映画@シルヴィア

2006年01月24日 11時07分18秒 | 映画 さ行
詩人シルヴィア・プラス
女として、妻として、母として、
そして作家として。。
30歳の若さで自ら生涯を閉じるまで

1955年、マサチューセッツ州で生まれたシルヴィア・プラス
詩人になるという夢を抱いて、ケンブリッジ大学に入学した
そこで、知り合ったイギリス人の大学院生、
同じ詩人であるテッド・ヒューズ
パーティーで知り合った二人は強く惹かれ合い、結婚する

希望に満ちた結婚生活、テッドの小説はニューヨークで賞を受賞した
が、夫が作家となった頃から、シルヴィアの執筆は進まなくなる
書けないもどかしさ、周りからの評価。。別れ。。孤独、絶望。。
シルヴィアの心はバランスを失い始める。。そして。。

あまり、ストーリーを知らずに観たのだけど、かなり重かった。。
暗い映像の中に、シルヴィアの心の闇みたいな物が
表現されていた気がする
二度の自殺未遂。。シルヴィアは人一倍繊細な人だった。。
終盤は、「シルヴィア、生きてっ!」と思いながら観ていた
テッドがもっとシルヴィアを包み込むような優しい人なら
こんな結末にはならなかったのでは。。
彼女は愛を求めていたに違いない

シルヴィアに一瞬輝いた時があった
テッドと別れて思うように書けるようになった時だ
辛かった思いを糧に素晴らしい詩を書いた
何か吹っ切れたのか、と思ってホッとしたのも束の間
再び孤独でいっぱいになってしまい。。
そして、自殺の直前。。
今までにない、穏やかな明るい顔になっていた。。
あー、これで最後なのかな。。と思わせた
グイネス・パルトロウの演技の上手さが光ったのかな

映像にはされてないけど、自殺の方法が怖すぎる。。
いかに彼女が壊れていたかが感じられた。
そして、残る子供たちの為に作った食事も切なかった。。

シルヴィア・プラスはアメリカでは知らない人がいない程
有名な詩人なのだそう
そして、シルヴィアの最後の作品『ベル・ジャー』“ガラスの覆い”
は彼女の自伝的小説、まさに彼女の壊れやすい繊細な部分なのかも

シルヴィアを助けたかった度


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