名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

大山将棋研究(911);中飛車に袖飛車(所司和晴)

2018-06-10 | 大山将棋研究
今日の棋譜20180610
昭和62年7月、所司和晴先生と第6回全日本プロトーナメントです。所司先生も初登場、定跡本を数多く出している先生です。

大山先生の中飛車で、所司先生は急戦です。大山先生は先手なので65歩の筋を許さず、おとなしく78金と備えました。

所司先生は加藤流の袖飛車を狙います。

大山先生も得意の袖飛車に。

受け方はいくつかありますが、所司先生の44銀はそのあとの指し方が難しいです。

5筋の位を取って

42銀を54に配置しようとしたところで、大山先生は45歩同銀35歩と動きました。この歩は取れません。

右桂を跳ねて

34歩と取り込みます。所司先生としては41玉が無難でした。

44歩に33歩成。ちょっとうっかりするかもしれません。33同玉45桂では損なので、33同桂34歩45桂に25桂37歩39飛43金右くらいが普通でしょうか。

金や角で取ると25桂で取られてしまいます。駒損でも手厚く受けた感じですが

金が少ないと薄いのです。駒損でゆっくりでは面白くないわけで、角をぶつけられるとわかっていても24角は仕方のないところだということなのでしょう。

35歩は36桂を見ています。35同飛は24角がありますね。良い手に見えるのですが構わず57金と寄せていくのが大山先生らしい手で

36桂で銀をはがされても35桂と打ち返すのが厳しいです。

59角にも構わず飛車を走り

金を取って打ち込めば難しくないです。

王手飛車で飛車を取って終わりでした。

若手で序盤研究の所司先生に(そんな情報は大山先生は知りませんが)38飛のようなよくわからない対応策でごまかしてしまうというのは理にかなっているのかもしれません。
大山先生が37桂と跳ねるのは少し無理をしている感じなのですが、33歩成が決まれば一気によくなりました。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:所司和晴5段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 6八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6七銀(68)
8 4二玉(51)
9 5八飛(28)
10 3二玉(42)
11 4八玉(59)
12 5二金(61)
13 3八玉(48)
14 5四歩(53)
15 2八玉(38)
16 7四歩(73)
17 3八銀(39)
18 6四歩(63)
19 7七角(88)
20 8五歩(84)
21 1六歩(17)
22 1四歩(13)
23 7八金(69)
24 5三銀(62)
25 4六歩(47)
26 7二飛(82)
27 3六歩(37)
28 7五歩(74)
29 同 歩(76)
30 同 飛(72)
31 7六歩打
32 7四飛(75)
33 4七銀(38)
34 4二銀(31)
35 3八飛(58)
36 4四銀(53)
37 5六歩(57)
38 5五歩(54)
39 4八金(49)
40 5六歩(55)
41 同 銀(47)
42 5五歩打
43 4七銀(56)
44 5三銀(42)
45 4五歩(46)
46 同 銀(44)
47 3五歩(36)
48 4二金(41)
49 3七桂(29)
50 5四銀(45)
51 3四歩(35)
52 4四歩(43)
53 3三歩成(34)
54 同 金(42)
55 2五桂(37)
56 4三金(52)
57 3三桂成(25)
58 同 角(22)
59 3四歩打
60 2四角(33)
61 6八角(77)
62 同 角成(24)
63 同 金(78)
64 3五歩打
65 5七金(68)
66 3六桂打
67 同 銀(47)
68 同 歩(35)
69 3五桂打
70 5九角打
71 3六飛(38)
72 4八角成(59)
73 4三桂成(35)
74 同 銀(54)
75 3三金打
76 同 桂(21)
77 同 歩成(34)
78 4一玉(32)
79 6三角打
80 5二銀打
81 7四角成(63)
82 投了
まで81手で先手の勝ち



ジャンル:
レトロ
コメント   この記事についてブログを書く
« 将棋上達法実践編(8) | トップ | 大山将棋問題集 20180610 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

大山将棋研究」カテゴリの最新記事