さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

池原、メッグンをTKO

2006-01-25 00:26:52 | 関西ボクシング
ということで先日見逃した、池原信遂のメッグン攻略。
どんな感じかいなと、日曜深夜のよみうりTVドラマティックボクシングを見ました。

内容はというと、一進一退でした。
互いに積極的な立ち上がりでしたが、メッグンはやはり当てるのが巧い。
池原は玉越強平に初黒星を喫したあと、再起後の試合では
以前よりバランスが良くなり、前にのめる欠点が治りつつあったのですが、
この日はメッグンの巧い連打を当てられたせいで、
ちょっとバランスの悪さが見えました。

しかしそれを帳消しにするくらいの気迫、積極性が池原にはありました。
初めてのバンタム級への減量のせいもあったのでしょうが、
今までになく鋭い目つき、顔つきでした。
本人はこの試合にボクサー人生を賭けていたと言うように、
鬼気迫る表情と闘いぶりでした。

もともとパンチ力には定評がある池原です。
フライ級上がりのメッグンに、自慢の強打で対抗し、
2Rには右目をカットした直後に左フックを決めて猛反撃。
3R、必死に抵抗するメッグンをロープ際に追って
往年の辰吉ばりに?左フックを上、下、上と散らして連打すると
メッグンが完全にグロッギー、レフェリーストップ。
池原が打ち合いを制してTKO勝利となりました。

試合後のインタビューでは感激のあまり涙ナミダの池原。
解説の六車さんがもらい泣き(^^)
辰吉も池原の気迫を称えていました。


それにしても、池原って、インタビュー聞いてると、
ほんとにいい人なのであります。

以前、ちょっと?な判定で勝ち、TVのインタビュー受けてる最中、
客に試合内容や判定について野次られたとき、インタビュアーの話を遮って
「今、あの方がおっしゃるとおりです。本当にすみません」
つって、その野次の方にアタマを下げていました(^^;)
まー、ちょっと見たことないです。

「今、話題の亀田興毅くんが、みんな眠たい試合ばっかしよる、と言っていますが、
それを聞いて、ああほんまにオレの試合なんかそうやなあ、こんなことではいかんなあ、
と反省して、頑張っています」とか言ってたこともあります。
どこまで謙虚なんだか人が良いんだか...ほどほどにしときいな、って気もしますが(^^;)


今回のインタビューでは世界奪取宣言なども出ましたが、
ま、その話はこっちにおいといてですね(/^_^)/
日本かOPBFか、またバンタム級かスーパーバンタム級か、
相手が誰にせよ簡単ではないでしょうが、
そろそろタイトルマッチの舞台に上がれるといいなあ、と思わせてくれる、
そんな勝利でありました。
好漢・池原の今後に期待であります。
コメント
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