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金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
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トランプ大統領は市場が騒ぎ過ぎたので関税強化を一部停止

2025年04月10日 | 投資
 昨日(4月9日)午後トランプ大統領はトゥルース・ソーシャルに「大半の国に対する特定の関税を90日間停止することを承認した」という内容の投稿を行った。この情報に株価は急反発。ナスダックは前日比12.1%、S&P500は9.5%、ダウは7.8%上昇した。
 この株価急反発をWSJはrocketedと表現している。Rocketはロケットだが、動詞として「(ものの)値段が急にあがる」という意味や「(望ましい状態に)急になる」という意味がある。
 U.S. stocks rocketed higher Wednesday after President Trump announced that he had authorized a 90-day pause on certain tariffs to most countries. 「米国株はトランプ大統領が大半の国について特定の関税を90日間停止することを承認したあと急騰した」という意味だがrocketという言葉を使っているのは、株価の急反発がロケット発射のようだったというニュアンスの他に望ましい状態になったという意味があるのかもしれない。
 ところでどうして大統領は急に上乗せ関税を90日間停止し、10%の関税に留めたのだろうか?
この質問に対し、大統領は“They were getting yippy,” Trump said when asked why he enacted a temporary rollback. “They were getting a little bit yippy, a little bit afraid.” と答えている。オンライン辞書を見るとyippyは「わーい、やった」という意味のスラングで興奮や喜びを表す感嘆詞とあるが、この場合は違うようだ。Yippyというスラングには厳密な定義はなくて、興奮状態や神経質になっている状態を指すときに使う言葉という説明が妥当だろう。
 この場合は「彼らは少し神経質になり、恐れていたので一時的に関税水準を引き下げた」と解するのが良い。
 その彼らとは誰なのだろうか?
 まあ国民と考えてよいだろう。多くの国民は関税引き上げが物価を押し上げると懸念しているが、その前にアメリカのように多くの国民の家計が株価と強くつながっている社会では株価の急落は生活設計に大きな影響を及ぼす。
 多くの国民は神経質にならざるを得ない訳だ。
 私はトランプ暴走にブレーキをかけるものはアメリカ国民の意向だと述べてきたが、昨日それが顕在化した。

 
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