大晦日の井岡一翔戦、日本政府の外国人入国規制によって来日ならなかったジェルウィン・アンカハス陣営のショーン・ギボンズがインタビューに答え、1月にも米国、PBCの興行で、別の相手と試合させたい、と語っています。
ゴロフキン、村田戦は今のところ、ゴロフキン本人が村田との試合を行いたい旨、語っているようですし、周辺からも他の選択を探るようなコメントは出ていませんから「延期」と言っていいでしょうが、こちらはというと...こうなるとはっきり「中止」と言い表すべき事態かな、と思います。
とはいえ、1月に試合して勝って、その次は、と言っているように、別にアンカハスが米国のマーケットで引く手あまた、という状況でもないでしょうし、来日するというハンデはあっても、井岡との試合がアンカハスにとって、最大のビッグマネーファイトであることに変わりは無いでしょう。
そういう意味では、あちらもある意味、選択肢は限られるはずです。
唯一、真実味をもって響くのは、年末に向けての調整を無駄にはしたくない、という一点のみ、ですね。
今後もなんだかんだ、紆余曲折はあるのかもしれませんが、一度は大晦日というとんでもないスケジュールで決まったカードなんですから、なんとか来春に実現してもらいたいものですね。
ただ、日本でやるとなると...ただでさえ選手がコロナ陽性となれば中止、というリスクがあるところ、それに上乗せするかのように、今回のような話になってしまうのが、どうにも不安です。
やはり、これからのボクサーは、米国や海外においても商品価値を確立していかないと「成功」するのが難しい。
要因は前向きな部分と、そうでない部分がありましょうが、そういう時代になって(しまって)いる、のでしょうね。