Fool’s Mate(雑誌)

2006年11月19日 | 音楽本
 「Fool’s Mate」10号 1979年11月 

Hello nicoさんの記事をみてそうだ私も買ったことがあったよなあと思い出しました。捨ててしまったかと思いましたが残ってました。なにか耽美系の雑誌だったという印象があるのですが、この号の特集「デカダンス」に惹かれて買ったと思われます。本屋でたまたま発見して買ったのかまるきり覚えてません。「月間バルーン12月号増刊」とあります。

表紙は妖精のイラストで、特集の「デカダンス」は映画や絵画などそうと思われるものについて写真と細かい文字で文章が載ってます。映画はヴィスコンティとフェリーニ、当時それらにはまってたのでそれに惹かれたのか? ヘルムート・バーガーとビョルン・アンドレセンがいます。絵はデルヴィルの「オルフェ」とかロセッティなど。マーク・ボランとブライアン・ジョーンズもいます。

音楽記事ではマイク・オールドフィールド、「ユーロ・ロック・オルタネィティブ」「知られざる共産圏のロックシーン」~共産圏・・時代を感じるタイトルです。日本のロックシーンのページもあり新月が紹介されてます。新月などネットの記事で最近知ったので、きっと記事などろくに読んでないのかも。裏表紙は新月のファーストアルバムの広告です。P-モデルとならんで喜太郎の記事もあります。

なんとジョイ・デヴィジョンの記事もありました。今ネットの時代になって新たに知った人が何気に紹介されてます。巻末のレコード店やまんが雑誌の広告もおもしろいです。

 1980年4月 刊
あと1冊あったのがこれ。スペシャル・ストックとして4号の「ファンタジー」6号の「エロス」7号の「アヴァンギャルド」をくっつけたもの。「ぱふ4月増刊」となってます。

ピーター・ハミルのインタビューに続いてイギリスのファンタジー絵画の紹介、7号ではビアズレーのサロメのイラストとともになんと渋沢龍彦の「現代のエロス」という文があります。ジャズの記事もあります。最後の方にヘンリー・カウの記事。これもよく覚えてないのですがなぜかこのヘンリー・カウのLPを(たぶん)通信販売で当時買ってるのです。この雑誌からなのかまったく覚えがない。ヘンリー・カウがどういう人なのかさえ今まったく覚えがないのですが、このLPも取り出してきたので聴いてみて次回upしてみたいと思います。





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2 コメント

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すご~ (hello nico)
2006-11-20 12:49:48
『Fool's Mate』の初期は色々な雑誌の増刊号という形式をとっていたのですね。下のは何となく見た事があるのですが、上の方は初めてみました。
何しろ、田舎に住んでたので『Fool's Mate』なる雑誌なんて書店に置いてなかった、けれど「ぱふ」は何となく知ってます。
上の1979年の特集を見ていて、この頃耽美なのが流行った時期だったか…懐かしくも恥ずかしく思っています。是非見てみたいです、特に上!

ヘンリー・カウは私もプログレを聴き始めた頃に買い、凄く後悔しました…
Unknown (ろ~ず)
2006-11-25 11:01:22
どこでどういう状態で手に入れたのかまるきり覚えてないです。この年にもう田舎に戻ってたのでたまに東京に行った時にでも買ったのかなあ。

今頃になって知ったグループの名前がけっこうとりあげられてるのがすごいです。
ヘンリー・カウ、きのう5分くらい聞いてみました。心地よくはないけどそんなに古さは感じませんでした。今日聴けたらまたきいてみます。

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