タイ古式マッサージ「サバイディー」日記

東京都昭島、立川、国立、国分寺,
中野のタイ古式マッサージ「サバイディー」です。いろいろなことを綴っていきます。

やわ肌

2009-05-28 10:33:46 | Weblog
こんにちは国分寺店の前田です

先日、久々に「肉まん」を作りました

実は 人生最初の得意料理が「肉まん」な私。


学生の頃


「得意料理はなんですか?」

の質問に、

「肉まんです」

と 答えたいがために、作り出した、この「肉まん」

だって 得意料理が「肉じゃが」とかじゃつまんないし・・・



勿論、皮から作るのですが

この「皮」作りが、たのしいのです

薄力粉と、人肌くらいの温度のぬるま湯。

混ぜて 練って 捏ねて 膨らまして

まーるく伸ばして

くるくる具を包んで・・・


おもしろいのは、この最初の段階の、

膨らます前のこの真っ白な生地。


料理の本には「赤ちゃんの肌くらいの柔らかさ」になるまで、しっかり捏ねましょう、
・・・と書いてあるのですが


「赤ちゃんの肌くらいの柔らかさ」



ホントに、そんな感じなんですよ!

きめの細やかさといい、吸い付くような湿度感といい・・・
捏ねた時の、僅かな熱も微妙にそのまるい生地の中から私の手に伝わってくるのです。


もう一つ例えるなら、

「柔らかい肌質の子の二の腕の柔らかさ」

とかも 近い気がします


ただの小麦粉と水なのに・・・



そうか


あかちゃんの肌は小麦粉と水からできていたのか・・・



なーんて ことを考えながら


できあがりました!!


ひさしぶりの「肉まん」!

中の具は、細かく刻んだ豚バラ肉に、ぶつ切りの長葱というシンプルなものですが
、これが、また美味しい

料理は、とにかく美味しく、できあがれば良い。

でもね


この肉まんに関しては、

この「やわ肌」感を感じることこそが 制作過程の一番の醍醐味だと思います


「やわ肌」感。


ぜひ 一度、お試しください


結構 簡単なんですよ






















タイフェス!

2009-05-18 08:41:09 | Weblog
こんにちは国分寺店の前田です

今年も、先週末代々木公園で行われました


タイ・フェスティバル


タイ王国大使館主催のこのイベント

タイと日本の親交をより深めながら、
タイ文化と伝統を広めるとともに、タイ料理を堪能してもらうことを目的に、毎年この時期に開催されます。


とはいっても、

私 前田はこのタイマッサージの仕事を始めてから、土日勤務なことも有り
一度も このタイフェスに足を運んでません


でも

今年はちょっとうれしいことがありました

お客様から、タイフェスのお土産を頂いたのです


「どうぞ みなさんで」

と 差し出された包み紙

中には、 

なにやら 葉っぱで包まれた ちまき のようなものが・・・


甘い、異国の香り


「タイフェスティバルに行ってきたんです


そういわれるまで、

すっかり タイフェスがその日だったことを忘れていた私

そっか!!今日だったんだ!


と なんだか とても嬉しい気分になりました


そのお土産は

あんこを包んだお米を、さらにちまきのようにココナッツの葉で包んだ甘い、お餅のようなものでした

ココナッツの香りのする、甘いお米の味


タイの街や食べ物には独特の香りが有りますが、
私はこの香りが 自分の故郷と感じるくらいに、身に染みて好きなのです。


なんだか、タイに行きたくなってきてしまいました


ちなみに、

写真はタイフェス行った友人から送られてきたものですが、
この自動車みたいなものは「TUK TUK」
という タイの乗物です。

私の友人には、このTUKTUKを日本で購入し、乗っている強者がいます・・・


たいふぇす

来年はいきたいなあ


























焼き味噌

2009-05-10 09:04:36 | Weblog
こんにちは!国分寺店の前田です


今回はひさしぶりに食べ物の話、、、



このあいだ、初めて食べました。

「焼き味噌」!!

食べたことが無い上に、
実は大して食べたいとも思っていなかったのですが・・・

妙に、私の心の端っこにずっと残っていたものなのです。

多分、それは 昔 読んだ小説にあったこんなくだりのせいでしょう。


「・・・しばらくして見たことの無い料理が運ばれてきた。

しゃもじの上に、表面がこげた味噌がのっている、ただそれだけのものだ。
味噌は薄く張り付いていて、香ばしい匂いがしている。
削り取って口に入れると、強い味が舌を刺した。

普通は夏にしか出さないんですけどね、と女将が笑った。」


休日、昼時に友人と訪れた 蕎麦屋。

普段はほとんどお酒を飲まない私ですが
その日は昼間から日本酒!(笑)

蕎麦屋は日本酒が飲みたくなるのです。

蕎麦の前に

焼き筍

木の芽和え

・・・など料理を数品。

ふと 品書きに目が止まりました。

「焼き味噌 六百円」

なんだか、「今しかない!!」
と思って 焼き味噌 注文。

日本酒を舐めながら
この5年以上前に読んだ小説が私の心に残した料理を待ちました。

この 焼き味噌・・・

ただ 味噌を焼いただけ!!

というのは知っていたのですが

出てきたそれも、ホントにそんなかんじ・・・

焼き石の上に、少し味付けして薬味を加えた、味噌の塊。

香ばしい、豆の香りに 鋭い 山椒の香り。


酒の肴って

あえて胃袋を満たさずに、
脳みそのどこかを気持ちよく刺激してくれますよね。


「いい気分」にさせてくれる味。


お酒を全くといっていいほど飲めない私が
お酒を飲みたくなるとき、

それってやっぱり
こういう 肴が あるときなんです。


その小説の最後

「その焙り味噌の匂いと、焦げた江戸の味は
    別れの理由を聞くな、とそう私に命じてるようだった。」

私の記憶の片隅に5年間、残っていた この一文。

物語はほとんど忘れてしまっていたのですが、

なんだか、ちょっと切なく懐かしい気分。

「焼き味噌」

思ってた以上に、美味しかったなあ。