"Concierto en el Gran Teatro de la Habana"
キューバ滞在最後のコンサートは、国内外で大活躍のフルート奏者Maracaのラテンジャズユニット。コンサートはDVDに収録され世界発売だとか。
会場は、キューバ文化省のもとでオペラ、バレエ公演を中心に利用されているハバナ・グラン劇場。1838年の設立、中南米におけるオペラ、バレエ等の発展に中心的な役割を果たしてきた歴史的、文化的価値の高い劇場です。
美しいんです。
本番前日のリハ。サウンドチェックまで中々辿り着かない。。待ちぼうけでした。
待ちぼうけすぎで血迷う私。
更に血迷うワタシ。
今回はニューヨークを拠点に活動する大物がゲストとあってチケットは即完売、ダフ屋も出ない程。結構街が大騒ぎでした。
幻のチケット。
今回衝撃だったのは、、
実は海外からの大物たちのキューバ入国の許可がおりなくて(アメリカのテロ対策のお陰で)到着が2、3日遅れました。という訳でリズム隊なしのリハーサルが暫く続きましたが、これが凄かった。かなりアップテンポの曲で参加したのですが、誰も一拍目にいかない。弾かないんです。それでもグルーヴはぐるんぐるん。まあメンバーがトップレベルとは知っていましたが、「そっかこのレベルかーーー」とちょっと愕然としました。
それで一曲弾き終わると「Sayaka今日も豚肉食べたか」とか「俺は生魚いける」とか。。とにかく面白い小話がいちいち間に入ります。
これリハのマイク。ひどく錆びてるのでみんなにバカにされました。PAの人が「でも鳴る、いちお使える」と言ったらみんなすぐ納得してました。
日本ほどモノが揃っている国はないですね、ホントに。
そう言えば、最後の何日かはキューバで最も由緒あるホテルに泊まり、シャワーのお湯ががっつり出る事に感動して至福の時を味わっていたら途中で容赦なく止まりました(涙)その時にフロントに相談せず「暫く待って様子を見よう」と思ってしまった私に後で気づいて、たくましくなったなと思いました。
因みに暫く待ったらやっぱり出ました、お湯。
コンサートの前日には記者会見。「きゃ~ビデオクリップ素敵ぃ」などと油断していたら記者の中に知り合いがいて、ここぞとばかりに質問されました。緊張しましたが「キューバの黒豆ご飯で人生が変わりました」と言って笑いを取りました(?)
とにかくラジオや新聞、テレビと幅広く宣伝しており、リハーサル風景から何から取材してました。長い黒髪の女性が今キューバに行ったらみんなviolinistaだと言われるかも。
<Maraca編2>に続く。