さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

井上、村田以外の「素のボクシング」が問われる 5大ビッグマッチ、本日決戦

2023-04-08 00:07:31 | 関東ボクシング




今日は16時から、AmazonPrimeのライブ配信、ダブル世界戦含む5試合です。
全選手、前日計量パス。





最近はここで色んな事が起こってしまうので心配です。
昔なら、何も無いのが当たり前だったんですが。まあ、ホッとしました。
これでいよいよ、明日は試合を存分に楽しむのみ、ですね。


とはいえ、色々気にかかるところも当然あります。
単に試合毎の勝ち負けがどう、というのもありますが、やっぱり那須川天心という、色んな意味で規格外というか、前例のない存在の「参戦」が、今のボクシング界に何をもたらすのか、ですね。
言えば井上尚弥や村田諒太といったスーパースター以外の「素の日本ボクシング」が、那須川天心と照らし合わされる場で、どのくらい輝きを放てるものなのか、それとも...というところです。


那須川は、計量では対戦相手の与那覇勇気に、右拳を固めて一歩迫ったり、「格闘技」という言葉を強調して語ったりしたようです。
この辺、いろいろ取り方もあるんでしょうが、おそらく意図して、というか...多少なりとも波風欲しいな、割と静かな感じで何もかも進むのはちょっと気持ち悪いし、という感じではないか、と思っています。
これはつまり、キックや格闘技の世界で、スターとして生きてきた彼ならではの嗅覚であり、プロ意識であり、責任感でもあるのかな、と。

そして、このような意志を表現することで引き受けねばならない様々を背負って闘いに赴く姿には、敬意を払わねばならない、とも。
事の是非はあれど、悪い感情を持つどころか、さすがやなあ、と思いもします。



しかし、それを踏まえた上で、結局のところ、それに加えてリングの上で、何を示せるかが肝心です。
その点において、5試合もの注目カード、メインイベント級のビッグマッチが、全て切り貼り無しで、しかも天下のAmazonPrimeにてライブ配信されるこのイベントは、出場する選手達にとって、一世一代の大舞台であり、単に勝つか負けるか以前に、何を示し、証し、残せるか、という意味でも「好機」であるはずです。
那須川は「自分の大会にする」と、これまた格闘技用語?(ボクシングでは「大会」って言わないですね)を使って、意気込みを語っていますが、他の選手達も、同様の意気込みをそれぞれに、きっと持っているでしょう。


今日の「大会」が終わったあと、ボクシングやっぱり凄いな、なかなかやるな、とシンプルに思えるような、そんな試合がひとつでも多く見られますように。
まずは単純に、そう思っています。


今回は会場には行きませんが、大画面でも高画質のAmazonPrime配信で、楽しく見ようと思います。
明日は明日で、海外からWOWOWとDAZNの二本立てで、これまた楽しみですね。そりゃ、大変でもありますが(笑)。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする