名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

20180605今日の一手(その699);甘い手を避ける

2018-06-05 | 今日の一手
20180605今日の一手

2月25日の名南将棋大会から、MさんとIさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。


一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
銀と金桂の交換で先手の駒得です。
玉の堅さは同程度としておきます。
先手の攻め駒は81竜を数えなければ、46桂と持ち駒角金で3枚。
後手の攻め駒は69飛と持ち駒角で2枚。

総合すれば先手有利です。

☆ 大局観として

先手の駒得ですが、後手に桂香を拾われて先手は91香を取ったとしたら、ほぼ損得なしになります。まあ2手早く拾っているという感じです。
77金が守りに働いていないというのがマイナスなのですが、後手玉は金銀3枚で囲っているとはいえ連携が悪いのです。51竜が詰めろで入りますね。後手の戦力不足で先手玉はまだ詰めろはかかりそうになりません。
つまり寄せ合いでは2手か3手先行している感じなのです。1手くらいは甘い手でも悪くなりません(疑問手はだめですが)から寄せを考えましょう。


△か○ 実戦は91竜で、やや甘い感じがしますが悪くはないです。89竜に75角

というのが疑問手でした。74歩93角成に55角

竜金の両取りを食らってしまいました。角を手放したので51竜が詰めろになりません。これで形勢不明になり

難しい戦いになりましたが後手が少し有利な展開です。

75角では36香

を先に打つべきでした。進行の一例は99竜34桂同銀同香55角

36桂18玉49竜が詰めろなので2手すきです。51竜(詰めろ)36桂18玉41金33香成同玉11角

22に戻る手を封じておいて55竜とすれば詰めろになるので先手の勝ち筋です。


○ 51竜は11角からの易しい詰めろなので

一番厳しい手です。41金91竜89飛成

先手の攻め駒が5枚になっています。金は守りに使うとして、43香42桂52歩

後手に桂馬を使わせてゆっくり攻めれば優勢です。

後手が46銀同歩68角

少し急いで反撃に移れば、46角成を防いで73角には89飛成くらい。26桂

43銀直に42金で寄せがあります。


○ 54歩は工夫した手で

後手は52歩と受けるわけにはいきません。89飛成に53歩成同金51竜

詰めろ金取りです。42角では戦力不足なので、41桂に54歩43金52金

駒を打たせてそれを取りに行く攻め方です。


○ 52歩はちょっと違和感があるのですが

52同歩とは取れません。51歩成~52とが詰めろ金取りになります。
52同金と取られてなんでもないようですが、53歩42金(53同金ならば54歩~53歩成同金よりも1手早い計算)51竜41金51歩

ここまで先手を取って決めることができました。もう一回52歩成同金53歩では千日手ですが、59香に43角などと受けていても仕方なく、無視して89飛成には52歩成同歩同香成

とすれば寄り筋です。


○ 78角は攻防で

桂取りを防いでいると同時に34を狙えます。46桂を攻め駒として使いやすくなっているというわけです。
79飛成に34桂同銀同角では

悪くはないけれど甘い感じです。

角を切って

45同桂34桂

のほうが厳しいです。33玉42桂成同銀72竜

後手は22銀同玉42竜を受ける必要があり、52角くらい。ゆっくり攻めても良いですが、35金34歩45金同歩52竜同歩11角

合駒を25桂~22角成と取れるので寄り筋です。


△ 61角は

89飛成34桂同銀同角成

となれば明らかに先手有利です。

61角には56角

が攻防で、91竜に47角成同銀49飛成

迫られましたが34桂同銀38銀

と返してみると、89竜には34角成で先手有利です。

47角成が利かなければ89角成

のほうでしょうか。先手が悪くはないけれど、91竜の働きが悪いです(攻め駒になっていない)。


△ 73角は

41金52歩同歩91角成

と進むのならば、両取りの55角を食らわない安全で筋の良い指し方なのですが、

76歩

と打たれた時に悩みます。角を温存しておけば78角79飛成45角という返しもあったのですが。76同金67角では自信なし、78金89飛成79金打も怪しいです。


△ 59歩と守っておくのは

悪いことはありません。89飛成に51竜41金91竜でしょうか。


△ 64歩は

後の55角の両取り筋を消す意味ですが、63歩成が厳しいわけでもなく、少し甘い手です。


☆ まとめ

ここでは良いはずなのだけど、少し進んでみると難しくなっていた。という(対局中か対局後に)反省をするときは、何か甘い手を指しているものです。
ここでは形勢が良いので甘い手(1手パスよりはましな手)を指してもまだ大丈夫ではあるのですが
91竜(香を補充するけれど竜が攻め駒になっていない)
59歩(悪くはないけれど緊急性はない)
64歩(64同歩と応じてもらえるわけではない)
73角(筋は良いけれど攻撃力が低下している)
というのは避けておく方が良いです。

厳しそうなのは
51竜(詰めろ)
78角(飛取りで攻防になる)
というのがすぐに見えるでしょう。

甘そうで厳しいのが
54歩(53歩成同金52竜狙い)
52歩(51歩成~52と 狙い)
でした。





ジャンル:
レトロゲーム
コメント   この記事についてブログを書く
« 大山将棋問題集 20180604 | トップ | 大山将棋研究(906);石田流... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

今日の一手」カテゴリの最新記事