さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

これまた大一番/ライブ配信あり/拳法王者連勝/府立に行かずにコレに行く/達人死す

2019-07-17 17:21:13 | 話題あれこれ





ということで、中谷正義が米国へ向け、関空よりご出立
村田諒太の快勝に刺激を受けた、とのこと。
少し前は、井岡一翔の勝利にも同様の感想を述べていましたが、近しいボクサーの相次ぐ勝利に続いてほしいものです。

思えば5月井上、6月井岡、7月村田と、日本を代表するスターボクサーが、それぞれにキャリアの中でも重要な大一番に臨み、結果として悉く勝ってくれたわけですが、世の耳目を集めているか否か、の違いはあれど、ライト級の世界3大ホープに数えられるテオフィモ・ロペスと、中谷正義が米国のリングでイリミネーションとして闘うこの試合も、負けず劣らずの大一番です。

パワフルでスピーディー、攻防ともにセンス抜群のロペスが有利の予想でしょうが、立ち上がり、中谷が強く出て、ワンツーの距離で闘う展開を基調に出来れば、勝機あり、とも思います。
過去のどの試合でも、体格の優位にかまけず、能動的に、積極的に試合を作っていく姿勢を見せ続けてきた中谷には、今回も変わらず、そして、なお厳しく、隙の無い闘い方を見せてほしいものです。

それでもなお、中谷の築いた城を、ロペスは激しく攻め立ててくることでしょう。中谷にとっては、間違いなく過去の、どの対戦相手よりも上のスピード、パワー、危険なタイミング、攻守切り替えの鋭さ、速いテンポを持つ相手です。
しかし、怯まず、怖れず、引き締めた闘いが出来れば、結果どう以前に、彼の声明が高まる試合になることでしょう。
ひたすら、健闘を祈ります。当日、なんとか結果知らずに見てみたいものです。


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前記事でちょろっと書いた、ラミレスvsフッカーの、スーパーライト級統一戦ですが、DAZNで当日、ライブ配信の予定が出ました。
やったー、という感じです。
しかし当日、先の日曜に予定していた用事がこの日に入り、残念ながらライブでは見られません。
また雨が降ったら別ですが...。

しかし、結果知らずに見ることは十分可能ですので、大いに楽しみです。
DAZNさんも、あれこれケチをつけてきておいてナニですが、段々充実してきましたね...。


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4月に、あの矢田良太ー永野祐樹戦のアンダーでデビューした強打のサウスポー、前田稔輝が、2戦目も初回KO勝ち
会場には行けず、映像も見られませんでしたが、なんとか行けば良かったかなぁ、と。

かつて、関西の若手選手を掴まえては「世界を見た!」と言うのが得意技だった私ですが、最近はそういう陽気さも元気も失いつつあります(笑)。
しかし、冗談はおいといて、最近見た新人の中では、飛び抜けて力のある選手だなぁ、と率直に思います。
もちろん、このレベルで強打が炸裂して勝っている、それだけで先のことまで見通せるわけもありませんが、とりあえず新人王トーナメント、今年の注目はこの人で決まり、でしょう。次が大いに楽しみです。


西日本新人王の準決勝興行というのは、その昔は府立地下や、京橋のIMPホールやなんかで、二部興行で行われ、昼夜合わせてそれこそ20試合に迫ろうか、という時があったと記憶しています。
私にはとても及びもつかない境地ですが、それを全部見るのが楽しみ、という、まさにマニア魂燃え上がる、という感じの知り合いもいました。
この記事見る限りでは、なんか試合数少ないですが、ちょっと寂しい気もしますね。


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先の府立決戦、会場観戦をし損なうという「スカ」をやってしまいましたが、この夏は、府立には行かんのにコレに来るんか、と誹る声が、東の空から聞こえてきそうな観戦予定を立てております。
8月8日、ホールです

大森将平が、上り調子の勅使河原弘晶に挑む一戦、世に言う「好カード」なのか否かは、結果よりも内容で問われることでしょうが、大森にとっては、久々のタイトルマッチ、そして勝てば「再浮上」と目される一戦です。

大森にとり、タイプとしては、苦手な方ではない、と思いますが、勅使河原も当然、策は練ってくることでしょう。低い姿勢から振って、その後でインサイドをショートで狙う、という、長身攻略の定石は当然のこと、それ以外にも色々と仕掛けてくるでしょうね。
大森が好調時のように、下肢を柔軟に、なおかつバネを利かせて使い、ストレートパンチで突き放し、さらに攻め込み、上下を打ち分けるという具合に進められれば、まず勝てると思いますが、そういう展開に持ち込むための備えが、充分に出来ているかどうか。大いに注目です。

この日の興行、当初、想定していなかったことですが、セミに堀川謙一、大保龍斗の試合が入りました。
堀川の試合は久しぶりに、直に見ることになります。なんか、得した気分ですね。


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パーネル・ウィテカー、交通事故で死去

ボクシング界がスピードとディフェンスをより重視する流れの中で生まれた、防御の達人、その極みにいたボクサーでした。
当時、見ていて思ったのは、パンチ力がないわけじゃない、むしろ強打を秘める部類だろうに、敢えてそれを出さずに闘おうという情緒は、一体いかなるものなのだろう、ということでした。

実際、ライト級時代は、統一戦で初回KOを決めたりもしているのですが、それさえも「倒すつもりなんかなかったのになあ」とでも思っていそうな感じ。
あの体格でウェルター級やら、果てはスーパーウェルター級でも勝っているんですから、単に巧いだけでなく、体力的にも相当、強靱なものがあったはずです。

その前提の上で、時に退屈だ、風格がない、と批判されるくらい、一方に傾いた闘いぶりで勝つのが常でした。
しかし、その姿は、米国でボクサーを志す、若い世代には大いに訴求するものでもあったようです。

フロイド・メイウェザーが追悼のコメントをインスタグラムにアップした、という記事。
なんでも、事故前日に撮ったという、ツーショットです。

これ見ると、小さい小さいと思っていたメイウェザーよりも、さらに小さいですね。
改めて、この体格でよくもまあ...と感心させられます。ご冥福を。


試合動画はあれこれありますが、あまりに見事なので、フルラウンド眺めていても飽きない、という類いの試合をひとつだけ貼っておきます。
ベタですが、フリオ・セサール・チャベス戦。撃墜王チャベス、実質的な初黒星。
知る限り、これが一番画質が良いです。SHOWTIMEが30周年記念で再放送したやつみたいです。





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ということで、一曲。
David Bowie “Heroes” です。






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4 コメント

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Unknown (Neo)
2019-07-17 20:11:02
ウィテカーのニュースはショッキングでした。安らかに。
体は本当に小さいですが、バスケのマグジーボークスを思い出すというか、
体の力は相当なものがあったと思います。

おっしゃる通り、かなりのパンチャーでもあったと思っていて、
いくつも倒す名シーンはありますが、自分にとっては、
たまたま何かのハイライトで見た、もうピークアウトしていた頃のデラホーヤ戦での空振りの左スイング、
速さと力強さに驚いて、二度見したことが一番印象に残っています。

階級を上げるにつれ、防御にシフトしていった様な印象もあって、
よけるとは言え、不完全ながら貰う機会も増えますから (アンタッチャブル川島も眼疾ありましたね確か)、
そういったダメージが今回の件に影響を与えたのかどうなのか、やるせない気持ちもあります…
Unknown (アラフォーファン)
2019-07-17 21:22:52
中谷さん、やっとの大舞台と思ったらよりによって世界戦以上かもしれない相手ですよね。せめて一戦ぐらいメキシコなど東洋圏外の相手と試合して欲しかったです。初の東洋圏外がこの相手、はてさて。
大森君と勅使河原君の試合は素晴らしいマッチメイクです。私はただ、大森君の能力を信じており、この試合を圧勝してもらいたい。その上でバルガスやローマンをやっつけて欲しいです。
また、この試合以外では、坂君と末吉君の対戦決まりましたね。何げに好カードと思います。
Unknown (CB400F)
2019-07-18 01:02:48
テオフィモロペスvs中谷と聞いて
イメージとしてプライアーvs亀田を思い出しました。
敵地シンシナティで御当地のヒーローをダウンさせた後そのまま後ろにデングリ返って立ち上がり向かってきましたね。
何となくこんなシーンが演出出来たら良いんですが。
ただ仮にそうなってもダウン経験のあまり無いであろうロペスはプライアーとは違い結構慎重に立て直すでしょうが。
プライアーはその直後にアルゲリョを破って遅ればせながらスターの仲間入りを果たしたように思いました。
勝ったとしてロペスはロマチェンコに照準合わせますかね?

ウィテカがプライアーと対戦したらと考えると興味は尽きません。
野獣vsアンタッチャブルはどういう戦いになるのでしょうか?
実現しなかった(すれ違った)私的好カードベスト30に入る顔合わせです。

あんなディフェンスマスターでも激闘型のボクサーのような最期を迎えたのは意外でした。
米のメダリストをずらっと並べたデビュー戦の圧倒的攻撃は凄かった。

ご冥福をお祈り致します。



コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2019-07-19 07:37:03
>Neoさん

ベンチプレス200キロ上げるとかいう話もありましたね。エドウィン・ロサリオと一勝一敗のファン・ナサリオを初回で倒してるんですから、相当なものです。五輪の試合は見ていませんが、後の闘い方よりも、普通の攻防バランスというか、攻めも守りも均等に素晴らしかった、という感じだったそうですね。
ウェルターに下の階級のスピードを持ち込み、防御重視で、という流れは、後のメイウェザーに継承された感がありますね。世代的に、メイウェザーもかなり影響を与えた部分がありそうです。打倒という結果よりも、攻防の「防」の方に、スリルやヒロイズムを見出す情緒とでもいうのでしょうか。
最後の方は、当然打たれてもいましたが、それが事故にどう繋がるかは何ともですね。


>アラフォーファンさん

本当に、下手な世界戦以上の相手です。先にタイトル獲れてたら、避けて通る対象の最右翼ですよね(笑)
仰る通り、別に世界上位でなくてもいいから、他地域の選手と試合組んでほしかったですね。いきなりコレかい、と。
大森に対する期待は同感です。実際どうなるかはなかなか...益田戦の前も、不安と期待共にあり、という感じが、蓋を開けたらアレでしたから、今回も同様に、と思いますが、確実に時は流れてもいますし、色々とありましたしね。あのときよりも、不安の影色濃い、というのが正直なところです。
坂晃典は、直近KO負けなので、うーむ、という感じですね。白黒はっきりした勝負をする選手だから、という面はあるにせよ。末吉の左をどう外せるか、抑えられるか、ですが...。



>CB400Fさん

言われて見れば、確かに、ちょっとイメージ被りますね。ロペスは過去の試合で、シリアスなピンチを経験しているのでしょうかね。
ロペスは結局、体重が楽では無いから、クラス上げるのではという観測もあるそうです。トップランク...というか、プロモート会社というのは、こういう場合、すんなり今のクラスで当てるより、上のクラスまで話を引っ張る、というのが昨今の常ではないか、と思っています。ロマチェンコをスーパーライトに上げさせた方が、そりゃあロペスにとり、優位な部分が増えるでしょうしね。
プライアーvsウィテカーですか...面白そうですね。ある意味チャベスより肉薄しそうですが、体格面であまり変わらない(どちらも、当該クラスでは小柄な部類)ということを考えると、ウィテカーがまさるかなぁと。


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