さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

アジアでの冒険は続く 木村翔、中国で再起決定

2020-01-08 09:18:17 | 海外ボクシング



木村翔、再起戦はフィリピンで、2月15日にメルリト・サビージョと対戦

会見は上海で行われ、MAS FIGHT という中国の格闘技プロモーションの興行だという話です。
米国におけるUFCを筆頭にしたMMA、総合格闘技の隆盛は聞きますが、アジア含め、世界的にもそういう流れが出来ているのでしょうか。

以前、シーサケットが出場した “ONE” という興行の配信を見たことがありますが、色んなルールの試合が一度に行われていました。
今回の木村の興行が、ボクシングのみなのか、それとも「色々」なのかは、ちょっとわかりませんが...我々古い人間は、ボクシングと「その他」の格闘技、っていう目で見ているところがありますけど、現実として、それはもう古い物の見方なのかもしれません。

何にせよ、以前から中国では有名で、日本でやるより好待遇を受けている、という木村ですが、おそらく今回も同様なのでしょうね。
プロとして好条件を求める、というその姿勢は、当然すぎるほど当然です。

元ミニマム級王者のサビージョと、フライ級契約で闘うようですが「その後」の展望がどういうものなのか、ちょっと気になります。
タイトル挑戦を急ぐなら、無理してでもライトフライ級で、という選択肢もあるのか、と思ったりもしますが。
それとも、日本のマーケットからは遠い王者もいるフライ級で、その距離感が一気に縮まるようなマッチメイクがあり得るのか。
その辺どうなのか、ということも含め、興味深い試合です。当日、どこで見られるところがあるかどうかですが...。



で、報知の記事、最後の方には「国際問題」云々とあります。
「選手ファースト」で考えれば、いったい何が問題だというのか、と言っておしまいですが、やはりここにも「会長ファースト」な日本ボクシング界の現実が見え隠れします。全然隠せてないか...。

ジム経営して選手を指導育成していない者でないと、マネジメントもプロモートも行うべからず、という古臭い...というより、敢えて言いますが「意地汚い」発想では、あれこれ立ちゆかなくなっている現実を直視すべき時...は、とうの昔に過ぎ去っているでしょうに。
まして、所属ジムが、話にもならないほど貧しく、卑しい話で消滅してしまった、不遇の選手の話なのに、という。


JBC内部で毀誉褒貶あれど、開明派の側面もあるとされる人物にして、当面はこんなコメントを出さざるを得ない...と取るべきなのか、それとも。
いずれにせよ、それが日本ボクシング界の現在地なのだなあ、としみじみ思った次第です。


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ということで、一曲。
頭脳警察「時代はサーカスの象にのって」。






コメント (5)
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