さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

梶颯、強打の三冠・福永亮次に挑む G+生中継予定

2021-08-30 13:09:47 | 関東ボクシング




こちらの記事にあるとおり、日本スーパーフライ級のトリプルタイトルホルダー福永亮次に、帝拳のホープ梶颯が挑む試合が決まりました。


新人王戦の頃は、もう抜きん出て強いだけでなく、何か闘う男の風格さえ感じさせた梶颯ですが、パンチのある選手ならではか、国内の若手対決や上位への挑戦、という感じの良いカードに恵まれず、あんまり強くない外国人ボクサーを「びたん」と倒すような試合があり、そのうち普通の試合でも攻めあぐみ、みたいな感じになっていった、という印象です。
老舗、大手のこだわりなのか何なのか、ユースタイトルマッチに出るということもありませんでしたし。
少なくとも、遂に!あの梶颯が!という感じの盛り上がりがあるキャリアで、タイトル初挑戦を迎えた、ということではない。それが率直な印象です。


しかも、相手は中川健太やフロイラン・サルダールを沈めてきた、間違いなく「国内」最強のタイトルホルダーです。
普通に考えて手強い、強打者だし左だし、充実した勝ちを続けている時期だし、梶にとって不利予想は当然でしょう。
しかし、この選手は何かひとつきっかけがあれば、元々持っている素養というのか、相当強くなれる可能性を秘めているように思えます。
どこかで自分の「型」を見つけて、それにすんなり「入って」闘えるようになれば...そのような試合が一度でも出来れば、そこから...と。


少なくとも、ここまでそういう試合があったとは思えず、もうタイトルマッチが「来てしまった」感じではあるんですが。
しかし、タイトルマッチそのものが、そういう「飛躍」の試合になる可能性も、高くはないだろうがゼロでもないのでは、という気持ちを、心の片隅に抱えつつ、しっかり見てみたい。そんな試合です。



期日は10月2日、ホール。セミには田村亮一vs久我勇作、実に三度目の対戦も組まれていて、なかなか良い興行です。
月間番組表によると、G+も生中継の予定。もっとも、野球(巨人のデーゲーム)が伸びたりしたら、時間が変わるかも、とのことですが。





コメント (6)
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