けいおん!! 第20話/♯２０ 「またまた学園祭！」を観て寸評

　あ、あれ……？眼から塩辛い雫が……そうか！これが心の汗という所以か！

　というわけで第20話。とうとうこの時が来てしまったかという感じですね。一話丸々ライブに費やしてくれるとは思ったけど、やはりこれまでの積み重ねと、今後の展開への予想からどうしても心の汗が噴出しかねない一話となり申した。
　なんかこう、この手のまばゆい青春を見せつけられると必ず鬱に似た症状を引き起こしてしまいがちになるけど、今回は何故だかそんな気持ちにならなかった。おそらく、唯達と自分の立場というものがかけ離れすぎているせいだと思う。それはそれとして結構なことだ。

　しかし……相変わらず曲のタイトルのセンスがアレなのが、もうここまでくると職人芸的というか、それがHTTだと言わざるを得ないな。澪のセンスにみなが引きずられているのではないだろうか……と思ったけど、新曲二曲は澪の作曲だったかな？確かメンバー1人1人が曲を作ってくる云々というお話があったはずだ……←つい最近のことなのに覚えてない

　ごはんごはんをあれだけ連呼すると、あの唯がステージ裏でお米のジュースを飲みやしないかとハラハラしていたぜ……そもそもこの作品は、様々なパロディの元となるべき存在なので、そこらへんのサブカルネタとは無縁なんだけどな。どーしても中の人的に……それにしても、つくづくあの作品は残念だった……せっかく俺の原作初既読作だったのに。

　ライブが終わってからの虚脱感、そしてその間隙を縫う膨大な喪失感……は、経験したことはなくとも容易に想像が付くな……三年生はこれから先ドコへ向かうのか。そして残されたあずにゃんは……なんだか某同人誌が脳裏にちらついて落ち着かないことこの上ないが、まあそれはそれで……
　実のところあずにゃんが一番冷静で、三年生が泣いているっていう構図がなんとなく気にはなっている。やはりあずにゃんはどちらかというと一歩引いた立場にいるのではないかと。『場』に引きずられて涙ぐむことはあるだろうけど、部の新規結成からここまでやってきた三年生メンバーにとってはやはりとてつもなく感慨深いものがあったのだろうな……

　そしてここまで来ると、いよいよ纏め方が気になってくるな。やっぱり卒業して終わりなのかな……原作もアニメ放送終了と同時に終わるようだし、まあgdgd続けるよりはいっそのことという現実を受け居れるしかあるまい。

　にしても……やっぱりライブ回というものは手に汗握るよな～……京アニ自身が四年前にハードル上げた事とはいえ、ね。でも楽しさではこっちの方がずっと上だった。クラスに愛されているHTTメンバーが愛おしくてどうしようもなかったね。俺からも礼を言っておこう。ありがとうHTT。さようならHTT←まだだ


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