もし事故が起こったときにどのタイミングでヨウ素剤を飲めばいいのかが書かれています。もし事故が起こった時、あわててヨウ素剤を取り寄せて配布したとしても数日かかると思うので 効果は期待できなくなります。
備蓄をしないのは必要な時に飲めないということです。
一宮市議会では ヨウ素剤の備蓄の請願は不採択になりました。
原発事故は1000年に1度しか起こらないと安全神話を広げて原発を維持してきて40年余り。
事故は起こってしまった。もう二度とない、なんて言えないんです。
それでも原発が必要だというなら 事故を想定して被害に遭う人が安全に安心に生きれるような対策が必要だし
それが出来ないなら原発から撤退するしかないと思います。
3.11まで私も電気の事をよく知りませんでした。
でも原発がなくても電気が足りると多くの学者が言っているのを知った。
福島の人に何の保障も出来てない国が 今後も原発を推進するなんてチャンチャラおかしい。
原発が事故を起こしたとして被害に遭うだろう地域が黙らされている事も おかしいと思いません?
一番に被害に遭うのは子どもたちなんです。
原発を無くしたら仕事がなくなるだとかいう人もいるけど、原発廃炉にするのに何年もかかります。
廃炉完了しても 核のゴミもなくならない。
原発止めても明日から仕事がなくなるわけでもないんですよね~。
ヨウ素剤の話に戻ります…。
いつ飲んでも同じ効能かといえばそうではありません。
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●緊急事故対策におけるヨウ素剤(内部被曝障害防止剤)
被曝が一瞬に生じると仮定して、100mgのヨウ化カリウム剤「ヨウ化カリウム丸」を飲むことによって被曝を阻止できる率は下記のとおりです。
服用が12時間前=90%
服用が直前=97%
服用が1時間後=85%
服用が3時間後=50%
●ヨウ素剤の飲み方
放射線による緊急事態は発生時(原子炉事故)甲状腺保護としての投与法
■1歳以上成人まで
初回に50mgヨウ化カリウム丸2丸を水とともに服用する
その後24時間毎に2丸ずつ服用する
なるべく食後30分以内に服用する。
服用期間はヨウ素による被曝の可能性がなくなるまで。
放射性ヨウ素の半減期が8日だから 2週間くらいは飲み続ける必要がある。
(半減期が8日と言うのは 16日でゼロになるということではなく4分の1になるということ)
(服用期間については、合原亮一著「原発事故サバイバルハンドブック」より)
■乳児
1錠50mg。初回に50mgヨウ化カリウム丸1丸を服用する。
その後24時間ごとに1丸ずつ服用する。
つぶして粉末とし、ミルク・シロップ・ジャム等に混ぜて飲ませる。
■妊婦・新生児にも特別な配慮はいらない。
妊婦は成人と新生児は乳児と同じく扱う。
出典 薬剤師会雑誌38(6)545(1986)
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そう言えば年末の衆議院選挙の時に 「脱原発」を掲げていた党の人が
「今回のこの請願にヨウ素剤の備蓄の他に 原発を直ちにやめるという文言が入っていたから 賛成できなかった」と聞いた時には驚きました。「脱原発」という言葉を選挙の票取り道具にしないでいただきたい。