さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

追い込み記事?/取り残されたもの/この相手に勝たねば/行き着く先

2015-04-25 21:52:50 | 話題あれこれ


この連休と、それを過ぎてもまた、観戦観戦、また観戦です。
我ながらようやりますが、せっかくの連休、家でごろごろしてても仕方ないですし。

で、その前に話題をちょこっと拾います。

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井岡一翔の今後についての展望記事
なんか、えらく詳らかに、強気な話が並んでいて、おお、ほんまかこれ、と思ったら東スポでした(笑)。
何だか、こういう方向に追い込みたい、という意志から書かれた記事のようにも思えますが。

まあ、本当にこうなったら、いよいよ彼の「モラトリアム」の期間が終わることになります。
それは大変喜ばしいことですね。問題は、どこまでほんまやら、としか言えない現状ですが。


今、ファンが彼に浴びせる厳しい視線は、強敵ロマゴン回避という「雌伏」を強いられるはずの決断をしたにも関わらず、
その対象であるロマゴンと平行して「王者」を名乗り「世界戦」と称する試合を重ねた「詐欺行為」が原因であり、
それを指摘し批評することもメディアに許さない、強権的な陣営の姿勢もまた、同様に、批判、峻拒の対象です。

その挙げ句に、フライ級でも、ライトフライと同様に「第五の王座」に過ぎない「WBAフライ級第二王座」の獲得を
偉業、快挙、悲願成る、という話として喧伝したのですから、ボクシングファンとすれば、またも鼻白むばかりでした。


ただ、今回の試合内容については、ファン・カルロス・レベコと12ラウンズに渡って、長距離の維持をベースに、
際どい試合に持ち込めた、その一点において、井岡一翔は、それなりに評価するべき技量の持ち主である、とも感じました。

もしこれが村中優や江藤光喜であったとしたら、彼らの攻撃力がレベコを攻略する可能性が何割かあるとしても、
それが適わなかった場合に、フルラウンドに渡って、際どいポイントの取り合いが出来るか否か、というと、
防御技術、その質の維持という面で不安があり、おそらくどこかで逆に打ち崩されていただろう、と見ます。

そういう意味では、やはり井岡一翔というボクサーは、例えばTBSボクシングの生んだ、史上最「凶」の
輩兄弟ボクサーたちとは、試合内容の面で確かな違いがあり、もしこの東スポ記事の通りの展開があるとするならば、
忌まわしき過去が綺麗に消え去るとまでは言えずとも、再び、まっとうな道に戻りうる、その可能性は残っている...はずです。


とりあえず、今後の成り行きを見守りたいと思います。
この記事にある、大晦日のビッグマッチ、というのが、アムナットとの「統一戦」なんていう「底上げ」な話だけは、
どうかご勘弁願いたいところですが。








ということで、本日放送の特集です。数日で消します。
あまりに甘い論評ですが、まあこんなものでしょう。


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見に行くわけではないから関係ない話ですが、なんだか大変な、というか、意味不明なことになっているようですね。
この試合の内容に対する期待度云々をひとまず横に置くとしても、本当に、物事何でも限度というものがあるで、
としか言いようがありません。

試合決定時に、あまり良いものではない自分の思い、気分について少し書きましたが、
こうして、ボクシングの試合としての内実を遙かに超え、様々な数字が果てしなく膨張していくその先に、
両者のみならず、ボクシングそのものが時代の墓標に名を刻むのではないのか、という気さえしてきました。

実際の試合が、私のそんな暗い心境を吹き飛ばしてくれると信じたいところです。
なんだかんだ言ったって、この二人がいざ実際に相まみえるとなれば、ただ事では済まない何かが見られるはずだ、
という期待も、心の片隅にはあるんですが...はてさて、どうなりますやら。


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動画を見つけたら貼り付けようと思ったんですが、まだ見当たりません。
WBAライトフライ級暫定王者、強打のサウスポー、ランディ・ペタルコリンが初回KO勝ち
中国二人目の世界王者を目指したマ・イミンという選手を、問答無用の速攻で退けたそうです。

5月6日に田口良一がクワンタイに勝ったら、次はこの相手になるんでしょう。
もちろん強敵ですが、こういう相手との闘いを、政治力を駆使して回避するようなことなく、
堂々と受けて立ち、勝利することが、真の「王者」たる証明になります。
かつて井上尚弥の挑戦を堂々と受けた田口良一には、世界でも同様の闘いぶりを期待したいですね。


追記:動画ありました。圧倒的ですね。
相手の選手とのレベルが違ったにせよ、話が早くて結構です(^^;)






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色々あるんでしょうが、結局行き着く先はWBA。この話は結局、そういう理解で良いんじゃないでしょうか。
しかもこれまた「第二王座」。毎度毎度、ようやります。

ジェイミー・マクドネルの実力については、正直測りかねます。
一階級上のフランプトンやクイッグのような勢いは感じられず、どちらかと言えば迫力に欠ける、
昔、大したことないのが多かった「欧州の軽量級」ボクサーのイメージにより近い印象です。

まあ、それなりの相手に勝ってきているんだから、そんな滅多なこともないだろう、と思いたいところですが、
あまり大きな期待はしないほうがいいかもしれませんね。もちろん、私の期待はただひとつ、ですが(笑)





コメント (7)
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