さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

清々しき熱戦/偉大な挑戦/お盆の決戦/京都にて試練の一戦/阿呆な話です

2014-05-19 23:43:06 | 話題あれこれ


昨日はせっかくのWOWOWオンデマンド生中継を、所用のため見られず、
頑張って今日まで情報シャットアウトしておりました。
で、今、放送を見終えまして、その感想他、あれこれと。

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やはりファン・マヌエル・マルケスは良い。最高です。この試合はこれで言い尽くせます。
前回の完敗、年齢や歴戦の疲弊、そして言いたくないことですが衰え、当然全てが事実かも知れません。
しかしマイク・アルバラードのような、誤魔化しのない相手との闘いで、クリンチの頻度が低い展開においては
マルケスの技量、力量が存分に発揮されることもあり、見ていて清々しい気分になれる試合でした。

細かいことは置いといて、見ていて、ごちゃごちゃしたところがなくて、絵として綺麗です。
やはりこの人は英雄やな、王国メキシコの伝説やな、と感心しました。

いずれ、というかもうすでに、第一人者の座はカネロ・アルバレスに譲っているのかもしれませんし、
これ以上闘うことのリスクも考えれば、もうそろそろリングを去るべきなのかも知れませんが、
ひょっとしたらパッキャオとの5戦目もあり得るのかも知れません。
もし実現すれば、もちろんそれを見ずには済まないでしょう。
複雑な気持ちもありはしますが、その反面、これが一部で言われるほど無価値な試合だとも思いません。
いずれにせよ、この年齢、この状況で、大したものだと思います。改めて感心です。

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日本のジム所属選手、中量級の世界上位に挑戦という試合がふたつ決まっています。
ロバート・ゲレロに亀海喜寛が、そしてジャメール・チャーロにチャーリー太田が、それぞれアメリカで挑戦とのこと。

どちらも陣営が相当な労力を払って組んだ試合でしょうし、是非頑張ってもらいたいですね。
勝算は、という話になればそれはどちらも厳しいことでしょうが、荒川仁人の例を挙げるまでもなく、
挑戦しなければ、勝つことも負けることも出来ない。
そして、時に勝ち負けを越えた次元の評価を手にし、それが新たな次のチャンスに繋がるかも知れない。
或いは、ホームリングで闘うだけでは見えなかった何事かが、良くも悪くも炙り出されることもあるでしょうが、
それもこれも含めて、とても大きな意味のある試合です。
亀海の方は、ありがたいことにオンデマンドで配信があるそうですので、今度こそ頑張って見ないといかんです。

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中量級、国内では、細川貴之vs野中悠樹戦が8月に決定。

サウスポー対決ですが、短躯の王者、長身の元王者と体格は対照的。
東欧の世界ランカーを破った経験もある野中は、初防衛の王者細川にとっては強敵です。
つまり、これからの細川は一戦ごとに「決戦」を闘う選手なのだ、ということでしょう。

両者とも、長きに渡り数多くの試合を見てきた選手同士です。
そのひとつの集大成とも言えそうな試合ですね。今年のお盆観戦は、これで決定です(^^)

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木曜日は京都に行く予定です。前座があれこれ豪華らしい、とチケット買ったあとに知りました。
嬉しい驚きをもらいました。ちょっと得した気分です(^^)

クリスチャン・エスキベルの現状がどうなのかは不明ですが、マルコム・ツニャカオ戦のあと、
昨年は二試合して共にTKO勝ちしているので、けっして悪い状態ではないでしょう。
京都のホープ大森将平にとって、大きな試練となるかもしれない試合です。
しかしその試練を無駄にせず、今後の成長に繋がる試合を見せてもらいたいと期待します。

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楽しい話題ばかりでもない、ということで、一応触れておきます(笑)

新会長就任の動きあり→ジムの活動再開、という流れが、正式に発表はされていないものの一部で報じられています。
個人的な感想としては、河野世界奪取の会場でああいう動きがあった以上、それは個々の業者のみの意志ではなく、
業界主流派の容認無くば、ああいう報じられ方にはならんと見るべきだったのだろうな、というところです。
そして、思った以上に露骨に、そして早期に、こういう流れに行くんだなぁ、とも。少々驚きです。

結局、これも誰の意志...露骨に言えば「差し金」かどうかは知りませんが、WBAが指名挑戦者として
若社長を認定した時点で、それを排除する理屈を押し立ててそれに抗う意志や論理が、
我々ファンの側にはいくらでもあるが、「業界」の側には存在しなかった。それが現実だ、ということですね。

とはいえ、まだ確かなことが正式に発表されたわけでもないわけですが。
この話を容認、というか後ろで支えているという業界最有力者と亀田の関係性については、
3年前の3月、あの震災直前にホールで行われた名勝負について書いたエントリーのコメント欄にて、
その時点における、知りうる限りの情勢と私見を縷々書き連ねましたが、もし今回報じられた話が事実なら、
結局一番の偉いさんが、やっぱり一番阿呆だった、ということになってしまいますね。

もっとも、これから話がめくれてきたら、とんだ「濡れ衣」(笑)だった、という可能性もあるのでしょうが。
でもたぶん、そういうことではないだろう、と見ます。残念ながら。

ちなみに、あの少し後に聞いた話じゃ、「けっこう良い奴だよ」とか思ってはる、らしいです。
もうこうなると、裏話というより「あなたの知らない世界」ですな。いやはや。なんともかとも。


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