映画@美しい人/NINE LIVES

2006年07月07日 23時06分44秒 | 映画 あ行
ハリウッドの実力派女優9人による、9つ物語
複雑に揺れ動く愛を綴ったオムニバス女性ドラマ


刑務所に服役するサンドラは大切な娘との面会を控えている
娘との確かな愛と深い絆に支えられているのだ


妊娠中のダイアナはスーパーで元恋人ダミアンに偶然再会する
互いをまだ愛しているという事実にがく然となる


ホリーはずっと会っていなかった父親に感情を向けようとしている
彼女の前に現れた父親は、慈愛のまなざしでホリーを受け止める


夫と友人の新居を訪れたソニアは、そこで夫婦喧嘩をしてしまう
お互い相手を思うがゆえに傷つけてしまうのだ。。


最年少、サマンサは進学をあきらめ家に残ることを決意している
障害者の父と、その父と距離を置く母ルース。ふたりの間で
それぞれの思いの伝達者となっているから。。


ローナは元夫の妻の葬儀で彼から本意をぶつけられる
元夫のローナへの気持ちは離婚した今も変わっていなかった
自殺の原因は彼女にあったのだ


ルースは夫の介護に疲れ、不倫をしようとしている
が、彼女は別の部屋で起こった光景を目撃したことをきっかけに、
家族に思いを馳せる


カミールは重要な手術を目前にしている
手術の前の不安から夫にすべての思いをぶつけ、
本当の心の言葉を自ら聞いた瞬間、夫へのかけがえのない愛に気づく


マギーは娘マリーと墓参りに来ている
しかし実は娘はもうこの世にいないのだ。。


9人9通りの人生、それが不思議なところで繋がっている
それぞれが、ありそうでなさそうな物語
うーんただ、9つも無くても良かったかなー。。
物語の数を少なくして、1つをもう少し濃くしても
良かったんじゃないかって気がしないでもないなぁ。。

そしてストーリーは完結しない、切なさややるせなさを残していく
でも痛みを感じた分だけ、愛が深くなり
また、その結末はいくらでも想像できる
自分の人生と重ね合わせたりしながら、美しい物語へと変えられたら
とってもステキな映画だと思うなー
それに、女優陣が美しすぎないというところもいいかも
彼女たちには、内面の美しさ、強さを感じるし、輝いてる
またその演技のド迫力に圧倒される、凄い方たちだわ

好きなストーリーはふたつ目のダイアナとラストのマギー
スーパーでダミアンを見失った時のダイアナ。。
ダイアナと一緒になってダミアンを探してしまったし、
他の女性たちよりも抑え気味の演技ながら、
気持ちが痛い程伝わってきた。。上手いわー、
ロビン・ライト・ペン、この中では一番好きな女優さん

ラスト、大トリを務めるのが大御所グレン・クローズ
さすがですやっぱり!!今が旬?ダコタちゃんもここで登場!!
なるほどきっちりとまとめてきたという感じ
いろいろ想像させられるけど、このストーリーにはグっときたわぁ(涙)


人はそれぞれ、何かしら悩み、痛みを持っているもの
でもそれを乗り越えて、強く美しく輝いていられたらいいなー
この9人の女性たちのようにね♪


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