


11月26日(火)
ボランティアビューローにご登録いただいている方を対象に、「災害ボランティア養成講座」を開催しました。
第1回目は、避難所運営ゲーム『HUG』を行いました。
災害が発生した場合、被災した人の多くは避難所での生活を余儀なくされることになります。
『HUG』は、もし自分が避難所の運営をしなければならない立場になったとき、避難所で起こる様々な事態にどう対応していくかをシミュレーションするゲームです。
グループに分かれ、メンバーの一人がカードの読み上げ係を担当します。
カードには避難者の性別や年齢、世帯構成などが書かれていて、机の上にある体育館や教室などの図を見ながら、どこに配置するかを考えます。
「体育館の通路スペースはどこにしようか」
「足が不自由なお年寄りは1階の方がいいかな」
など、配慮すべき点がいろいろ出てきて、メンバーで話し合っているうちに時間がどんどん過ぎていきます。
しかし、実際の現場では、このようにじっくりと考える余裕はなく、状況に応じて割り切る必要も出てきます。
また、ゲーム終了後に他のグループと意見交換をすると、カードの内容は同じでも運営の仕方がまちまちなのが印象的でした。
避難所についての具体的なイメージとともに、運営の大変さ、難しさを感じていただくことができました。(O)