し先手が良いのでしょうけれど。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
開始日時:1989/11/30
手合割:平手
先手:大山十五世名人
後手:北村昌男8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 5六歩(57)
4 8五歩(84)
5 7七角(88)
6 3四歩(33)
7 5五歩(56)
8 6二銀(71)
9 6八銀(79)
10 4二玉(51)
11 5八飛(28)
12 3二玉(42)
13 4八玉(59)
14 4二銀(31)
15 3八玉(48)
16 5二金(61)
17 4八銀(39)
18 1四歩(13)
19 5七銀(68)
20 6四歩(63)
21 5六銀(57)
22 6三銀(62)
23 6六歩(67)
24 7四歩(73)
25 7八金(69)
26 1五歩(14)
27 4六歩(47)
28 9四歩(93)
29 2八玉(38)
30 7二飛(82)
31 6七金(78)
32 7五歩(74)
33 同 歩(76)
34 同 飛(72)
35 3八金(49)
36 7三桂(81)
37 7六歩打
38 7四飛(75)
39 9六歩(97)
40 8四飛(74)
41 3六歩(37)
42 4四歩(43)
43 7五歩(76)
44 4三銀(42)
45 5九角(77)
46 4二金(41)
47 9七香(99)
48 3三角(22)
49 3七銀(48)
50 5四歩(53)
51 同 歩(55)
52 同 銀(63)
53 7八飛(58)
54 6三銀(54)
55 5五歩打
56 2二玉(32)
57 7六飛(78)
58 3二金(42)
59 4八角(59)
60 4二角(33)
61 5七金(67)
62 3三桂(21)
63 4七金(57)
64 2四歩(23)
65 2六歩(27)
66 2五歩(24)
67 同 歩(26)
68 同 桂(33)
69 2六銀(37)
70 2四歩打
71 6五歩(66)
72 同 桂(73)
73 6六歩打
74 5七歩打
75 6七銀(56)
76 8六歩(85)
77 同 歩(87)
78 8八歩打
79 6五歩(66)
80 8九歩成(88)
81 5七角(48)
82 8八と(89)
83 5六桂打
84 8七と(88)
85 7四歩(75)
86 同 飛(84)
87 同 飛(76)
88 同 銀(63)
89 4五歩(46)
90 7七と(87)
91 7八銀(67)
92 同 と(77)
93 4四歩(45)
94 6八と(78)
95 4三歩成(44)
96 同 金(52)
97 2三歩打
98 同 玉(22)
99 2一飛打
100 2二銀打
101 2五銀(26)
102 同 歩(24)
103 2四歩打
104 同 角(42)
105 同 角(57)
106 同 玉(23)
107 4六角打
108 2三玉(24)
109 2四銀打
110 投了
まで109手で先手の勝ち
平成元年11月、北村昌男先生と第28期王座戦です。
大山先生の位取り中飛車です。
居飛車の急戦は難しい(棒銀くらいか)のですが北村先生は攻め将棋ですから、大山先生は端を受けず金銀で受けるほうを優先します。
北村先生は7筋の歩を交換しますが
この形になっても角筋が通っていないので攻めがありません。
かえって7筋は傷になります。
大山先生は石田流へ
金を寄せて矢倉になりました。
北村先生は桂を跳ねて矢倉を弱体化させます。
大山先生は攻めだしました。左桂を跳ねないうちに65歩が手筋です。65同歩74歩同飛同飛同銀71飛ならばまあまあ。
65同桂は歩で殺せるというのが77桂を跳ねないで仕掛ける意味です。
北村先生はどうにか桂交換に成功します。
大山先生に良い桂の使い場所がありました。
74同飛から飛車交換になり
北村先生は と金を使えるので有利に見えるのですが、ここで78銀が手筋。
大山先生は銀を捨てて銀を取ります。
これは良い勝負でしょう。58と などが来る前に、大山先生は後手玉を寄せられるかどうか。
桂を食いちぎり
たたいて角交換から
角を打ちます。35桂同歩49銀がどうか。あるいは2つ前の図で26桂とか、何か工夫できるところなのですが
23玉とかわしてしまったので24銀で投了でした。14玉に11飛成がありますね。それのうっかりか。12玉91飛成もだめでしょう。
大山先生が上手く指しているのですが、実は形勢は難しいのだと思います。それでも少し先手が良いのでしょうけれど。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
開始日時:1989/11/30
手合割:平手
先手:大山十五世名人
後手:北村昌男8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 5六歩(57)
4 8五歩(84)
5 7七角(88)
6 3四歩(33)
7 5五歩(56)
8 6二銀(71)
9 6八銀(79)
10 4二玉(51)
11 5八飛(28)
12 3二玉(42)
13 4八玉(59)
14 4二銀(31)
15 3八玉(48)
16 5二金(61)
17 4八銀(39)
18 1四歩(13)
19 5七銀(68)
20 6四歩(63)
21 5六銀(57)
22 6三銀(62)
23 6六歩(67)
24 7四歩(73)
25 7八金(69)
26 1五歩(14)
27 4六歩(47)
28 9四歩(93)
29 2八玉(38)
30 7二飛(82)
31 6七金(78)
32 7五歩(74)
33 同 歩(76)
34 同 飛(72)
35 3八金(49)
36 7三桂(81)
37 7六歩打
38 7四飛(75)
39 9六歩(97)
40 8四飛(74)
41 3六歩(37)
42 4四歩(43)
43 7五歩(76)
44 4三銀(42)
45 5九角(77)
46 4二金(41)
47 9七香(99)
48 3三角(22)
49 3七銀(48)
50 5四歩(53)
51 同 歩(55)
52 同 銀(63)
53 7八飛(58)
54 6三銀(54)
55 5五歩打
56 2二玉(32)
57 7六飛(78)
58 3二金(42)
59 4八角(59)
60 4二角(33)
61 5七金(67)
62 3三桂(21)
63 4七金(57)
64 2四歩(23)
65 2六歩(27)
66 2五歩(24)
67 同 歩(26)
68 同 桂(33)
69 2六銀(37)
70 2四歩打
71 6五歩(66)
72 同 桂(73)
73 6六歩打
74 5七歩打
75 6七銀(56)
76 8六歩(85)
77 同 歩(87)
78 8八歩打
79 6五歩(66)
80 8九歩成(88)
81 5七角(48)
82 8八と(89)
83 5六桂打
84 8七と(88)
85 7四歩(75)
86 同 飛(84)
87 同 飛(76)
88 同 銀(63)
89 4五歩(46)
90 7七と(87)
91 7八銀(67)
92 同 と(77)
93 4四歩(45)
94 6八と(78)
95 4三歩成(44)
96 同 金(52)
97 2三歩打
98 同 玉(22)
99 2一飛打
100 2二銀打
101 2五銀(26)
102 同 歩(24)
103 2四歩打
104 同 角(42)
105 同 角(57)
106 同 玉(23)
107 4六角打
108 2三玉(24)
109 2四銀打
110 投了
まで109手で先手の勝ち