この辺りまで来ると、流石に記憶がハッキリしてくる2003年。4月開始までの番組を思い出してゆきたい。
木曜日26:07~
テレビ朝日
1月~3月
魔法遣いに大切なこと
魔法がそう特別ではない現代を舞台にして、魔法遣いの資格を得る為に夏休みを利用して上京してきた女子校生・菊池ユメの成長を描いたお話。
ヒロイン・ユメの声を当てているのが、NHKの連ドラ主演にも選ばれた宮崎あおいという事も特筆されるべきかな。確かに演技は上手いとは言えなかったけど、それが逆に田舎出身の女の子の朴訥さを、結果的に表現していた事もまた事実。
魔法は便利なだけに遣い方を誤るとロクな事にならない、とか、あるいは落書きに悩む商店街からの要望によって、魔法で落書きを消したはいいが、再び落書きをされてしまい無力さを感じる所とか、ユメの成長に関わる部分の描写が秀逸だった。
他にも、ユメを預かる小山田雅美の陰のある大人の男っぷりも見所の一つ。総じて、丁寧な作りという印象。1クール作品の割には、駆け足感もなかった。
水曜日24:10~
TVK
1月~3月
MOUSE あかほりさとる原作の、お色気アニメ…というカテゴリでしか表現できん。
冴えない教師、無音宙太(むおんそらた)は、実は凄腕の大泥棒だった。彼に付き従う(殆ど性奴隷状態)3人の美女のサポートで華麗に盗みを働く…ハァハァ。宙太がどんな活躍をしていたかよりも、「性器の結合さえ描写しなけりゃいいんじゃ!」と開き直ったようなエロだけが先走っていた作品。
水曜日24:55~
テレビ東京
1月~3月
.hack//黄昏の腕輪伝説
そういえば、2002年度前半視聴作品の中に、.hackを入れるのを忘れていた…最初からは見てなくて、恐らく7・8月辺りの視聴だったからかな。
PS2で発売された、擬似MMOゲームのオンライン上…事によってはオフラインでも…で起こる事件のお話。
この「黄昏の腕輪伝説」は、その外伝みたいなもん。MMOをやっていると、「あるある」と頷かされるようなエピソードもちらほら。…でも、話の主軸はあんまり覚えてない…キャラデザは丸っこくてとってもぷりてぃだ。
水曜日26:35~
テレビ東京
1月~3月
ななか6/17(じゅうななぶんのろく)
主人公の不良、「怒髪の稔二」という通り名を持つ凪原稔二と、彼の幼馴染で、記憶が6歳に退行してしまった霧里七華との触れ合いのお話。
これはもう、とにかく七華@千葉千恵巳さんの「ねんじちゃん、ねんじちゃん♥」と無邪気に声を掛けてくる七華の姿に尽きるでしょう。
何故幼児退行を隠してまで学校に通わなくてはならないかは不明だが、何事にも常に冷めている17歳の七華と、魔女っ子アニメを愛する純粋な6歳のななかとのギャップがあまりにも大きく、全員が戸惑う、というのが本筋。
七華を最初は嫌っていたが、その秘密を知ってしまう(その上に稔二に想いを寄せている)雨宮ゆり子@堀江由衣や、稔二がそこから色々な事を感じ取り、見守ってゆく様は、かなり心にじんわりと来る作品だった。恋愛模様だけでなく、「人は成長するに従い純粋さを失って行く」という誰しも避けられないテーマを扱っているという点で、凡百の幼馴染モノではない。
1クールだったので目立たないが、俺的アニメ回顧録中でも、実は屈指の好作品だったりする。
ここからは全くの余談だが、原作者の八神 健氏って、ジャンプの「ふわふら」とかで本格的にデビューする前に、「月間ジャイアンツ」内で漫画を書いてたりしなかったかな?約17年ほど前なんだけど、知ってる方居ますか?情報モトム。
土曜日24:45~
TVK
1月~6月
「熱血電波倶楽部」枠内。この枠は、15分ずつが別作品になっている。この枠は、実際に放映されたのは2002年だが、俺が視聴したのは再放送分。
陸上防衛隊まおちゃん
8歳の小学生・鬼瓦まおが、可愛い宇宙人(見てしまうと、あまりの可愛さに悶え転げてしまい非常に由々しき事態に陥る…決して危険ではない)に対抗するお話。
相手の宇宙人が余りに可愛すぎるため、マトモに武力攻撃してしまうと残酷だ!という観点から、「可愛いものには可愛いものを」という理屈で、可愛い女の子が戦いに駆り出される(言葉で言うほど悲壮ではない)、頭のネジが緩んでいなければ考えつかないような作品…あ、原作者は赤松健氏か、納得した。
ま、赤松イズム炸裂(しかも構成が黒田洋介氏だ)で、何も考えないでまお@こやまきみこ、或いはシルヴィア@堀江由衣に萌えていればそれで全てが事足りる作品。
同枠内
朝霧の巫女
妖怪に付け狙われる主人公・忠尋を守るべく、校内で結成された「巫女委員会」を中心にすすむお話。
wikiやはてなでは、相当出来が悪いらしいが…そんなに悪かったかな?…俺が話を覚えてないから比較のし様も無いが。テヘリ 清水愛さんのアッパー喋りは印象に残ってる。
月曜日24:15~
TVK
1月~3月
ストラトス・フォー
地球に頻繁に隕石が飛来する世界で、それらを迎撃する「メテオスイーパー」を務める4人の少女達のお話。
ぱんつ絵師・山内則康氏がキャラデザ・総作監を務めているだけあって、「そっち」方面も完備しつつ、ただそれだけに囚われる事無く、自分の立場や夢・努力、そしてメカに至るまで妥協無く描かれている点、そんじょそこらの作品とは一線を隔している…んだが、この作品、実は俺、全部視聴してないんだよね…たまたまチャンネル回してたら、山内氏の画が動いてたからさ…そりゃ歯噛みしたもんさ。な訳で、正確な評価は下せません。香鈴萌え。
土曜日25:15~
TVK
4月~6月
成恵の世界
記念すべき、能登麻美子さん初主演作品っ!!らしい。それまでにも「フルメタ」なんかで役は取っていたが、この作品で華々しく宣伝されてデビューした様に見えるな。当時は「なんだかアニメ声優っぽくないな…」とか思ったものの、それから1年も立って見れば、売れっ子中の売れっ子だからな…この癒しボイスからしたら、それも至極当たり前か。
内容はというと、オタクな14歳の和人(そういえばこれも「かずと」だな)の前に突然現れた(最初から学校には居たけど、「和人の心の中に」という意味)少女・成恵にいきなり告白する。すると、成恵もいきなり「自分は宇宙人とのハーフだ」と告白してしまうと同時に、宇宙を埋め尽くす宇宙船(作中では星船と呼ばれ、擬似人格とそれを投影した人間の姿もある)を見せる!!あまりの展開(と、成恵の白いおぱんちゅ)に圧倒された和人は全てを受け入れ、感激した成恵もまたOKして…交際が始まってしまう。
ああ、こうして書いているだけで、初々しい2人の姿が脳裏に甦って来る。ここまでの書きこみでお察し頂けたかと思うのだが、この作品は相当なお気に入り。純情な中学生の2人が、戸惑いつつも初デートしたりヤキモチを焼いたりあんな事やこんな事をつまりうらやましいぞコンニャロー!!
俺は、自分の人生が一番輝いている時期が中学生だった事もあって、成恵と和人のイチャつきぶりは、見ていて羨望以外の何物でもない。これほどアニメの世界観に嫉妬した事も無い。それだけ思春期の2人がほのぼのと描かれていた。毎週、酒を飲みながらまったり見るには最高の作品だった。
脇を固める、成恵の歳下の姉(ウラシマ効果に因る)、香奈花@皆川純子さんの不器用な演技も素晴らしかったし、当初は成恵を嫌っていたものの、次第に打ち解けてゆくオカルトオタク・八木はじめ@千葉紗子らのキャラも真に生き生きと動いていた。
それも、「バイファム」などで子供たちの姿を描いた芦田豊雄氏が総監督を務めていたから可能だったのか。
とにかく、これまでの文字数から察していただける通り、大のお気に入り作品なのレス。
土曜日09:30~
テレビ東京
4月~9月
魔探偵RAGNAROK
ミステリー好きの女子校生・繭良(まゆら)が、一見人間に見える少年探偵・ロキの元に入り浸ってしまう事から起こる事件のお話。
まあ、北欧神話を絡めつつ、ロキと繭良の関係とか、ノルン三姉妹のスクルドとかスクルドとかスクルドとか、あるいはフレイヤの化身である玲也とか玲也とか玲也とか、美少女キャラには事欠かなかったなあ…
え、ストーリー?美少女キャラに目を奪われて覚えてない。
曜日・時間不明瞭
TVK
2月~4月
ガンパレード・マーチ~新たなる行軍歌~
大ヒットした同名ゲームのアニメ化。原作よりはキャラ数を縮小していたが、どいつもこいつも一癖も二癖もある奴らばかりなので、ちょっともったいなかったが…人数が多くなりすぎるから仕方がないだろ。
基本的にラブコメ風味で、しかし正体不明の幻獣との戦いとの熾烈さも同時に存在している、という世界観を上手く描いていた。この点で、今の「ガンパレード・オーケストラ」とは一線を隔す。
舞のツンデレも良かったけど、一番のお気に入りはブータかな、やっぱし。
水曜日24:55~
4月~9月
テレビ東京
宇宙のステルヴィア
超新星の爆発により、放射線かなんかによる被害を受けた未来の地球。それより189年後に再びやってくる「セカンドウェーブ」を防ぐ為、宇宙に建設されたステーション・ステルヴィアに赴く主人公・片瀬志麻のお話。
当初はダメダメな志麻(以下しーぽん:命名はアリサ・グレンノース)だったが、元々のプログラミングの天賦の才と、ある種の割り切りにより、凄腕になってゆく。その成長の過程を見るのも楽しいが、しーぽんとだんだん接近してゆく光太の心の動きも見逃せない。
その内話が、地球を守る為の活動から「未知との遭遇」まで飛躍してしまうのには恐れ入った。それもその筈、監督は奇才・佐藤竜雄。一筋縄では行かぬ。
総じて、しーぽんのゆるゆるぽけぽけっぷりと、青春ドラマが快い作品。エンディングは、次回作の期待を十分に含んだものだったけれど、スタチャと佐藤監督との亀裂が決定的になった模様で、望み薄になってしまったのはいかにも惜しい。
木曜日17:25~
テレビ東京
4月~9月(第二期が10月~翌3月までアリ)
カレイドスター
サーカスと劇を合わせたようなエンターテインメント・「カレイドステージ」。その魅力に見入られ、入団を志願した主人公・苗木野そらの、青春物語。
当初は全くノーマークだったものの、美しい熱血ぶりと、そらが一人で家族から浮いていたと考える場面や、レイラさんとの絡みなどから、だんだんと惹かれていった。
何よりテーマが分かりやすかったし、キャラも生き生きと動いていたので、視聴に困らなかった点、非常にクオリティの高い作品だった。
そういえば、作中にホリプロのアイドルが声を当てていたキャラがいたっけな…あびる“窃盗犯”優とか、大森“ファンシーララ”玲子とか。2人とも演技は下手くそだったけどね、もちろん。
水曜日26:28~
フジテレビ
4月~9月??
ガド・ガード
謎の物質・GADに触れてしまい、鉄鋼人と呼ばれるロボットを手に入れてしまった少年・ハジキが、他の鉄鋼人使いと接触するお話。
なんと言ってもアラシの健康的なフトモモにばかり目が行きがちだが(え…俺だけ?)、絵柄とは裏腹のダークなストーリーや、渋いEDなど、かなり力はあった作品。
何が不満なのかというと、フジ系で放送されているアニメの常で、2クール26話作品の筈が、20話までしか放送されなかった点。この辺りから(「KANON」なんかでも、突然一日2話放送なんてフザけた事やってたけど)、フジ系アニメへの不信感は相当なものになったな。お陰で、総括しようにも出来ないぞ。しかも、後に放送される「R.O.D」も同じ目に合うというのだからなんとも…
木曜日19:00~
NHK教育
4月~9月
学園戦記ムリョウ
かの「ナデシコ」や「ステルヴィア」の佐藤竜雄氏が監督を務めた作品。もともとは、地上波よりも数年前に衛星で放送されていたもの。その為、セル画である。
お話は、地球に密かに宇宙人が紛れ込んでいた、というお話。地球の人間にもそれを知っている人がいたり、終いには地球が各宇宙人空の注目の的になってしまう。
といっても、個人的な注目は、その舞台にある。舞台は架空の天網(てんもう)市というところにはなっているんだけれど、これがどっからどう見ても神奈川県の西湘地区(平塚~大磯)。俺の地元というだけではなく、どうも監督が地元の出身らしく、西湘バイパスや江ノ島らしきものが描かれていたりでびっくりし、そして親近感をも抱いたりしたなぁ。
脇を固める登場人物も、いかにも佐藤節な人ばかりで、気が抜けない。非常にスケールの大きな作品だった。
月曜日25:30~
テレビ東京
4月~9月
LAST EXILE
全編CGバリバリの、爽快空中アクション巨編…とでも言っておこうか。
父が残してくれた飛行機を駆り、空を翔る少年少女のお話。
徐々に謎に近づいてゆく過程とか、一含みも二含みもある人物達…アルやタチアナ、アレックス・ロウ…の動きが特に印象的な作品だった。
金曜日24:30~
TVK
4月~6月
最終兵器彼女
平和だった筈の日常が、謎の敵の襲来により突然壊れ行く…その中で、不器用にながらも付き合い始めた彼女・ちせが、何故か正体不明の最終兵器へと改造(?)されてしまう…という、一応はシリアスなストーリー。
とにかく、襲い来る敵も、ちせが何故最終兵器になったのかも只不明なもんだから、とにかく不器用な恋人同士のすれ違いなどの純愛を楽しむ事が出来た。
火曜日18:30~
テレビ東京
4月~9月
E’s OTHER WISE
記憶がハッキリしてくるなんて書いておいて、実は良く覚えていない作品。美男美女が沢山出てくる、目に優しい舞台設定だったかな…とりあえず、明日香=篤川と、神露(シンルー)に目を奪われていたから、とでも言っておくか。…本当に記憶力悪いな、俺。
月曜日26:25~
フジテレビ
1月~休止多発の為7月まで
WOLF’S RAIN
絶滅したはずの狼が、人間の姿を変えて生き残っていた。彼らは「楽園」の手がかりになる「花の少女」・チェザと共に旅する…というのが大まかなお話。
ロードムービーを意識して作られていたようで、確かに主人公達が街々に立ち寄る姿がそう映る。「狼」そのものの孤高の存在の彼らが、傷つき、足掻き、しかしひたすらに「楽園」を目指す姿は、誰が見ても、飼いならされた自分の境遇に嫌気がさす事だろう。
総じて、センスの良い音楽と映像美を見せ付けてくれた、大人の鑑賞に堪えうる作品だった。
と、ようやく03年の前半を振り返る事が出来た…じゅ、18作品か。しかし、この辺りから一癖も二癖もある実験的な内容の作品も頻発してきて、正に深夜アニメ黄金期
とも呼べたろう。
…貴方のココロに残っている作品は、ありますか?
木曜日26:07~
テレビ朝日
1月~3月
魔法遣いに大切なこと
魔法がそう特別ではない現代を舞台にして、魔法遣いの資格を得る為に夏休みを利用して上京してきた女子校生・菊池ユメの成長を描いたお話。
ヒロイン・ユメの声を当てているのが、NHKの連ドラ主演にも選ばれた宮崎あおいという事も特筆されるべきかな。確かに演技は上手いとは言えなかったけど、それが逆に田舎出身の女の子の朴訥さを、結果的に表現していた事もまた事実。
魔法は便利なだけに遣い方を誤るとロクな事にならない、とか、あるいは落書きに悩む商店街からの要望によって、魔法で落書きを消したはいいが、再び落書きをされてしまい無力さを感じる所とか、ユメの成長に関わる部分の描写が秀逸だった。
他にも、ユメを預かる小山田雅美の陰のある大人の男っぷりも見所の一つ。総じて、丁寧な作りという印象。1クール作品の割には、駆け足感もなかった。
水曜日24:10~
TVK
1月~3月
MOUSE あかほりさとる原作の、お色気アニメ…というカテゴリでしか表現できん。
冴えない教師、無音宙太(むおんそらた)は、実は凄腕の大泥棒だった。彼に付き従う(殆ど性奴隷状態)3人の美女のサポートで華麗に盗みを働く…ハァハァ。宙太がどんな活躍をしていたかよりも、「性器の結合さえ描写しなけりゃいいんじゃ!」と開き直ったようなエロだけが先走っていた作品。
水曜日24:55~
テレビ東京
1月~3月
.hack//黄昏の腕輪伝説
そういえば、2002年度前半視聴作品の中に、.hackを入れるのを忘れていた…最初からは見てなくて、恐らく7・8月辺りの視聴だったからかな。
PS2で発売された、擬似MMOゲームのオンライン上…事によってはオフラインでも…で起こる事件のお話。
この「黄昏の腕輪伝説」は、その外伝みたいなもん。MMOをやっていると、「あるある」と頷かされるようなエピソードもちらほら。…でも、話の主軸はあんまり覚えてない…キャラデザは丸っこくてとってもぷりてぃだ。
水曜日26:35~
テレビ東京
1月~3月
ななか6/17(じゅうななぶんのろく)
主人公の不良、「怒髪の稔二」という通り名を持つ凪原稔二と、彼の幼馴染で、記憶が6歳に退行してしまった霧里七華との触れ合いのお話。
これはもう、とにかく七華@千葉千恵巳さんの「ねんじちゃん、ねんじちゃん♥」と無邪気に声を掛けてくる七華の姿に尽きるでしょう。
何故幼児退行を隠してまで学校に通わなくてはならないかは不明だが、何事にも常に冷めている17歳の七華と、魔女っ子アニメを愛する純粋な6歳のななかとのギャップがあまりにも大きく、全員が戸惑う、というのが本筋。
七華を最初は嫌っていたが、その秘密を知ってしまう(その上に稔二に想いを寄せている)雨宮ゆり子@堀江由衣や、稔二がそこから色々な事を感じ取り、見守ってゆく様は、かなり心にじんわりと来る作品だった。恋愛模様だけでなく、「人は成長するに従い純粋さを失って行く」という誰しも避けられないテーマを扱っているという点で、凡百の幼馴染モノではない。
1クールだったので目立たないが、俺的アニメ回顧録中でも、実は屈指の好作品だったりする。
ここからは全くの余談だが、原作者の八神 健氏って、ジャンプの「ふわふら」とかで本格的にデビューする前に、「月間ジャイアンツ」内で漫画を書いてたりしなかったかな?約17年ほど前なんだけど、知ってる方居ますか?情報モトム。
土曜日24:45~
TVK
1月~6月
「熱血電波倶楽部」枠内。この枠は、15分ずつが別作品になっている。この枠は、実際に放映されたのは2002年だが、俺が視聴したのは再放送分。
陸上防衛隊まおちゃん
8歳の小学生・鬼瓦まおが、可愛い宇宙人(見てしまうと、あまりの可愛さに悶え転げてしまい非常に由々しき事態に陥る…決して危険ではない)に対抗するお話。
相手の宇宙人が余りに可愛すぎるため、マトモに武力攻撃してしまうと残酷だ!という観点から、「可愛いものには可愛いものを」という理屈で、可愛い女の子が戦いに駆り出される(言葉で言うほど悲壮ではない)、頭のネジが緩んでいなければ考えつかないような作品…あ、原作者は赤松健氏か、納得した。
ま、赤松イズム炸裂(しかも構成が黒田洋介氏だ)で、何も考えないでまお@こやまきみこ、或いはシルヴィア@堀江由衣に萌えていればそれで全てが事足りる作品。
同枠内
朝霧の巫女
妖怪に付け狙われる主人公・忠尋を守るべく、校内で結成された「巫女委員会」を中心にすすむお話。
wikiやはてなでは、相当出来が悪いらしいが…そんなに悪かったかな?…俺が話を覚えてないから比較のし様も無いが。テヘリ 清水愛さんのアッパー喋りは印象に残ってる。
月曜日24:15~
TVK
1月~3月
ストラトス・フォー
地球に頻繁に隕石が飛来する世界で、それらを迎撃する「メテオスイーパー」を務める4人の少女達のお話。
ぱんつ絵師・山内則康氏がキャラデザ・総作監を務めているだけあって、「そっち」方面も完備しつつ、ただそれだけに囚われる事無く、自分の立場や夢・努力、そしてメカに至るまで妥協無く描かれている点、そんじょそこらの作品とは一線を隔している…んだが、この作品、実は俺、全部視聴してないんだよね…たまたまチャンネル回してたら、山内氏の画が動いてたからさ…そりゃ歯噛みしたもんさ。な訳で、正確な評価は下せません。香鈴萌え。
土曜日25:15~
TVK
4月~6月
成恵の世界
記念すべき、能登麻美子さん初主演作品っ!!らしい。それまでにも「フルメタ」なんかで役は取っていたが、この作品で華々しく宣伝されてデビューした様に見えるな。当時は「なんだかアニメ声優っぽくないな…」とか思ったものの、それから1年も立って見れば、売れっ子中の売れっ子だからな…この癒しボイスからしたら、それも至極当たり前か。
内容はというと、オタクな14歳の和人(そういえばこれも「かずと」だな)の前に突然現れた(最初から学校には居たけど、「和人の心の中に」という意味)少女・成恵にいきなり告白する。すると、成恵もいきなり「自分は宇宙人とのハーフだ」と告白してしまうと同時に、宇宙を埋め尽くす宇宙船(作中では星船と呼ばれ、擬似人格とそれを投影した人間の姿もある)を見せる!!あまりの展開(と、成恵の白いおぱんちゅ)に圧倒された和人は全てを受け入れ、感激した成恵もまたOKして…交際が始まってしまう。
ああ、こうして書いているだけで、初々しい2人の姿が脳裏に甦って来る。ここまでの書きこみでお察し頂けたかと思うのだが、この作品は相当なお気に入り。純情な中学生の2人が、戸惑いつつも初デートしたりヤキモチを焼いたりあんな事やこんな事をつまりうらやましいぞコンニャロー!!
俺は、自分の人生が一番輝いている時期が中学生だった事もあって、成恵と和人のイチャつきぶりは、見ていて羨望以外の何物でもない。これほどアニメの世界観に嫉妬した事も無い。それだけ思春期の2人がほのぼのと描かれていた。毎週、酒を飲みながらまったり見るには最高の作品だった。
脇を固める、成恵の歳下の姉(ウラシマ効果に因る)、香奈花@皆川純子さんの不器用な演技も素晴らしかったし、当初は成恵を嫌っていたものの、次第に打ち解けてゆくオカルトオタク・八木はじめ@千葉紗子らのキャラも真に生き生きと動いていた。
それも、「バイファム」などで子供たちの姿を描いた芦田豊雄氏が総監督を務めていたから可能だったのか。
とにかく、これまでの文字数から察していただける通り、大のお気に入り作品なのレス。
土曜日09:30~
テレビ東京
4月~9月
魔探偵RAGNAROK
ミステリー好きの女子校生・繭良(まゆら)が、一見人間に見える少年探偵・ロキの元に入り浸ってしまう事から起こる事件のお話。
まあ、北欧神話を絡めつつ、ロキと繭良の関係とか、ノルン三姉妹のスクルドとかスクルドとかスクルドとか、あるいはフレイヤの化身である玲也とか玲也とか玲也とか、美少女キャラには事欠かなかったなあ…
え、ストーリー?美少女キャラに目を奪われて覚えてない。
曜日・時間不明瞭
TVK
2月~4月
ガンパレード・マーチ~新たなる行軍歌~
大ヒットした同名ゲームのアニメ化。原作よりはキャラ数を縮小していたが、どいつもこいつも一癖も二癖もある奴らばかりなので、ちょっともったいなかったが…人数が多くなりすぎるから仕方がないだろ。
基本的にラブコメ風味で、しかし正体不明の幻獣との戦いとの熾烈さも同時に存在している、という世界観を上手く描いていた。この点で、今の「ガンパレード・オーケストラ」とは一線を隔す。
舞のツンデレも良かったけど、一番のお気に入りはブータかな、やっぱし。
水曜日24:55~
4月~9月
テレビ東京
宇宙のステルヴィア
超新星の爆発により、放射線かなんかによる被害を受けた未来の地球。それより189年後に再びやってくる「セカンドウェーブ」を防ぐ為、宇宙に建設されたステーション・ステルヴィアに赴く主人公・片瀬志麻のお話。
当初はダメダメな志麻(以下しーぽん:命名はアリサ・グレンノース)だったが、元々のプログラミングの天賦の才と、ある種の割り切りにより、凄腕になってゆく。その成長の過程を見るのも楽しいが、しーぽんとだんだん接近してゆく光太の心の動きも見逃せない。
その内話が、地球を守る為の活動から「未知との遭遇」まで飛躍してしまうのには恐れ入った。それもその筈、監督は奇才・佐藤竜雄。一筋縄では行かぬ。
総じて、しーぽんのゆるゆるぽけぽけっぷりと、青春ドラマが快い作品。エンディングは、次回作の期待を十分に含んだものだったけれど、スタチャと佐藤監督との亀裂が決定的になった模様で、望み薄になってしまったのはいかにも惜しい。
木曜日17:25~
テレビ東京
4月~9月(第二期が10月~翌3月までアリ)
カレイドスター
サーカスと劇を合わせたようなエンターテインメント・「カレイドステージ」。その魅力に見入られ、入団を志願した主人公・苗木野そらの、青春物語。
当初は全くノーマークだったものの、美しい熱血ぶりと、そらが一人で家族から浮いていたと考える場面や、レイラさんとの絡みなどから、だんだんと惹かれていった。
何よりテーマが分かりやすかったし、キャラも生き生きと動いていたので、視聴に困らなかった点、非常にクオリティの高い作品だった。
そういえば、作中にホリプロのアイドルが声を当てていたキャラがいたっけな…あびる“窃盗犯”優とか、大森“ファンシーララ”玲子とか。2人とも演技は下手くそだったけどね、もちろん。
水曜日26:28~
フジテレビ
4月~9月??
ガド・ガード
謎の物質・GADに触れてしまい、鉄鋼人と呼ばれるロボットを手に入れてしまった少年・ハジキが、他の鉄鋼人使いと接触するお話。
なんと言ってもアラシの健康的なフトモモにばかり目が行きがちだが(え…俺だけ?)、絵柄とは裏腹のダークなストーリーや、渋いEDなど、かなり力はあった作品。
何が不満なのかというと、フジ系で放送されているアニメの常で、2クール26話作品の筈が、20話までしか放送されなかった点。この辺りから(「KANON」なんかでも、突然一日2話放送なんてフザけた事やってたけど)、フジ系アニメへの不信感は相当なものになったな。お陰で、総括しようにも出来ないぞ。しかも、後に放送される「R.O.D」も同じ目に合うというのだからなんとも…
木曜日19:00~
NHK教育
4月~9月
学園戦記ムリョウ
かの「ナデシコ」や「ステルヴィア」の佐藤竜雄氏が監督を務めた作品。もともとは、地上波よりも数年前に衛星で放送されていたもの。その為、セル画である。
お話は、地球に密かに宇宙人が紛れ込んでいた、というお話。地球の人間にもそれを知っている人がいたり、終いには地球が各宇宙人空の注目の的になってしまう。
といっても、個人的な注目は、その舞台にある。舞台は架空の天網(てんもう)市というところにはなっているんだけれど、これがどっからどう見ても神奈川県の西湘地区(平塚~大磯)。俺の地元というだけではなく、どうも監督が地元の出身らしく、西湘バイパスや江ノ島らしきものが描かれていたりでびっくりし、そして親近感をも抱いたりしたなぁ。
脇を固める登場人物も、いかにも佐藤節な人ばかりで、気が抜けない。非常にスケールの大きな作品だった。
月曜日25:30~
テレビ東京
4月~9月
LAST EXILE
全編CGバリバリの、爽快空中アクション巨編…とでも言っておこうか。
父が残してくれた飛行機を駆り、空を翔る少年少女のお話。
徐々に謎に近づいてゆく過程とか、一含みも二含みもある人物達…アルやタチアナ、アレックス・ロウ…の動きが特に印象的な作品だった。
金曜日24:30~
TVK
4月~6月
最終兵器彼女
平和だった筈の日常が、謎の敵の襲来により突然壊れ行く…その中で、不器用にながらも付き合い始めた彼女・ちせが、何故か正体不明の最終兵器へと改造(?)されてしまう…という、一応はシリアスなストーリー。
とにかく、襲い来る敵も、ちせが何故最終兵器になったのかも只不明なもんだから、とにかく不器用な恋人同士のすれ違いなどの純愛を楽しむ事が出来た。
火曜日18:30~
テレビ東京
4月~9月
E’s OTHER WISE
記憶がハッキリしてくるなんて書いておいて、実は良く覚えていない作品。美男美女が沢山出てくる、目に優しい舞台設定だったかな…とりあえず、明日香=篤川と、神露(シンルー)に目を奪われていたから、とでも言っておくか。…本当に記憶力悪いな、俺。
月曜日26:25~
フジテレビ
1月~休止多発の為7月まで
WOLF’S RAIN
絶滅したはずの狼が、人間の姿を変えて生き残っていた。彼らは「楽園」の手がかりになる「花の少女」・チェザと共に旅する…というのが大まかなお話。
ロードムービーを意識して作られていたようで、確かに主人公達が街々に立ち寄る姿がそう映る。「狼」そのものの孤高の存在の彼らが、傷つき、足掻き、しかしひたすらに「楽園」を目指す姿は、誰が見ても、飼いならされた自分の境遇に嫌気がさす事だろう。
総じて、センスの良い音楽と映像美を見せ付けてくれた、大人の鑑賞に堪えうる作品だった。
と、ようやく03年の前半を振り返る事が出来た…じゅ、18作品か。しかし、この辺りから一癖も二癖もある実験的な内容の作品も頻発してきて、正に深夜アニメ黄金期
とも呼べたろう。
…貴方のココロに残っている作品は、ありますか?
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