二週連続、週末に色々と試合があり、感想文だけでも大変でしたが、次の週末にはジャーボンテイ・デービスｖｓライアン・ガルシア戦があるという、本当に目の回るような４月です。
海外ではもう、この試合の話題でもちきりで、Twitterをざっと見るだけでもこればっかり。
何か言い合いになっているとか、いつもの感じなんで、その辺はパスしてますが、何しろ試合が楽しみです。
で、それまでにこの日曜、そして火曜、メイン以外のアンダーカードも賑々しかったんで、簡単に感想を書いておきます。
日曜ABEMA配信のアンダーでは、何かと話題の中川麦茶が、フィリピンのロビン・ラングレスを５回ＫＯ。
しかし、内容的には和氣慎吾戦のような張り詰めたものはなかったか、という印象。
小柄なラングレスに、安易に打つ機会、さらに言えばその意欲を与えている時点で、どうなんだろうかと。
那須川天心戦を希望しているようですが、この出来だと厳しそう。
まあ、相手が違えば気合いが入るタイプなのかもしれませんが。
しかし奇矯な振る舞いのせいか、若く見えもしますがもう３４歳、相応にコンディションは厳しくなっているのかもしれませんね。
ちなみに試合前後のあれやこれやは見ていません。報じられている記事も斜め読み程度。
ウクライナについて言及する、というのは良いことだと、基本的には思いますが、どういう態度で語ったのかは、よくわかっていません。
ヘビー級の但馬ミツロは、インドのナビーン・バーマをまたも初回ＫＯ。
こちらはまあ、今の時点で何かを問われる段階ではない、というところ。とにかく試合の数をやるのみ、でしょうね。
傍目には身体付きが変わってこないと、先の話もしようがないのでは、と大まかにですが思います。
重いクラスにも、もっと選手の数が増えないと、色々難しいでしょうが．．．。
関根幸太朗、久々に見たような気がします。三好竜太を２回、上下に強打を決めて沈めました。
一気のＶ字回復で、日本ウェルター級のトップに立った佐々木尽と、新人王獲得後の初戦でぶつかって、ダウン応酬のドローを演じた一戦は衝撃でした。
この日の猛攻も凄まじい迫力。もっと試合の機会を得て欲しい選手です。今後に期待。
あと、ABEMAの放送席は本当に酷かった。コメント欄でも少し触れましたが、実況、解説、女性タレント一人、そしてお笑いコンビの計５人。
実況が４人相手に話を割り振るだけで手一杯で、目の前で起こっていることに言及する頻度の調整が出来ない状態。
基本、実況解説が何を言おうが（或いは言うまいが）、気にせず試合を見る技術には自信がある方ですが、それでもさすがに煩くて、気が散ってしまいました。
試合以外のあれこれに関しては、一切見ないですし、やり過ごすことは出来るのですが、肝心の試合部分がこれでは困ります。
ここに関しては、見ないわけにはいかんので。
また、この日も怖いくらいの長丁場だったようで。
空席の目立つ場内に向けて、芸人さんが寒い呼びかけしていたり、その人選は何？と思うような人のライブがあったり。
配信開始から終了まで、６時間くらいあったのでしょうか。もっとでしょうか。
そりゃ、旧態依然の興行も如何なものかと思いますが、こちらはこちらで、結局そちらの「ご都合」の押しつけであることに変わりは無いなあ、と思うのみ、です。
８月大阪予定という次回も、１００％、会場に足を運ぶことはありません。暑いさなか、苛々するのはわかりきっていますし。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
火曜日のアンダーは、保坂剛ｖｓ石井龍誠の一戦がベストファイトか。
サウスポー同士の激しい攻防で、石井が４回ＴＫＯ勝ち。
巧くて速いサウスポー同士、強打の応酬でしたが、詰めた間合いで相手のガードのインサイドに、巧く腕を畳んで右アッパーを通した石井が打ち勝った、という試合。見応えアリ、でした。
元日本スーパーライト級チャンピオンの鈴木雅弘は、元ＷＢＯバンタム級チャンピオンのプンルアン・ソーシンユー、本名パンヤ・ウトックを、下から上への左ダブルでＫＯ。
そりゃ、快勝でしたが．．．何ですかね、見る者としては、どういう感情を持っていいものか迷うような試合でした、とだけ。
こちらはABEMAやひかり＆ｄＴＶの配信と違い、最初の数試合は実況なし。
実況解説は旧来の素朴なもの。煽りＶＴＲとかも、賑々しいものはない。
先日、アンダーから全試合、全員にニックネーム付けたりＶＴＲ作ったりせんでも、と書きましたが、とはいえセミやメインもあっさりと、というのはちょっと違うなあ、とも思います。
むしろメインなんかは、もっと盛り上げにかかってもらわんと、と。この辺のさじ加減は難しいものですね。
で、松本圭佑、勝ちましたし、近々「ミライモンスター」で取り上げられるかもしれません。要チェックですね。
