坂本博之は最後の最後まで坂本博之でした。
弱い相手を相手に簡単なKO勝ちをして、
みんなが笑顔で彼を見送るセレモニーが行われるという
我々の想像は粉々に打ち砕かれました。
詳しいことなど知りませんが、今回の戦闘意欲に満ちた相手との対戦は
坂本博之自身が望んだものなのではないかと想像しています。
どう見ても満身創痍の身体でなお、彼は最後の最後まで、
笑顔に囲まれる茶番劇ではなく、剥き出しの牙を相手に闘う「ボクシング」を
闘おうとしたのではないか、と。
かつて、誰よりも強く、誰よりも魅力的で、誰よりもよく闘い、
敗れてもなお起ち上がり、多くの人々の心を揺さぶってきた男。
今日の、ぶざまなまでの苦闘は、そんな坂本博之のフィナーレに
ある意味とてもふさわしいものなのではないかと思いました。
誰しもが想像していた、素人並のタイ人をKOしてのセレモニー以上の感動が
今日の試合にはありました。そう断言します。
「夜空を見上げて『さかもと』とつぶやくと、それだけで泣けてきます」
かつて、さる高名なボクシングライターが、こんな臆面もない(^^)文章を
本当に書かれたことがあります。
試合が終わり、後楽園ホールを出て、夜空を見上げると、
朝からの雨はすっかり上がっていて、綺麗な月が見えました。
本当に、とても綺麗な月でした。
弱い相手を相手に簡単なKO勝ちをして、
みんなが笑顔で彼を見送るセレモニーが行われるという
我々の想像は粉々に打ち砕かれました。
詳しいことなど知りませんが、今回の戦闘意欲に満ちた相手との対戦は
坂本博之自身が望んだものなのではないかと想像しています。
どう見ても満身創痍の身体でなお、彼は最後の最後まで、
笑顔に囲まれる茶番劇ではなく、剥き出しの牙を相手に闘う「ボクシング」を
闘おうとしたのではないか、と。
かつて、誰よりも強く、誰よりも魅力的で、誰よりもよく闘い、
敗れてもなお起ち上がり、多くの人々の心を揺さぶってきた男。
今日の、ぶざまなまでの苦闘は、そんな坂本博之のフィナーレに
ある意味とてもふさわしいものなのではないかと思いました。
誰しもが想像していた、素人並のタイ人をKOしてのセレモニー以上の感動が
今日の試合にはありました。そう断言します。
「夜空を見上げて『さかもと』とつぶやくと、それだけで泣けてきます」
かつて、さる高名なボクシングライターが、こんな臆面もない(^^)文章を
本当に書かれたことがあります。
試合が終わり、後楽園ホールを出て、夜空を見上げると、
朝からの雨はすっかり上がっていて、綺麗な月が見えました。
本当に、とても綺麗な月でした。
何故好き好んで厳しく辛い、
「ボクサー」という道を選ぶんだろう?と考えていた自分がボクシングを見るようになったのは
坂本選手の世界戦を見てからです。
ひたすら前進、負けてなお雄々しい姿。
誇り高い、カッコイイ男です。
最後まで坂本選手は坂本選手でしたね。
観戦お疲れ様でした。一人で思い切り泣いてくだせ~。
私は坂本博之ファンという輪の中からは外れた
部外者だと自覚してたんですが、昨日の試合を見て
最後の最後に、その輪の中に入れたような気がしました。
そういう感覚が、なんとも言えない気分でした。
最後の最後まで、あんな風に闘って見せてくれる、
坂本博之はやはりすごい男ですね。
ボクシングを好きで良かったと思います。
あんな凄い男を見知ることが出来たのですから。
…と、感化されて臆面もない文章を書いてみました(^_^;)
ホントに、ウソみたいに雨が上がってまして。
ぽっかりと月が浮かんで見えました。
陣内大蔵の「Dear Moon」じゃないですが、
月ってその時々に応じて、見え方が違うんですよね...。
あの夜の月は、何となく、ほっこりと暖かい光に見えました。