さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

「人もあろうに」第二章/興味はあるが/粟生3階級目?/肩慣らし/期待と不安/ひさびさ観戦

2015-03-03 20:12:26 | 話題あれこれ


ぼちぼち、春が近づいてきて、試合の話もあれこれと出ております。

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井岡一翔のレベコ挑戦は正式に発表。ていうか、こないだの記事では、まだ正式発表じゃなかったのですね。

で、高山勝成vsファーラン・サックリリンJr.の試合が、IBF王座のみを賭けて行われます。
WBO王座は返上。空位決定戦は名古屋で開催か、という話。

前にも触れましたが、ホントにこういうことやるんですね。どういう事情があるのかないのか知りませんが。
なんというのか、自分たちの都合「のみ」を満たし、ファンが、もっと言えば世間が、違う言い方をすれば「傍目」が
自分たちの行いをどう見るか、という想像力の決定的な欠如ですね。正直、批判する気にもなれません。呆れました。

人もあろうに高山勝成がなぁ...と、以前他の人について書いたのと同じことを書くしかありません。やれやれですね。

この相手については「ライトフライ級進出も視野に」という、また意味の見えない言葉が添えられていますね。
相手が上の階級のランカーだったのは事実にせよ、試合は105ポンドでやるわけでしょうし、何なのですかね。
まあ、上のクラスに行くなら行くで、余計な試合してないで、さっと行ってもらいたいです。
もしドニー・ニエテスあたりに挑むなら、また以前と同じ心境で、彼の試合を見られるでしょう。そうあってほしいものです。


しかし、府立で井岡と高山でダブル世界戦なんて、数年前なら何を置いても見に行くぞ、という気持ちになったはずですが、
今は全然違う心境です。何だかなぁ、という感じですね。


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内山高志の次、ジョムトーン・チュワタナが候補に上がっているのだそうです。

近場で選ぶならこの選手が一番だとは思います。正直言って興味あり、ですね。
ジョムトーンが、国際式の世界戦に挑むとなれば、余裕のある調整期間を持って、ベストで来るだろうし、
それを内山高志がどう迎え撃つか。見てみたいカードです。

同時に、国内興行の枠内からすれば、この相手選びが選択試合における上限か、という諦念も抱きますね。
国際的に知られた有力な選手を選ぶ、というような発想は、この枠内ではあり得ないわけですし。

欧米のスターボクサー達が、指名試合などを邪魔に思い、名のある選手同士の対戦を希求している、という
世界の趨勢に対し、日本のボクシングはいつまでも背を向け続けるんでしょうかね。
選手が弱いうちはそれで納まりがついても、そうじゃなくなったときの用意が、何もなされていない。
この無責任な構造が、これからも有力なボクサーの、国際的な舞台への飛躍を妨げ続けるんでしょうか。


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粟生隆寛の次は、WBOライト級王座決定戦か、という話題。

帝拳とトップランクの関係からすればあり得る、とも思いますが、あちらのTVがOKするかは不明でしょうし、
なんとも言いにくいところです。

本当に敵地でやるなら、相当厳しいでしょうが、相手が積極性を見せて「来る」ところに、粟生のカウンターが決まれば、
という想像もできますね。厳しい試合でも、欧米のリングで闘うことはそれ自体がチャンスです。
是非、ここのところの不調を払拭して、本来の力を出してほしいですね。


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動画ふたつ。ロマゴンさん無冠戦。





相手も手管を問わず頑張っていますが、これはもう仕方なし。
ロマゴンにしてみれば肩慣らしという感じでしょう。

HBO放送の試合に出る話もあるそうです。井上尚弥が負傷ブランクを作りそうなので、
当面は米大陸進出、そしてエストラーダ戦の価値を上げてから決戦、というのを目指すのでしょうか。

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先週の試合を今頃ですが、もうひとつ動画。





和氣慎吾、ジミー・パイパを左アッパーで初回に倒す。
このあたりでは、圧倒的な力のあるところを改めて見せました。

ただ、このゆったりした構えで、さほどサイドに能動的に出たり、回ったりはせず、目で外してすぐ打ち込む、
という形のボクシング「だけ」で、世界に挑むとするなら、期待と不安が相半ば、という印象ではありますね。

構えを締める選択肢がないので、目の前に相手が踏み込むためのスペース、打ち込むパンチの通り道がある。
そこに来た相手を捉えて倒す、という形の快勝を重ねて評価を上げてきた選手ですが、同じことを世界戦でやれれば見事、です。
加えて今回、アッパーをそこに合わせるという技まで見せたわけですし。
しかし、そこを外されたり、そもそも来ずに見られたりした場合、果たしてどうか、という疑問も残りますね。


嫌な言い方をすれば、あまり研究されないうちに世界やった方が、目があるかも、という感じがします。
次、或いは年内、つまり遠からず必ず世界戦という話になっているようですから、勝負の時は近いのでしょう。
期待と不安、スリルを感じる挑戦者ではあります。挑む相手は誰になるんでしょうかね。


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明日は久々に観戦です。
大場浩平の引退式を見届けてきます。

さて、これからぼちぼち忙しくなるぞ、と...(^^)



コメント (3)
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