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やんごともなく

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WHO'S CLOWN?細胞具ソラミミドリーと愛しのロックスターとは如何に?

2025-03-07 08:50:41 | 日々の戯言
数年前突如として全世界に波及したコロナウィルスでエンターテインメントの常識が覆された。
当たり前が遥か後方に吹き飛び、見た事もないルールが我が物顔でまかり通る様に。


ライブは無観客でネット配信がメインと言う相互の熱量もなにもない禍々しい画面モノとなり
その後幾ばくか落ち着いた後もマスク着用で声出し無しというこれまた歪な形となった。


そんな状況下でこのドキュメンタリー映画撮影はスタートした。


何とか来れたヨあっちゃん


***


バクチクと言うバンドのする事はシンプルだ。


アルバム作ってツアー回る。ホントこれだけ。


それを数年に渡り追ったのが今回のバクチク現象Newworldだ。


映画は一部二部に分かれていて結構長いフィルムだが上記にあるシンプルを支える為の
リハであったりレコーディングであったりの裏方の映像がメインになっている。


チケット高い・・・

そして映画のはしごは腰に悪い

少々過疎化


メンバー個々プライベートショットは皆無であくまでバンドとしての姿である。


インタビューも無きにしもあらずだが残念ながらカメラマンにインタビュアーの素質は無い様で
言葉の奥行を引き出す事が出来てなかった。それは残念だがまぁいい。


話は戻るがそのシンプルの積み重ねがやがて35周年になりメンバーは還暦を超える人も出て来た。
実は彼らは結成から誰一人欠けてない。


仲良しで始まったバンドがやがて不仲で決裂するなんて古今東西ありふれた話なので
それが継続するだけでも凄いのだが、勿論バクチクに関して褒めるのはそこじゃない。


35年間未だにトップランナーとして走り続けている事が凄いのだ。


どんなに時代性な音楽を取り込んでもひとたび彼らが鳴らせばバクチクの音になる。


これがどれだけ凄い事か。


いつだって最新作が最高傑作と言い切れるのであります。


***


映画はわりと淡々と進む。


メンバーは基本的に物静かであり言い争いもトラブルも皆無だ。さすが35年目だけあって阿吽のなんたらだ。


しかしとある事に気が付いた。


コンサート毎にいつどこでのクレジットが出るのだが2022年を過ぎて運命の2023年に入ってきた。
その静かで非情なカウントダウンに冷や汗が吹き出す。







そうボーカル櫻井敦司の・・・死去だ。


ライブスタートから数曲目で倒れてそのまま帰らぬ人になったあの日。


その倒れた映像そのものは映画にはない。


実はその寸前に長きに渡った映画撮影は一区切りしていたのだ。
そんな話を櫻井本人としている映像があった。


まさかまさか後日そんな最悪の結末になるだなんて誰も想像出来なかった。出来る訳がない。


だからこの件については字幕で「櫻井敦司永眠」とだけ。


そしてその顛末やメンバーの言葉は敢えて映画では語られなかった。


だがその無言に意味を与える様に彼らは櫻井なしでも年末のライブを敢行する。


バクチクは櫻井が居なくなっても続ける事を皆に示す様に武道館に立った。


失ってはいけないものを失ったら誰だって変わらざるを得ない。


バンドだってそうだ。ただのパーツの集合体なんかではない。決して。


そしてその強い痛みを受け入れて変化する覚悟は悲しい程美しかった。




***


追伸


これをUPした3月7日はあっちゃんの誕生日だそうだ。知らなかった。ただの偶然だけれども。
でも昨年秋の上條展(その日は命日)といい1/365日を2回当てるのは・・・やっぱり偶然だろう。


とにもかくにもハッピーバースデー。


たとえこの世界に居なくたって素敵に歳を重ねて下さい。
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