
2025年1月18日
フォークの組付に入ります。
まず古いダストシールを外します。結構硬くて破損させるくらいでないと外せませんでした。
まあそうでしょうね。走ってれば絶えず摺動してるのですから簡単に外れては困ります。

問題はオイルシール外しですよ。
CBRの時はアウターからインナーを勢い良く抜けば段差にオイルシールが引っ掛かって抜けたのですが
GPZのインナーには途中で径が太くなる段差がないためインナーを使って抜く事が出来ない。
ドライバーのテコを使って抜こうとしますがビクともしません(^▽^;)

SAを見るとまたまた用工具オイルシール・ベアリングリムーバーで!なんて事が記載されております。

値段見て『はぁ~!?(・□・;)』って感じです。こんなもの買える訳がありません!

仕方なくドライバーが折れる寸前まで、アウターが変形欠損する寸前、いやその覚悟で力技で
何とか外れてくれました。良かったあ~。

オイルシールの下にはワッシャーあり。これは交換する必要はないな。汚れだけ取っておく。

フォークシールセット。オイルシールは
カワサキ純正92049-1089(92049-1268の互換)が入手出来たけど
ダストシールは廃版だったのでセットで入手出来るNTB製にしました。CB250辺りが同じΦ35フォーク
でした。

GPZのインナーチューブは径段差がないためオイルシールを引っ掛け抜き出来ないというデメリットが
ありますが逆に言うと径段差がないと言う事は下からオイルシールを先に通しておく事が出来ます。
下側はオイルに浸かっている部分だから錆はまずないし、下側エンドは大きくテーパーが入ってますから
シールを傷付ける心配もないです。先にアウターにシールを打込み済で後からインナーを挿入する事も
可能ではないですかね。そういう手順のyoutuberの方も見受けられました。

ではフォークを組付けていきます。本当はフォークシリンダにもエンジンピストンにあるような摩耗品リング
があるしアウターにはストローク摺動部にガイドブッシュがあるから気持良く全交換したかったのですが
フォークOHに対しての前知識が不足していました。

・・・と思っていたらフォークシリンダ部分は完全Assy注文ですしアウターのガイドブッシュもアウター一体
みたいな感じでしたので、今回の注文内容でまあ良いのでしょうかねぇ。

インナーにフォークシリンダを差し込みインナー下側の穴からシリンダ先端を出します。

出したシリンダ先端にシリンダベースを差し込みます。

アウター底のアレンボルトにネジロック中高を塗っておきます。

インナーからフォークスプリングが抜けないように先に自作Tレンチを噛み込ませておき、その状態のまま
ひっくり返します。ハンドル部分を足で踏んで押さえて上からトルクレンチにて2.0kgf(20Nm)にて締付けて
いきます。しかしかなりの力で締めてもカチンッと鳴りませんね。噛ませた四角錘からシリンダが滑って
しまいました。・・・と思ったらトルクレンチが壊れていました(TT)。かなり力入れたので2kgf以上は入れた
ような気がしますが何とも言えません。ネジロック塗ってしまったしね。

結局オイルシールはTレンチ作業の時に少なからず負担を与えると思い、オーソドックスに上からラップ
を巻いて挿入しました。

アウターまで達したらその上に古いシールを重ねて、その古いシールを塩ビ管で叩いて圧入していきます。
GPZ250Rの場合インナーチューブ径が35mmのアウター内径が50mmかな。市販の塩ビ管規格が内径38の外形48
で丁度良いのがありました。これもコンコン叩く時に出来るだけインナーと擦らないように力一杯でなく
セーブして優しく本当に少しずつ入れ込んでいく位が良いかと思います。CBRの時はおそらくですが
この段階の時に傷を入れたと推測しています。

オイル―シールが打ち込まれ底に着いたら急に音が『ゴンッ!』と低い音になります。そしたらインナーを
上に引けば古いシールは一緒に引き上がってきます。

シール抜け止めのスナップリングをインナーを傷付けないように気を付けて溝にはめ込んでいきます。

フォークオイルはカワサキフォークオイルG10
SAでは202±2.5mlとなってます。自分は硬めが好みなので少し多めに210mlにしました。

ゆっくり投入していきます。入れたらフォークをストロークさせエア抜きをしてしばし放置。

下段スプリング➡ワッシャー➡上段スプリングを挿入していきます。入手出来ないのでスプリング長さ測りません(笑)。

仕上げに割クランプとプーラーを使ってTOPキャップを押し込み抜け止めリングを溝に入れれば完成です。

完成した状態で体重を掛けて何度かストロークさせてオイル漏れがないか確認します。

大丈夫そうです。