最近、実家の大掃除をしているのですが、私の部屋を整理していたらキューバ時代のモノが色々出てきました。
大半は恥ずかしくて処分しましたが(笑)、恥ずかしくても取っておきたいものとか貴重なものがざくざく出てきました。
そーんな思い出の一部を紹介します。
上の写真は、キューバ初の私のコンサート@ナポレオン美術館の招待状&プログラムです。
あの頃はまだ右も左もわからなくて、毎日が体当たりでした。ちなみに髪の毛はvery shortで赤く、師匠のベンツで毎日移動でしたので、在キュー日本人たちに「あれは何なんだ」と言われていたようです。
コンサートは国宝級バンド、オルケスタ・アラゴンのメンバーがサポート(ゴージャス!)。前半はバッハやパガニーニなどクラシック、後半がダンソンなどキューバ音楽でした。
当時の音源が残っているのですが、あーーー若い!!!!
勢いがあって、でもまだ見えていない、聴けていないことが多い。10年の月日の間に起こった○○とか××な出来事(キャーッ)を思い起こさずにはいられませんでした。人間は経験で変わるのですね、ホントに。
また、真夏で湿気が酷く、練習しても練習しても手がもつれて涙した事もありました。
一人片付けをしながらジーンときました。
これは、キューバ第二の都市サンティアゴ・デ・クーバにて毎年行われる音楽フェスティバル参加中、聴きに来ていたキューバ人が書いてプレゼントしてくれたもの。忘れてしまっていた素敵な瞬間を思い出しました。
世界一のモヒート(キューバ代表カクテル)が飲めるレストラン、ボデギータ・デル・メディオのメニューと、私のキューバの母カーチャからもらったQuimbombo(オクラ)の煮込みのレシピ。こーれが美味しくて、よっぽど幸せそうだったのかレシピをプレゼントしてくれました(涙)
今でも時々作ります。豚肉とトマトなど、そしてクミンが効いた煮込みです。
そんな優しいカーチャが帰国の際プレゼントしてくれたこちら。
これが有名な「カゴン」(←ゴにアクセントね)よ、日本に連れて行きなさいと言って。。
どーしていいかわからなかったけど、大笑いしたのを覚えています。(お食事してたらゴメンナサイね)
他にも貴重な音源、新聞とか雑貨などたくさん出てきました。
モノに執着はあまりない方ですが、このモノたちが私の儚い記憶を呼び覚まし、大切な事を思い出す事ができました。
あ、今度ライブでみなさんに一部プレゼントしようかしら(本当に執着ナイ)