さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

姫路には行けませんでした(泣)

2007-10-21 10:41:30 | 関西ボクシング
ということで、深夜まで情報をシャットアウトして
スカイAの放送を見ました。

日本ミドル級チャンピオン、江口啓二(姫路木下)は
8位のベテラン叶栄治(大阪帝拳)と対戦。
いつも通りの柔軟なボディーワークから左を上下に散らすボクシングで
叶を圧倒。叶の懸命な反撃を受ける場面もありましたが、
4Rに二度のダウンを奪い、TKO勝ち。
まずは順当な勝利を収めて、三度目の防衛を果たしました。

江口はこの一年で、チャンピオンとして3度防衛。
試合の度に、自分の型を完成させつつある、という印象です。
ただし、氏家戦のように、自分では外しているつもりでも
相手の狙いに嵌って打たれる可能性が高いボクシングでもあります。
佐藤幸治のように、パンチの当て際にしっかりナックルが返る選手相手だと
もっと丁寧に距離を取る防御が求められる、とも感じます。
次に対戦予定の1位、鈴木典文がまた好選手だそうですし、
今後の江口には、充実期にあるが故の試練もありそうです。

しかし日本重量級の貴重なタレント達が競い合うミドル級、
ここ数年、その中心人物にのし上がってきた江口の、
さらなる成長に期待したいと思っています。


さて、その次に放送されたのが、以前紹介した姫路の逸材、内海俊忠の再起戦
全国レベルじゃ無名でしょうが、ブランクを作る前の段階では、
連続KOで知られる金井晶聡や、当時木下所属だった三谷将之と並ぶか、
ひょっとしたらそれ以上に良いんじゃないか、と思ったくらいの好選手です。

昨日は3年8ヶ月ぶりの試合で、山本幸史朗(WOZ)を圧倒、2RTKO勝利。
以前と同じく、鋭い左のコンビネーションで相手を崩していく、
切れ味と迫力のある攻撃は、かつての片鱗が見えました。

しかし、やはりというかブランクの影響もちょっと見えました。
以前はもっと柔軟な感じの筋肉がついていましたが、
今回はキリッと絞った感じの身体でした。
あと、やはりパンチの精度がちょっと悪かったかなという印象。
これはブランク開けであの程度は仕方ない、ということでしょうか。

まずは無難な再起というのが総評ですが、今後はもう少し見てみないと、
という感じでもあります。しかし楽しみな選手が帰ってきてくれました。
本当に嬉しいです。頑張れ、内海俊忠!(^^)!


ということで、その他川端賢樹が勝ち、なんと山本大五郎が敗れ、
姫路のウィテカー西尾彰人が殊勲の勝利、などなど、
見所多い興行であったようです。
ますます見に行けなかったことが悔しくなりますが、
後日放送のスカイAを見て、せめてもの慰めとしましょう...。


コメント (2)
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