今朝は、運転免許更新手続きのため、警察署へ出かけました。
免許センターじゃなく警察署で出来るのは、優良免許だからですよ。(^^)v
雲がとっても素敵だったので、赤信号で止まった時、素早く携帯で撮りました。
講習は7月なので、手続きはすぐ終わり、今日は母もデーサービスへ出かけたので
私は、上野の東京芸大美術館でやっている「いま、被災地からー岩手・宮城・福島の
美術と震災復興ー」に行ってきました。
東京芸大では2011年東日本大震災発生の年の秋から被災地美術館の展覧会を
開催したり被災文化財の救援と復旧のための募金活動を行うなど、
支援活動を続けてきています。また、被災した美術品の保存修復作業は、
現在も続けられているようです。
この展覧会は、震災後5年という節目に、支援活動を続けてきた全国美術館会議
と東京芸術大学、被災地の岩手県立美術館、宮城県立美術館、福島県立美術館が
東北の美術の特質とその魅力を紹介するとともに、大震災が美術の領域で何を
引き起こし、その後美術館はどう行動したかを知ってもらい、今後の復興への
理解と協力を売る機会にしようとの目的でした。
沢山の絵画や彫刻が、震災で流され、破損し、瓦礫の中から救い出されたり、
難を免れても、カビが生えたり、泥や砂をかぶったり、を丁寧に修復された貴重な
美術の数々でした。
ショックだったのは、陸前高田市体育文化センター敷地内の中庭に設置されていた
柳原義達 作のブロンズ像「岩頭の女」、瓦礫の中から救出されたけれど
手と足、台座部分が見つからず、足も何か所か傷つきへこんでいました。
震災の酷さが伝わってきます。
柳原義達 作のブロンズ像「岩頭の女」
私の好きな佐藤忠良のブロンズ像「帽子・夏」や「母の顔」もありました。
美術書の中で知っていたのですが、本物にあったのは初めてでした。
「帽子・夏」は思ったより大きな作品で、後姿は二つに結んだ髪が垂れていました。
そして、31歳でガダルカナルで戦死した高橋英吉 作のブロンズ像「海の三部作」
には、感動です。とても大きな力強い作品でした。
潮風や波音が感じられました。
<黒潮閑日>「海の三部作」 <潮音>「海の三部作」
<漁夫像>「海の三部作」 「不動明王」
戦地で流木に彫った不動明王(手製の彫刻刀で彫ってある)は、小さな作品ですが
最後の作品で、戦地から帰って来たものです。先日の舞台出演がグアム玉砕の話
だったので猶更心にずしりと響きました。
東京芸大で佐藤忠良の一年先輩だったとかいう高橋英吉、
凄い才能の持ち主だったのに、戦争で亡くなってしまうとは。
そういえば、長野に旅行に行ったときに、戦没画学生たちの美術館「無言館」に
に行ったときも、やりきれない思いにかられました。
話しがずれましたが、古い絵画や壁画などの修復も大変ですが、
津波や地震でのダメージの修復は本当に大変だろうと思います。
そして、素晴らしい美術作品たちに出会えたことを
修復に携わっている方々に、感謝したいとおもいます。ありがとうございます!
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