さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

ボクサーの恥を尻目に、キックのスターが「きちん」としていた 神戸大阪その他の雑感

2022-08-19 05:34:06 | 関西ボクシング




何しろ試合数が多くて、感想書くのも大変な日曜の神戸、大阪日程被り配信ですが、あとはざっとまとめて感想を。
何かと賑やかだった大阪の方から。


石井慧、サトシ・イシイという表記になってましたが、まあ何でもいいですけど、集客や取材の増加、配信の視聴者数には資するところの多い、ボクシング公式戦出場だったことはよくわかりました。
ただでさえPC視聴では画質の安定しないABEMAの配信が、この試合あたりから、さらにガクッと画質が落ちましたんで。

試合についての感想は「のそのそ」してはったな、という。
柔道金メダリストの名前がなく、普通のボクサーだったら、ヘビー級であろうが何級であろうが、この試合は見ようとも思わんかったやろな、と。
他に思ったことはありません。



アンダーでは四国期待の星、福永宇宙と、3年もブランクがあったという「パンチ」山下賢哉の一戦が大いに盛り上がりました。
山下の先制攻撃に対し、福永が少し受けに回り過ぎてしまい、そこから打ち返すも、山下がさらに攻めて、4回に連打から右決めて、福永をダウンさせる。
しかし5回、福永ラッシュして逆襲、右決めて山下をふらつかせる。
両者出血を見た激戦は一進一退、判定は福永に上がりましたが、見た印象では山下の僅差勝ちかな、と。
もちろん競った試合ではあるんでしょうが、ダウンの分だけ...という。
しかし両者の健闘、敢闘は素晴らしかったですね。ABEMA配信でこういう試合が多くに見られたことも。



全試合終了後に行われた、件の「ボクシング戦」こと、ABEMAスペシャルマッチ、というのは、ふたつあったんですね。
ひとつめの方は、もう出てくる人間の氏素性を見知ることすら馬鹿馬鹿しい、という感じで飛ばしましたが、一応ふたつめの方は見ることにしました。

しかしボクサーの方がおちゃらけたポーズを取り、アタマから突っ込み...公式試合でこれやったらサスペンド、という振る舞いを見て、さすがに呆れてしまいました。
相手の、皇治というキックボクシングのスター選手が、逆にきちんとボクシングに徹していて、アホなことをされても相手にしない、という風だったのを見て、感心した次第です。
とはいえ、これも内容的には...で、最後までしっかり見る、という気にはならず、途中で見るの止めてしまいました。

なんか、試合前後は色々言ったり言わされたり?あったみたいですが、その辺は全部パスしましたんで、よくわかっていません。
まあしかし、仕事ぶりに人間が出る、という言い方に倣い、試合ぶり、というかリング上での振る舞いに全部出ているんだとしたら、この両者の優劣は明らかに見えたようには思いました。



しかしまあ、試合前後の煽りとか、誰も彼もがマイク持って長々と、何言ってるのか知りませんが...ショーアップとかアピールとか言えば聞こえは良いけれど、これ、会場にはよう行かんなあ、という印象でした。本当に時間の無駄です。

家でタブレット見てるぶんには、試合以外のところでは他のことしたり、実際用事があったりして、時間は過ぎていきますが...試合数が多めな上にこれではな、という感じでした。
個人的なことを言えば、この大阪の方の配信は、試合の合間に野口修氏の評伝を読んで、時間を潰しました。けっこう読み進めました。




神戸の方は、アンダーにも好印象の若手選手が出ていて、興味深く試合を見ました。
RSTジムというのは、姫路にあるジムで、一昨年にプロ加盟したそうですが、アマチュア経験のある選手が複数出ているようです。

デビュー戦の小田切駿平というサウスポーが、7勝5敗3分のジョナサン・アルマセンという選手と闘い、優勢に試合を進めて、最終6回にパンチでカットさせてのTKO勝ち。
スーパーフライ級でしたが、相手は若干小柄ではあったものの、打たれても闘志を見せて返してくる。
小田切もしっかり打って攻めていくが、なかなか倒せない。最後はカットでTKOでしたが、噛ませさん相手のそれとは比較にならない、実のあるデビュー戦だったと思います。
しかしデビュー戦から15戦キャリアの相手とやるんですから、それだけでも大したものですね。


この次が、私は事情あって会場で見られなかった、4月さいたま決戦のアンダーに出て、姫路木下の強打、山本龍児にKO勝ちしたという、真正ジムの穴口一輝、プロ3戦目。
10勝2敗のレネリオ・クイーゾに8回判定勝ち。
そしてまたRSTジムの田井宜広が、16勝6敗3分のジュン・ブラゾに3回KO勝ち。


三つとも、けっこうキャリアのあるフィリピン人に対し、キャリアの浅い日本側のホープが頑張って、しっかり闘って勝つ、という試合で、簡単にはいかないが、まずまず実になる試合だったと思います。
こういう試合の中から、どんどん倒して勝ち上がっていく選手が出れば、それが本当のホープということになるし、本来そうでないといけない、それが当たり前であるべきです。

そういう当たり前、前提の上で、わかりやすく優劣が示される場。
それがボクシングのリングであってほしい、と改めて思った次第、です。



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山中竜也、8回に急遽?駄目押し 古豪タコニングにフルマークで完勝

2022-08-18 11:48:28 | 関西ボクシング






ということで神戸の方ですが、山中竜也が再起二戦目で、元WBC1位にして「避けられる側」のOPBF王者としても知られたジョナサン・タコニングと対戦。
8回フルマークの採点が出ましたが、その数字ほどタコニングが悪かったわけではなく、山中の方が、再起二戦目としては上々の出来だった、という試合でした。


今から思えばミニマムのときは、相当減量もきつかったのだろうなあ、と思うほど、ライトフライでも良い体格で、なおかつ攻防ともに無理なく身体が動いている。
序盤からジャブ、ワンツー、足で捌く。
2回、タコニングが早々の巻き返しを意図して出るが、山中左ボディ決めて止める。
続いてワンツー。タコニングの右に左被せて左回り。
3回、タコニングの左ボディストレートに右ストレート返す。山中好調、ワンツー、ツーの右をボディへ。

4回、タコニング、右フックの入りを山中、飛び退いて外していたが、時にダックして外すように。
一度ボディ打たれるが、ワンツーボディへ返す。ジャブで突き放し、展開が安定してくる。

5回、山中外しておいて右ボディ。出鼻に小さい右カウンター。左ボディなど追撃、その後は足と上体の動きで外す。
6回もジャブ、右カウンターが冴える。
7回は少しタコニングが出るが、外されて打たれ、スリップ。タコニング左ショート、際どいがクリーンヒットはせず。
タコニングの右フックと、山中の右ストレート交錯。その後、山中ジャブでフォロー。抜かりなく抑える。

8回、タコニングの左ボディに右合わせるパターン、また決まる。 
山中、出てくるタコニングをジャブで止めて、測って、右ストレート。タコニングぐらつく。山中追撃。
その後も速いショートのワンツーなど、再三ヒットを重ね、クリアに取る。
あと二回あったらストップもありそうな感じまで持っていきました。

ラウンド前に、10回戦だったはずが、コミッションから8回戦として認可していると通告があって、急遽ラストラウンドになった回でしたが、動じることなく駄目押ししての勝利でした。



かつては日本の上位陣が「世界戦で闘うならともかく、OPBF戦で挑むにはリスクが高い」として、誰も挑みに行かない、招聘もしない、という「避けられる」OPBF王者だったタコニング、35歳という年齢にしては、力が落ちていたとも見えませんでしたが、山中の安定感のある、攻防とも無理の無い技巧的なボクシングが、完全にポイントを支配していきました。

山中の引退から再起への過程は、ABEMA制作のYouTube動画が上げられていて、多くがそれを見た上でこの試合を見たのだとしたら、山中がこの試合に向けて築き上げたボクシング、それを支える心技体の内実が、しっかり伝わったことでしょう。
一見すれば地味な試合、ロケーションも含めてそうだったかもしれませんが、大いに見どころアリな8ラウンズだったと思います。

山中、今後はさらに大きな試合があるかもしれません。
国内に世界のタイトルホルダーが複数いることもそうですし、その次の位置にも、元世界王者や、かなり強いレベルの日本王者がいます。
今回の試合で、いきなり次、そういう相手とやれるものか、その是非はというとまだ少し、という気もしますが、再起二戦でこういう話が視野に入るだけの内容と結果を残した山中は、考え得る中で最高レベルの再起路線を進んでいる、と言えそうです。




で、ラウンド数変更の件ですが、見えないところでいろいろあったんだろうなあ、と。
前日までJBCの試合予定表が虫食いだらけで、一体これはどうなっとるのや、と思いましたが、昨今あれこれ噂になっているコミッションと業界の対立...齟齬、という言い方にひとまずしておきますが、その反映を見せられたのか、と嫌な想像までしてしまいます。


まあそれはさておいて、公式試合の規定ラウンド数が試合途中で変えられた、この表面的事実だけで充分、大問題です。
勝ち負けに影響するところ大ですし、タイトルマッチや大試合ではなかったから何となくうやむや、で済ましていい問題ではありません。
コミッション、業界共に勝手を言っておしまいなのかもしれませんが、第三者の立場で、双方から事情聴取して、何が原因でこんな馬鹿なことが起こったのかを調査する機関が必要だ、と思います。
コミッションを調査する機関、というのは、もはやブラックジョークの域ですが、現状、本当にそういうものが必要ではないか、と思うことが多々ありますんで...。


真面目な話、所詮は業界のご都合に追従する組織でしかない、成り立ちからしてそうで、昨日今日の話ではない。
新任の事務局長などが批判の対象になっていますが、ある意味仕方ないのではないか、と傍目には見えます。
それはいわば、JBCが宿命的にそういう組織でしかない以上、急に放り込まれた?人間に出来ることなど無い、というだけの話ではないか、とさえ。
とはいえ、元々そんな風に思ってきましたが、昨今のあれこれはもう、そんな切り捨てのさらに上(下か)を行く酷さであるのも確かです。困ったものです。

試合内容は良いものだったのに、そしてせっかくライブ配信があったのに、多くに見られる機会に、とんだミソをつけてくれたものです。
とりあえず業界側、コミッションの側、双方に対して然るべき原因究明調査、その内容の公表と、然るべき処分がなされるべき、ですね。





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和製アンディ・ルイスを目指すか、それとも 但馬ミツロ、韓国王者を初回KO

2022-08-17 05:55:03 | 関西ボクシング





大阪の興行、メインはヘビー級の日本タイトル決定戦、そして韓国タイトルもかかっていた?んですかね。
正直よくわかりませんし、どうでもええ、わしゃ知らん、という気分でもありますが。
但馬ブランドン・ミツロ、韓国王者という選手を初回、右アッパー決めてコンビで追撃、レフェリーストップという流れでした。


但馬の試合をしっかり見たのは今回が初めてですが、アマチュア時代から聞いていた凄いという評判も、これ見るとなるほどなあ、という。
最初は遅い相手に余裕見せてて、ヤな感じでしたが、打ち出したら速い速い。
この重いクラスで「速い」と見えるということは、相当速いということです。「遅く見えない」だけでも、充分速いはずなので。
しかも日本の重いクラスの選手で、そういうの滅多に見ることがないですから、それだけでも充分な「見もの」です。

ただ、対戦相手に関しては、今は言うても詮無いことで、また別の話として...と割り切るにも苦しいレベルでした。
想像し得る範囲の中でも一番下、としか言えませんでした。試合としては、見られたものではなかったですね。



で、今後ですが、世界への一歩どうこう、と言うには言うし、言わなしょうがないんでしょうが、今後、どういう道行きがあり得るかなあ、とは思います。

ホンマのホンマに、世界ヘビー級王座、というより、世界的な試合を闘えるところまで行きたいなら、結局は海外のプロモーションとの契約、ないしはそちら主催の試合出場は必須になります。
そこに辿り着き、その先を闘っていける実力を身に付けるまでは、日本で段階を踏んでいくわけでしょうが、となると、やはりこの次は、豪州勢との闘いがひとつの試練になるか。
藤本京太郎のキャリアを振り返れば、だいたいそういう感じでしょう。

東アジアでは、ヘビー級といっても、良い相手はいなさそうです。
唯一の?例外、超がつく例外ジャン・ジレイがいますが、逆に、あれに今当てるわけにはいきませんね。ちょっとかけ離れているというか。


仮に豪州勢の壁をクリアしたとして、その内容が卓抜したものなら良いですが、体格面で秀でた選手も多いでしょうし、但馬の身体付きを見ると、これからかなり「作って」いく必要がありそうです。
和製アンディ・ルイスとなるためには、表面に見える脂肪の内に、ヘビー級としての、筋肉の量が必要でしょう。
身体に張りがない今の見た目は、外から見て、中身がまだ足りない、ということがはっきりしているように思います。
その辺は試合を重ねるごとに、変わっていくところ...だったら良いのですが。


或いは、試合ごとに身体を絞っていって、クルーザーかそれこそライトヘビーで闘う、という選択をするか。
その場合、攻防技術の質がさらに求められることでしょう。
まあ、対戦相手に関しては、ヘビー級と同様の地域事情ではありますから、こちらも豪州勢が...というのは変わりませんか。


いずれにせよ、本当に世界の頂点を、それに繋がるレベルの「リーグ」への参戦を目指すなら、国内では限界があるのは確かです。
少なくとも、様々な面において、現状のままではいけない、それははっきりしていますね。
嫌なことを言えば、その限界の中で得られる成功に満足するなら、それはそれで良いというか、仕方ない部分もあろうとは思いますが。

何にせよ、この先どうなっていくのか、但馬ミツロ、思っていた以上に興味深いタレントかもしれません。
現状から今後、何がどう変わって行くのか。それとも...なのか。



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リベンジ路線?より、階級アップは吉と見る 力石政法、ライト級転向へ

2022-08-16 12:11:53 | 関西ボクシング



見た試合についての感想文、続けます。


矢吹正道の弟、力石政法はOPBFスーパーフェザー級王座をKOで防衛。
相手のトムジュン・マングバットは、ランクこそ低いが、いざ動いたら数字よりだいぶ良い選手に見えました。
長身サウスポー力石は、右リードでしっかり突き放し、とはいかないものの、動きで外し、左アッパーや右フックを当てる。

もう少し突き放したり、足を使えたりすれば安定はするはずで、力石の外見を見ればそれが良いとは思いますが、確かデビューの頃はライト級だったものを、一階級下げて闘い続けていることもあり、そういう余裕が持てるコンディションではないのだろう、とも。
それでも一打の威力、切れでマングバットを上回り、4回、左アッパー決まって、右フォローの間にマングバット、ダウン。
強烈なKO勝ちでタイトル初防衛となりました。


恵まれた体格にパンチ力もある長身サウスポーで、これでアウトボクシング基調のスタイルが練れてきたら、強豪居並ぶライト級上位陣に、名古屋から割って入れるタレントであるはずが、プロ三戦目で敗れた坂晃典への雪辱を目指すと公言し、そのために一階級下で頑張っている。
しかし自身のベスト、最高の技量力量を発揮するには、コンディション面でやはり限界があるなあ、と見えた勝利でした。

しかも来月、同じプロモーションで日本チャンピオン、坂晃典の防衛戦が決まっていて、この先に坂との再戦が既定路線になっている?となれば、まだしばらくこの「無理」が続くのか、と思って、心配な気持ちにもなりましたが、試合後の報道ではライト級への転向を表明したとのことです。

率直に、その選択は吉だと思います。確かに心情的には無念なのかもしれませんが、あの恵まれた体格ひとつ見ても、ベストコンディションでそれを生かすべきでしょう。
上記のとおり、ライト級は上位陣が強敵揃いですが、今後の成長次第で充分可能性はあると見ます。
問題は、その辺とのマッチメイク、対戦が、現状のプロモート体制でかなうものなのかどうか、その一点でしょうか。
大きな可能性を秘めた素材だと思うので、もう数試合の後、違うプロモート体制を選んで、大物相手に勝負、というのが良いのかもしれませんね。




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先送りされていた結論が遂に出た 宮崎亮と大沢宏晋、強豪に挑み敗れる

2022-08-15 18:51:57 | 関西ボクシング


昨日はABEMA TVの配信二本立て、共にライブでしたが時間も被り、試合数も多く、とても全部をカバー出来ませんでした(そうするつもりもありませんでしたが)。
しかし、これ見とこ、と思う試合だけは見たので、感想文をいくつか書いておこうと。
基本、PCやTVで見ると画質が悪いので、タブレットで見ました。妥協ではありますが、それなりのサイズで、画質を気にせず見るにはこれが一番良いです。




ということで、宮崎亮は再起して三戦目、パナマから現役のWBCランカー(ライトフライ級8位)という痩身の強打者、アサエル・ビリャルと対戦。
遠目に見るといかにも華奢な感じで、どうなんやろうかこの選手、と思ったのですが、アップになると引き締まった筋肉を身に纏っていて「あ、これは...」と印象が一変しました。

宮崎は初回早々に捉えられて打ち込まれ、ストップされるまで、画面左下に表示されていた「アタックカウンター」という手数の表示が、ほとんど増えず。
足取りも、コマネズミのように動いていた若手の頃からすると実に重く、相手を引き込もうとする狙いと悪癖が背中合わせ、という弊害はそのまま。
ならば残る頼りは際どいタイミングで狙う強打、のはずが、攻撃の手を出す間もなく動かれ、打たれ、という展開でした。

残念ながら、本当に力のある相手と当たるとこの通り、という以外、何も言いようが無い。それが宮崎亮の現状なのでしょう。
移籍して再起初戦の試合は少し見ましたが、いわばお互い「訳あり」同士の試合で、体格やパンチ力の差がありあり、という組み合わせで、そこで勝てたとはいえ、先行きとなると...という暗い予見しか持てず、それが間違いであってくれれば、と思ってはいましたが、やはり残念な内容と結果でした。



かつてオスカル・バルデスのWBOフェザー級王座に挑んだ大沢宏晋は、これまた同タイトル挑戦経験(エマヌエル・ナバレッテ戦)があるジョー・サンティシマと対戦、こちらは5回TKO負け。
3回にダウンし、持ち直そうと頑張っていましたが、5回にワンツーで攻めたところに左フックを合わされて二度目のダウン。
ダメージ深く、レフェリー即座に試合を止めました。

ただでさえコンスタントに試合をこなす、というだけでも大変なところ、コロナにそれ以外の不運もあって試合間隔は空きがち。
もう37歳、この試合は再浮上への大勝負でしたが、痛烈に敗れました。
こちらは宮崎と違って、最近見た中ではかなり仕上がっているのでは、と見えましたが、宮崎同様、相手が強かった。
大沢の敗戦を残念に思う気持ちはあれど、ボクシングの試合として、納得感のある内容を見られた試合でした。



宮崎と大沢、共に若手や新人王戦の頃から、折りに触れて試合を見てきた選手です。
その試合ぶりについては色々と思うことがあり、拙ブログでもファンの勝手でしかないですが、あれこれと書き連ねてきました。
彼らはそれぞれに、リングの上で遂げられなかった思いを抱えて、今まで闘い続け、その末に、共に同じリングで、強敵相手に挑み、敗れました。

そこに残った内容と結果は、残念ながら、言ってしまえば先送りにされていた結論が遂に出た、というものでもありました。
大沢は引退表明をしたそうです。
宮崎も進退を問われる立場にあることを、承知している旨、語ったとのことです。

そのこと自体を残念に思う反面、その結論が一切の斟酌無く、本人に突きつけられるような試合を闘えたことは、ボクサーとしての本懐だったのではないか、とも思います。
勝てばその次、その先、この上と語りうる試合。しかしそれ故に敗れる危険も大きい試合。

そんな試合、つまりは本当の勝負、本物のボクシングを見た。
彼らが、(おそらく)最後に見せてくれた試合は、そういう試合でした。



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サウジ決戦、もう来週だが配信情報なし 来月のラバーマッチは告知があるが

2022-08-14 06:33:57 | 海外ボクシング



戦禍にさらされる母国ウクライナを離れ、サウジアラビア第二の都市ジッダにて、オレクサンドル・ウシクがアンソニー・ジョシュアと再び闘う一戦、日本時間だともう来週日曜ですが、今のところ、DAZN日本の配信カレンダーや、DAZNのボクシング配信予定にも記載がありません。
やらないわけはないと思うんですが、開催地が中東なもんで、ばたばたしている、ということなんでしょうか?


最近のサウジアラビアといえば、巨額の賞金で有名選手をかき集めるゴルフの新ツアーや、サッカーのプレミアリーグ、ニューカッスル・ユナイテッド買収など、国内の人権問題やジャーナリスト殺害事件などへの批判を逸らすための、いわゆる「スポーツ・ウォッシング」を絶賛実施中の国ですが、このタイトルマッチもその一環、と問題視されて仕方ない、という面があります。
とはいえ、直前になってそんなことで問題発生、となると困ったものです。
まあ、もう数日経てば、何ごとも無く予定が出ているのかもですが。


その反面、来月のカネロ・アルバレスvsゲンナジー・ゴロフキンは、もうDAZNに記事が上がっています
こちらは会場もラスベガスで、いわば普通の段取りで進むから、ということなんでしょうか。うーん。



とりあえず最近出た、宮崎正博記者による記事。ウシク、ジョシュア両選手の内面と試合そのものにフォーカスした内容。

三浦勝夫氏の記事も。双方の報酬については、ホンマかいなそれは、と驚きですが。
これもサウジによる、スポーツ・ウォッシングの一環であるが故?と思ってしまいますね。




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明日の関西二興行は共にABEMAで配信 神戸の方もライブ配信の模様(情報追記)

2022-08-13 00:16:31 | 関西ボクシング


どこかの記事とかで大々的に発表、というのは目にしていないように思いますが、明日の日曜、神戸と大阪で日程被りとなってしまった二興行が、ともにABEMA TVにてライブ配信されるようです。
とりあえず8日付けの、真正ジム山下会長ブログに記載あり。


大阪の方はABEMAがえらく力入れているのか、当然ライブ配信前提で動いていて、あれやこれやと賑々しく話題になっています。
しかしどれもこれも中身がなあ、と思うばかりで、ある意味流石、という感じでしたが、神戸の方も山中竜也vsジョナサン・タコニングという、気になるカードがメインなので、なんとか見てみたいと思っていたところでした。

ただし、神戸の真正ジム興行は第一試合開始が13時開始、大阪の方は15時半開始とのこと。
神戸の方はこちらによると8試合予定。JBCのページ見ると虫食い状態で「何コレ?」ですが...。
まあそれはともかく、二時間半で8試合あるとしたら、すんなり終わるとも思えません。そりゃ、可能性はゼロじゃないですが。

おそらく時間被りになりそうで、その場合はどうなるんですかね。
ABEMAの番組表見ても、大阪の方は15時から配信とありますが、神戸の方はどのチャンネルで配信になるのか、まだ記載がありません。
時間被りの場合、巻き戻し視聴などが出来なかったら、見られない試合も出てくるのか、と。







こちらは山中のドキュメント。
引退から再起への流れが見られます。
概要欄には、配信終了後も見られます、と記載あり。
まあ、一応プレミアム会員になっているので問題無いはず、ですが。

ABEMAの情報ページはこちら。12時50分から、生中継、と記載がありますね。ただし番組表には、現時点で記載されていません。
別方面からは、神戸の方はライブでは無いかもしれない、という話も聞こえてきて、ちょっとコンランではなく混乱しています。
いったいどっちやねん、と聞きたいですが、また情報あれば追記します。

それはともかく、録画であってもとりあえず、見られるんですからありがたいことです。
両方ライブ配信の場合は時間被りの心配あり、どうなるのだろう、というのが前日時点での状況です、ということで。


※コメント欄にて情報いただいた他、別方面からも情報あり。
明日の神戸はABEMAの格闘チャンネル2、というところでライブ配信される模様です。
普段は番組表が表示されないチャンネルがあるようで、過去に配信があったとのこと。
それならそれで、試合の情報ページにそう記載してくれればいいものを、と思いますが...とりあえず安心してよさそうです。


===============



ところで、ABEMAプレミアム会員になってみて、これまでのところで、気になっていた画質についてですが、分かった範囲で。

まずスマホやタブレットで見る分には、画質はそんなに気になりません。普通に見られます。
これは要するに、そちらのOS向け仕様としては充分、という作りなのでしょう。

問題はスマートTVやPCで見る場合。一段画質が落ちます。
単に画面が大きくなるから、というのでなく、要するにPCのOS向けに必要な容量を用意していないのかな、と思ったのですが。

先週、サッカーのプレミアリーグで、有料会員で無いと視聴出来ない、いわゆるPPV視聴しか出来ないカードを見てみたところ、無料で見られる試合とは画質が全然違いました。
WOWOWオンデマンドやDAZN、その他の配信と遜色ない高画質で、しかも安定していました。
PPVの視聴者数が少ないから、画質が落ちずに済むだけなのか、それとも有料と無料の差、ということなのか。
具体的な理由はわかりませんが、結果としては、この辺で差が付いている、というのが現状です。


ということで、ボクシング無料配信の場合、高画質で見たい、ライブ配信を大画面で、良い画質で見たい、というニーズには、今のところ応えてくれないようです。
先日の八王子中屋の興行でも、視聴者数が少なく、容量に余裕があったと覚しきアンダーカードの間は、目が覚めるような高画質でしたが、視聴者が徐々に増え始めたせいか、セミの途中で画質が落ち、結局最後まで回復しませんでした。

日曜日の二興行、どちらも高画質で安定して見られたら良いんですが、ことに大阪の方なんて、数はかなり見られるでしょうし、おそらくそういうわけにはいかないでしょうね。
まあ、こちらは大沢宏晋、宮崎亮さえしっかり見られればええか、というところですが。はてさて。




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「お達し」が出て?色々と炙り出されたもの

2022-08-12 11:59:21 | 関東ボクシング


火曜日の興行、セミは女子のタイトルマッチがあり、アンダーには藤田vs湯場のほか、宝珠山晃vs川崎智輝の接戦(採点はもっと競っていたか、逆もあり得るかと見ました)、輪島さんの孫である磯谷大心の新人王戦準々決勝など、全部日本人同士のカードでした。

そして、FODプレミアムの配信でメインの中川vs梶が終わると、それと入れ替わるように、G+のダイナミックグローブ録画放送が始まりました。
全試合が日本人vs外国人の試合でした。
先週土曜、6日にホールで行われた豊嶋亮太vsアダム・ディウ・アブドゥルハミド戦メインの興行です。

ここ最近、外国人選手招聘解禁となって、また「あんまり強くない」タイ人などの外国人ボクサーが目に付きだしました。
しかし、この日のタイ人、フィリピン人、セミには韓国人も出ましたが、全員それぞれ、もちろん持てる力の範囲内ではあっても、懸命に闘っていました。

初回2分過ぎたら失速とか、初回早々、腹叩かれたら飛び上がって倒れるとか、無抵抗で打たれて崩れ落ちる、みたいな、見ちゃおれんような「絵」はひとつもなし。
多分ですけど、前回の興行であまりに酷いのがいたんで、本田会長が「呼び屋さん」に何らかの「お達し」を出したのではないか、と思います。

それはまあ、プロモーターというか「大会長」の良識だ、と、目一杯好意的に取ればそうなんでしょうけど、そもそもが勝負としてわからない、というカードを組んでいるわけでもないんだから、所詮それまでの話でしかありません。
言ってしまえば「勝てとは言わんが、全力を出せ」程度の話なわけです。


で、帝拳に今、大勢居ると覚しき、新人王戦出場規定を超えるアマチュアでの戦績、勝ち星の数があるもんでB級デビューしました、という選手たちが、その程度の相手がちょっと抵抗してくると、良いの当ててもお返しもらったり、逆に打たれたり、という具合。
アマチュア戦績何十何勝とか、○○優勝とかベスト4とか、実況があれこれ説明してましたが、言えば言うほど「うーん」という。
最初に出た小川寛樹という選手は、しっかりした試合ぶりで好感を持てましたが、後の数名は、率直に、こんなこっちゃまずいよなあ、としか思えませんでした。


しかし、矛盾するようですが、今回出た?お達し自体は、意味の無いものではなかった、のかもしれません。
この程度の外国人ボクサーがちょっとでも頑張ると、威勢の良い試合ぶりで勝つ、とはいかない。
そんな選手でもB級デビュー、というのがごろごろいる。
それが彼らの、というのみならず日本ボクシング界の真実であり、それがリングの上でしっかりと見えた、炙り出されたわけですから。


逆に言えば、その中で小川寛樹のように、しっかりした内容を残せる選手がいれば、その選手は本当に良い選手だ、とわかりやすく見える、ということでもあります。
そういうわかりやすさ、シンプルに優勝劣敗が見える構図こそが、ボクシングというスポーツを支える、大切な土台であるはずです。
レベルの低い話かもしれませんが、そういう意味では一歩前進、なのかもしれません。いや、半歩くらい、か...。



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危機にも崩れぬ心の構え 藤田炎村、湯場海樹を大逆転KO

2022-08-11 22:56:29 | 関東ボクシング

ということで火曜日のアンダーに入った注目のホープ対決、どえらい試合になりましたんで、簡単に感想を。



藤田裕崇改め、藤田炎村(ほむら、と読むそうです)は、湯場海樹とのホープ対決で、初回二度ダウンを喫する大ピンチを乗り越えて、4回逆転TKO勝利を収めました。

初回、サウスポースタンスで攻めて出た藤田、しかしダックした際右ガードが下がり、そこに湯場の左フックが命中、いきなりダメージ深いダウンを喫する最悪のスタート。
ほどなく二度目のダウン。これがクリーンヒットというより、ダメージを引きずってのもので、事態は深刻でした。
クリンチにいくのも難しそうなくらい、身体が思うに任せない風だったが、なんとか凌いで乗り切る。
徐々にボディ攻撃から返し、逆に湯場をボディで打ち込んで止め、上にもヒットを決めて、4回に二度倒し返すという流れは、希なる大逆転と見えました。


試合前から気合い入った表情の藤田、二度のダウンでダメージ甚大という事態にあっても、その表情が崩れなかったのが印象的でした。
もちろん精神面がどうであったとて、打たれて効いているという危機がどうなるものでもないんでしょうが、しかしあの気合い、闘う事への深い集中、といった「心の構え」なくば、こんな逆転劇は起こりえない、それもまた事実であるように思います。

日本タイトルなど「上」への話は、今後実現するのかどうか、またその予想はどうか、というのとは別に、藤田炎村というボクサーの闘志、闘う心の構えは、大いに目を引かれるものあり、です。


また、試合を終えたら、そこにいるのはなかなかの好漢でもあるようです。
2回にラビットパンチによる減点があり(さほど悪質とも見えませんでしたが)、試合後その件について「後頭部ゴメンね」と謝った声色は、想像以上に柔らかいもので、大逆転勝利と合わせて二度ビックリ、でした(笑)。



敗れた湯場海樹ですが、佐々木尽戦にも重なる、凄まじい展開の末に敗れる、という試合でした。

圧倒的な体格と強打、一目見て魅力に溢れたボクサーですが、勝つも負けるも豪快、そして敗れたときほど凄絶なドラマをリング上に描き、人々に忘れ得ぬ記憶を焼き付ける。
風貌や技術面のみならず、ボクサーとしての立ち位置というか、似んでも良いところまで全部、ホンマにお父さんそっくりやなあ、という。

この負けはさすがにショックが大きそうに見えます。
逸材であることに間違いないと思うのですが、簡単に再起に期待、と言って良いものかどうか迷うような試合でした。






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中川健太の「境地」を崩せず 梶颯、痛恨のタイトルマッチ連敗

2022-08-10 08:33:29 | 関東ボクシング




昨夜はFODプレミアムで楽しくライブ配信を見ておりましたが、メインの結果は想像以上に、挑戦者にとって試練でした。
とりあえずメインから感想文。



梶颯は立ち上がりから、フェイント入れて打っていく。しかし中川健太の左、ストレート、フックを食う。思うように外せない。表情がさっそく曇る。

福永亮次と互角以上に闘ったこともあり、別に対サウスポーが苦手でもないはず、と思っていましたが、一発ずつキレと威力を出そうとして打つ福永と、相手の出方に合わせて当てればいい、という割り切りがある中川とでは、やはり勝手が違うのかもしれない。
だとしたらこの試合、思う以上に、梶にとって苦しいかも。早々にそんなことを思った初回3分でした。


対する中川健太、2回には足で間合いを外し、梶を捌く場面も見える。
この回バッティングで梶が左目上をカット。自ら無理に右ボディを打ちに行って当たった。
再開後、中川の小さい右フックが、この傷の当たりにヒット。勝負の世界は非情、というところ。

3回以降も、中川が左ボディアッパー、右フック上返しを基本に、再三ヒットを取る。
梶は左ボディの単発ヒットはあるが、空転気味。4回、ワンツーはヘッドスリップで躱され、スイッチして左フックを振るが、これも空を切る。

5回中川左ボディ、右リード当てる。途中採点は5対0が二者、4対1が一者で中川。
梶への1ポイントはいったい、どのラウンドなのだろう、と首を傾げる数字でした。

6回以降、梶は当然巻き返しを図る。しかし7回は中川が右フックリードでまさり、梶のワンツーを躱し、右サイドへ出ての小さいコンビを決める。
8回も左ヒットを端緒に、中川が手数を出す。梶は右フックを連発、右ボディから左フックも繰り出すが、スローで見ると中川がガードしていた。
9回も出てくる梶に中川が左を相打ちした以外は、ワンツー決めるなどして優勢。
最終回は梶が出て右、左フックなどを決めて抑えるが、中川も左を返し、右アッパー迎え撃ちを見せ、リードを保って終了。

公式採点は6対4が一者、7対3が二者で中川。
若干、梶に甘い数字のような気もしました。



中川健太、かつては7連続KOで浮上してきたパンチャーで、その反面脆い印象でもあり、福永亮次との激闘で敗れたのも、防御を崩されて打ち合った結果と見えました。
しかし、それと前後して府立の地下で二度も見た王座獲得試合は、抑えるべきところは抑えて闘っていて、パンチ力に頼りすぎない、巧いベテランへの進化、というべき闘いぶりでもあり、ことに4月の久高寛之戦は、その印象が強まっていました。
そして昨日、若い強打の梶相手に、中川の闘いぶりはその安定感をさらに増していました。
それは数々の激闘、そして手痛い敗北もあった拳歴、その末に彼が手にした、ひとつの境地なのだ、と見えました。



対する梶颯から見れば、中川は左のパンチが多彩で、当てるのが巧く、しかも威力が伴ってもいる。
元々パンチがある選手が、狙わずに当てて来ることほど、相手にしたら辛いことはないでしょう。
しかも長身、懐深く構えるサウスポー。梶に取って中川は、福永亮次とはまた違った意味を持つ、毛色の違う難敵でした。


試合前から、梶にとって福永よりも相性の良くない相手かもしれない、と思ってはいましたが、これほどとは、というのが、試合を見終えての感想です。
新人王戦後、タイトル挑戦までの間の、けっこう長く続いた停滞感のようなものは、福永戦の善戦によって一気に、帳消しになったかな、と思っていましたが、甘かったのかもしれません。
再起戦即タイトル挑戦となった試合で、中川健太の巧みな試合運びと、それを支えた冷静さ、そして狙わずとも強打の威力を秘めたパンチは、梶颯が抱える現時点での不足を、課題を、色々と露わにしたように思います。
それは攻め口の単調さであったり、また、ファイターの印象よりも勘、センスが秀でているが故に、外される展開ではさらなる強引さに欠けるところであったり...もう一段上の闘いにおいて、意外に「勝負」出来ない選手、と言えるかもしれません。
きつい表現かもしれませんが。


しかし、中川が思う以上の難敵だったことにより、この一戦が梶の、ボクサー人生を決める一戦になるという試合前の思いは、多少揺らいでもいます。
ある意味、これほど難しい相手であれば、ある程度までは仕方ないと言えば言えるのではないかと。
むしろ、今さらですが、福永亮次戦を勝ちきれなかったことの方が、彼のキャリアにおける傷としては大きいものだったのかもしれません。

とはいえ、こんな繰り言が無意味だということもよくわかっています。
梶颯、痛恨の連敗となりました。


そして、改めて中川健太、見事な勝利でした。
歴戦のベテランサウスポーが、長きに渡る闘いを経て手にした技量でもって、若き強打者をクリアに退けた。
見応えあり、な日本タイトルマッチでありました。



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