さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

激闘、期待、買収!?

2007-09-15 00:43:37 | 海外ボクシング
事情あって、しばらく更新できませんでした。
こんなダメなブログでも、気にしてチェックしてくださる方がおられるのに、
誠に申し訳なく思っております。どうもすみません。

そんなことで、ここ最近、見た試合、報道などから、あれこれと。



まず、今週見かけたすべての「ボクシング」の中で、最高だった一戦。
ラファエル・マルケスとイスラエル・バスケスの再戦です。

前回同様激戦となりましたが、今回はバスケスがジャブの数を増やしたこと、
脇を絞った右を序盤に見せたことが、その後の左フックの的中率を上げたように見えました。
マルケスの強打をたびたび受けながら、顔を朱に染めて攻め込むバスケスが
見事に6回TKO勝ちで王座奪回、雪辱しました。

毎度ながら、メキシコの一級品同士の激突は、すごい試合になりますが、
この試合もご多分に漏れず、の一例でした。
おそらく三戦目、ラバー・マッチが行われるのでしょうが、
両者の今後にどんな決着が待っていようと、今すでに、
両者を称えたい気持ちでいっぱいです。どっちも頑張れ!ですね(^^)



日本の「ノックアウト・ダイナマイト」内山高志、OPBF王座獲得。
相手はご存じナデル・フセインですので、圧勝には驚きの声も多かったようです。

以下、ちょっと厳しいことを書きます。
はっきりいってフセインの実績がいかなるものであれ、ベストウェイトをふたつ外した相手との
王座決定戦など、勝って当たり前の試合です。問われるのは内容です。
で、その内容ですが、まずは完勝でしたので、それはいいとします。
でも、この勝利をもって、内山を絶賛する声はあまり無いでしょう。
彼の獲得した王座は、今後の防衛戦において、OPBF王座が本来持つ価値を
貶めないような相手に勝利することによってこそ、初めて認められるものでしょう。

内山の強打は、普通のボクサーとは、段違いのものです。
あの強打に、良いボクシングを身につけて、良いキャリアを積んでくれれば、
強豪ひしめくクラスにあって、世界的な選手になりうるかもしれません。
そういう期待故に、あえて今回の試合については、厳しく書きました。
内山の今後に、大いに期待しています。



さて、今日になって、すごい話を知りました。
あのリング・マガジンが、デラホーヤ率いるGBPに買収された、とのこと。

事の是非はおいて、デラホーヤというのは、ものすごい大物ですね。
ボクサーとしてどう、というのとは別に、とてつもなく大きな「ボクシング人」です。
この一件が単なる資金的な問題なのか、或いはリング誌が、
世界の中心たる米国のボクシング報道において、いかなる変容を遂げるのか。
紙媒体の最高権威にとどまらない、ネット上へのさらなる展開があるかも知れませんね。
とにかく、長い目で注目していきたいと思います。


コメント
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