涼宮ハルヒの憂鬱 第１０話・「涼宮ハルヒの憂鬱Ⅳ」を見て

　今回は、キョンが荒唐無稽な妄言だと思っていた事を体験してしまい、イヤでも自分が非日常に足を踏み入れていることを実感するお話。

　というわけで…今回の展開にはかなーり驚かされた。しかし…ネット巡回中に、先行していた方の記事を図らずも目にしてしまって…

　しかし、ＯＰでのあの映像にはこれだけの意味があるのかと関心してしまったり。意味ありげな箇所は必ず物語中に登場するのだな。



　　　　

以下ネタバレに関するお話

　朝倉涼子がナイフを構えたときはどっきりしました…先に他の人の感想を目にしていなけりゃね。普通、あの展開ならやっぱり愛の告白なのだろうが…朝倉の最初の方の言っていることは愛の告白っぽかったけど、途中からどんどんズレだしていったな…ま、実を言うと、キョンに愛の告白なんてセンはハナから考えてもいなかったが。

　ナイフを逆手に持ち替えるのは、ナイフを握った人間の本気宣言。みんな、気をつけるように。

　疑問なのだが、朝倉涼子は有希のバックアップだったらしいのだが、同じようなヒューマノイドインターフェイスなのにこれほど個性が違うのはどういう事だ。いや、有希のようにあえて性格・感情を殺しているからこそ、暴走も起きないのだろうか。

　野球の回でのカット
　は、まさしくこの回だったのだな。一ヶ月半振りに疑問が解消できて非常に晴れやかな気分です。

　そして有希は戦闘の後、メガネの復旧を忘れて、それから掛けないようになったのか…と言うか、キョンは自分のメガネ属性無しの立場から「ない方が良い」とアドバイスしたのか？そもそも、なくても困らないメガネを何で有希は掛けていたのだろう…『典型的な文学少女』を忠実に再現したらああなったのだろうか。

　そして今回のもう一つの目玉、大人みくる。

　「私とあまり仲良くしないで」

　と寂しそうにいう彼女。やっぱり、任務が終わったら未来へ帰らなければいけない、その時に悲しいから…なのかな。でも、ホクロの件は…あれれ、かなり意味ありげな発言ですね。そういう関係にまで上り詰めてしまうのかな、やはり。どう見てもお似合いだしねー。いや、キョンの方が不相応すぎるか。

　大人みくるさんの服装にも注目したい。自分の魅力を引き出しつつも過度に飾り付けない、そのさりげなさ（ムネ除く）がいいですね。よく見ると背丈もかなり伸びているな…キョンの肩くらいまでしか背がなかったのに。１７歳みくるは、とにかく一箇所だけが突出して成長してしまったんだな。

　さて、いよいよクライマックスに向けて加速していく感じのこの作品。どうやら、ハルヒにとってのキョンは相当な意味があるらしいけど…その理由付けは次回以降のお楽しみ、かな。



　

　




　お話：★★★★・ドキドキした…え？何がって？戦闘中、二人のスカートが翻らないかどうかに。
　作画：★★★★・（四つ半）ここまでやってくれるとひれ伏すしかない。